現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ルノーの次世代電動クロスオーバー 新型「4」コンセプトモデル公開 2025年発売予定

ここから本文です

ルノーの次世代電動クロスオーバー 新型「4」コンセプトモデル公開 2025年発売予定

掲載
ルノーの次世代電動クロスオーバー 新型「4」コンセプトモデル公開 2025年発売予定

ルノー4の復活

ルノーは、2025年に発売予定の新型EV「4」のコンセプトモデル「4ever Trophy」をパリ・モーターショーで公開した。レトロスタイルの電動クロスオーバーで、今回披露されたのはオフロード仕様のデモカーだ。

【画像】ルノーの名車がEVとして復活【新型4のコンセプトとオリジナルモデルを写真で比較】 全38枚

モロッコの砂漠を横断するラリーへの参戦マシンにインスパイアされたもので、悪路走行を意識した重厚なボディキットを装着している。

このコンセプトをベースとする新型4は、CMF-BEVプラットフォームを採用し、フランス北部にある新しい生産拠点エレクトリック・シティで新型5とともに生産される予定。

世界初の量産ハッチバック、MPV、クロスオーバーなど、さまざまな呼び名がある初代4は、ルノーにとって非常に重要なモデルであり、30年にわたり800万台以上が生産された。ルノーはその車名とデザイン要素を取り入れることで、成功を再現しようとしている。

デザイン責任者のサンディープ・バンブラは、「初代4は、田舎でもオフロードでも街中でも走れるクルマでした。新型4は多目的に使えるクルマで、新型5はどちらかというと都会的なシティカーにしたい」と語っている。

コンセプトモデルはオフロードを強調したスタイルとなっているが、2025年に登場する市販モデルは実用性に重点を置いたクロスオーバーとなる。

コンセプトモデルは全長4060mm、ホイールベース2570mmで、ルノー・キャプチャーよりわずかに小さい。エンジンやトランスミッショントンネルがない分、室内スペースは広くなっているはずだ。インテリアの詳細は未公開だが、来年には明らかにされる見込み。

サブスク形式で販売?

製品責任者のロール・グレゴワールは、4と5の違いについて、AUTOCARにこう語った。

「B-SUVセグメントでは、顧客の2人に1人がメインカーとして、50%がセカンドカーとして使うので、Bハッチバック(ルノー5)よりも使用範囲が広いんです」

「そのため、広いスペースと実用性が求められます。これが、ルノー4がルノー5と一線を画すところです」

4は、42kWhのニッケルコバルトマンガン(NCM)バッテリーを床下に搭載し、航続距離は約400kmになると予想される。フロントに搭載される同期モーターは最高出力136psを発生させ、0-100km/h加速は9.0秒を切る見通し。

販売についても、新しい手法が試みられるようだ。グレゴワールはAUTOCARに対し、「4は新しい製品ですが、新しいビジネスでもあり、お客様の手に届きやすい、手頃な価格で購入できるように工夫しなければなりません」と述べている。

グレゴワールは、フランスでは約9割のクルマがリースで販売されているとし、4をサブスクリプション形式で販売する可能性を示唆した。特に、ルノー・グループが新たに独立させたモビリティのサブブランド「モビライズ」は、サブスクリプション形式で運営され、2030年までにグループ全体の収益の30%を占めると予想されている。4はその中核的な役割を果たすかもしれない。

しかし、これまでの情報によると、販売価格は2万5000ポンド(約420万円)前後になりそうだ。5が2万ポンド(約330万円)以下での発売を目指しているのに対して、4はプレミアム路線を目指しているためだ。

こんな記事も読まれています

無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
AUTOSPORT web
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
AUTOSPORT web
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベストカーWeb
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
Auto Messe Web
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
AUTOSPORT web
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
AUTOCAR JAPAN
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
Auto Messe Web
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
AUTOSPORT web
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
VAGUE
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
WEB CARTOP
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
Auto Messe Web
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
レスポンス
独創的な「近未来」フォルム! シトロエンCX 5台を乗り比べ(1) モデル名は空気抵抗係数から
独創的な「近未来」フォルム! シトロエンCX 5台を乗り比べ(1) モデル名は空気抵抗係数から
AUTOCAR JAPAN
1度の運転では好きになれない シトロエンCX 5台を乗り比べ(2) GTiにファミリアール 仏大統領も愛用
1度の運転では好きになれない シトロエンCX 5台を乗り比べ(2) GTiにファミリアール 仏大統領も愛用
AUTOCAR JAPAN
4連覇を決めたフェルスタッペン「苦しいシーズンの中で多くのことを学んだ。だからこそ特別だし、誇らしい」
4連覇を決めたフェルスタッペン「苦しいシーズンの中で多くのことを学んだ。だからこそ特別だし、誇らしい」
AUTOSPORT web
【ポイントランキング】2024年F1第22戦ラスベガスGP終了時点
【ポイントランキング】2024年F1第22戦ラスベガスGP終了時点
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

139.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14.089.9万円

中古車を検索
Kの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

139.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14.089.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村