2017年10月25日にプレスデーを迎えた東京モーターショー(一般公開日は10/28~11/5)。10:30より始まった三菱自動車のプレスカンファレンスでは益子修CEOが登壇し、新型車エクリプスクロス(日本仕様)と、コンセプトカーの「MITSUBISHI e-EVOLUTION」を世界初披露しました。以下、速報でお伝えします。
文:ベストカーWeb編集部
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■三菱の新車、エクリプスクロスは2018年3月頃発売
「今年ジュネーブショーで公開したエクリプスクロスの日本仕様を世界初公開します。このクーペSUVを今年度末(2018年3月まで)に発売し、三菱自動車を成長の軌道に乗せる第一歩とします」
壇上の益子CEOは高らかに宣言した。
今回エクリプスクロスの細かいスペックは公開されなかったが、ジュネーブショーで公開された欧州仕様は全長4405×全幅1808×全高1685mm、ホイールベース2670mm、パワーユニットは1.5Lのダウンサイジング直噴ターボ+CVTと2.2Lのクリーンディーゼルターボ+8AT。全車電子制御4WD。
(参考までに、想定されるライバルはスバルXVで全長4465×全幅1800×全高1550mm、ホイールベース2670mm)
三菱のラインアップのなかではRVRとアウトランダーの中間のサイズとなる。価格は240万円前後といったところだろうか。
スタイリッシュな「クーペSUV」という新ジャンルの確立を目指すことになる。
■名門「エボ」復活! 中身は最新技術の「全部のせ」
また三菱は今回の東京モーターショーでコンセプトカー「MITSUBISHI e-EVOLUTION」をこちらも世界初公開。
「SUVとしての新しい価値」、「EVとしての新しい価値」、「システムの融合による新しい運転体験という価値」と、3つの新しい価値を体現したモデルで、今後の三菱車に生かされるデザインおよび技術が盛り込まれている。
○三菱のデザインアイデンティティである「ダイナミックシールド」をさらに強調して採用
○電動ブレーキキャリパーを採用し、それを効率的に冷却するためヘッドライト下にエアインテークを設置
○フロント空間にエンジンが載らないEVだからこそできる大胆なオーバーハング
○パジェロのスペアタイヤをイメージしたリアの大きな六角形
○フロントに1機のモーター(前輪駆動用)と、リヤに新開発の「デュアルモーターAYC」で構成するトリプルモーター式4WDシステムに、三菱が誇る車両運動統合制御システムS-AWCを組み合わせている
○独自の運転支援コーチング機能付きAIを搭載
と、まさに最新技術の「全部のせ」といった具合。
「まだ用途が限定され、特異な存在であった頃からSUVを作り続けてきた当社だからこそできるSUVを」と益子CEOは語る。
大変チャレンジングなコンセプトカー、ぜひ市販してほしい。
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