■マイチェンモデルの「エクストレイル」一体どうなる?
日産のクロスオーバーSUVとしてラインナップされるのが「エクストレイル」です。
初代モデルは2000年に登場。「ガンガン使い倒せるタフギア」というコンセプトで、若者でも手が届く価格帯のSUVとしてデビューしました。
【画像】カッコいい! これが進化した「エクストレイル」です! 画像を見る
そして、世代を重ねるたびにエクストレイルはプレミアム感を増し、2022年7月に登場した現行型の4代目モデルは、ハイブリッドの「e-POWER」専用車となったこともあり、“高級SUV”へ進化しています。
そんな現行エクストレイルの登場から2年以上が経過し、そろそろマイナーチェンジが実施される頃でしょう。
その内容が気になるところですが、実はエクストレイルの兄弟車がひと足先にマイナーチェンジを受けています。
それが、北米市場で販売されている「ローグ」というSUVです。
このローグは、3代目(先代)エクストレイルから兄弟車の関係にあり、現行ローグは日本のエクストレイルよりも2年早く、2020年に北米デビューしました。
エクストレイルとローグは内外装のデザインがほぼ共通化している一方、パワートレインが異なります。
日本のエクストレイルは、エンジンで発電しモーターで駆動するe-POWER(ハイブリッド車)ですが、ローグはガソリンエンジン車のみ。
現行ローグでは、デビュー時は2.5リッター直列4気筒自然吸気エンジンを搭載していましたが、2022年モデルでは日本のエクストレイルと同じ1.5リッター直列3気筒VCターボの「KR15DDT型」に変更されました。
ただし、エクストレイルはターボエンジンを発電用とするハイブリッド車なのに対し、ローグはエンジンで直接タイヤを駆動するガソリン車となっています。
そしてこのローグは、2023年秋にすでにマイナーチェンジを実施しており、外観を一新。フロントグリルは最新の「デジタルVモーショングリル」となったほか、テールランプのデザインが変更されるなど、大きく印象を変えました。
さらにインフォテイメントシステムにはGoogleが搭載され、GoogleマップやGoogleアシスタント、Google Playなどのサービスが利用できるようになるなど、最新のアイテムを備えています。
加えて、新型ローグでは先進運転支援「プロパイロット」が手離し運転可能な「プロパイロット2.1」を搭載しており、エクストレイルのナビリンク機能付のものよりも新しいシステムが盛り込まれました。
ローグの進化を見てみると、エクストレイルも外観デザインの変更をともなうマイナーチェンジがおこなわれると考えていいでしょう。
そんなエクストレイルに対する声が、ネット上で寄せられています。
「VCターボは、他社にはできていない面白いエンジンなんだよなあ」「先日納車されたばかりの新米オーナーですが、エクストレイルはいいクルマですよ」など、現行モデルに満足しているというコメントが寄せられました。
一方で、「2.5リッターガソリンでCVTとMTの買いやすいモデルも出して欲しい」「2リッターガソリンにして価格100万円下げればいいのに」「ターボエンジン車を安く販売して!」など、ハイブリッドではなくガソリン車で、価格を安くしてほしいという要望も見受けられる状況です。
ほかにも、「初代・2代目のイメージを踏襲して欲しかった」「昔の角張ったエクストレイルが好きだったな。今のはエクストレイルじゃない感じ」など、現在の高級路線ではなく、初期のタフギア感のあるエクストレイルを求める声もありました。
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