ギブリとレヴァンテにV8最終モデル設定
マセラティは、7月13日に開幕した英グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、ギブリとレヴァンテの特別仕様車「ウルティマ」を発表した。マセラティの市販車としては最後のV8エンジン搭載モデルとなる。
【画像】マセラティ最後のV8搭載モデル【マセラティ・ギブリ、マセラティ・レヴァンテを写真で見る】 全79枚
マセラティは64年間にわたってV8エンジンを使用してきた。V8エンジンの生産は2023年内に終了予定で、その最終モデルとしてギブリとレヴァンテにウルティマ仕様が設定された。
ギブリは、標準モデルより8km/h速い最高速度334km/hにちなんで「334ウルティマ」と呼ばれ、レヴァンテは「V8ウルティマ」と名付けられた。
マセラティは、特別開発の新タイヤを装着した21インチのアロイホイールやカーボンファイバー製スポイラーなど、エアロダイナミクスの最適化によってギブリの最高速度が向上したと説明している。加速性能も向上し、ギブリ334ウルティマの0-100km/h加速は4.3秒から3.9秒に短縮された。
各モデルで103台が生産される予定だ。
1959年以来、10万台のV8エンジン搭載モデルを販売してきたマセラティだが、今後はより効率的なV6エンジン「ネットゥーノ」やバッテリーEVパワートレインに切り替えていく。
英国で開幕したグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは、ウルティマのほかに、V6エンジンを搭載した新型グラントゥーリズモ・トロフェオ、そしてEVのフォルゴーレが展示される。
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