出走クラスの細分化で運転スキルが均一に
日本のモータースポーツで最大のエントリーが集まるGR 86/BRZ Race。1レースのエントリーが100台を超えるようになった2015年から、プロドライバー向けのプロフェッショナルシリーズと、アマチュアドライバー向けのクラブマンシリーズとに分けられた。そのクラブマンシリーズも今年からさらに分化し、上級者向けのエキスパートクラスと、オープンクラスの2クラスが設定された。
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このレースシステムの変化はどのようにレースに影響したのだろうか?最大エントリー数を誇るレースの現状を報告しよう。
開幕戦の鈴鹿サーキットに集まったのは、プロフェッショナルシリーズ32台、クラブマンシリーズのエキスパートクラスが31台、オープンクラスが38台。合計101台が、上手くバランス良く分散した形だ。
これまでクラブマンシリーズはエントリーが多くなることもあって、十勝やオートポリスを除いて、予選は2組に分けて実施されてきた。このためわずかな時間差だが、雨上がりなどではコースコンディションが大きく変化するケースもあり、また組分けによって実力のあるドライバーが偏る場合もあり、運・不運がつきまとった。
しかし、今年からクラブマンシリーズが2つのクラスに分かれたことで、予選はシンプルにそれぞれのクラスで実施されたのだ。参加するドライバーやチームにとっては、歓迎すべきことだったに違いない。
ちなみにオープンクラスにエントリーできない、エキスパート認定となるのは過去シーズンの年間ランキングでトップ10入りしたドライバー。調べてみると24名で、今回エントリーしたのは5名だった。
それ以外のドライバーは、上級者とともに戦うエキスパートクラスにするか、まだまだオープンクラスで腕を磨くか、選択することができた。
そのようなエキスパートクラスで注目されたのは#38神谷裕幸だった。なにしろ昨年のシリーズランキングでトップ6に入ったドライバーでは、唯一の参戦だったのだ。ライバル不在、それだけに勝たなければならないレースでもあった。
接戦に拍車がかかるのがクラス分けの効能だ
昨年の最終戦も鈴鹿だったが、その時には若手の#610大島和也に優勝をさらわれてしまい、抑えられた神谷裕幸は2位となった。若手の台頭を見せられたレースでもあった。そして開幕戦も、まるでリフレインのように、同じシーンを見せつけられることになった。
ポールポジションを獲ったのは#305水野大だったが、1コーナーでは神谷裕幸がトップを奪う。クラッシュしたマシン回収のためセーフティカーが入り、再スタートでもリードを拡げた。そのまま独走状態で逃げきるのではないかと思われたが、シケインからの立ち上がりで痛恨のシフトミス。1コーナーで水野大選手の先行を許してしまった。
神谷裕幸は至近距離でプレッシャーを掛け続けるが、若手ながら落ち着いて走らせた水野大が抑えきり、初優勝を上げた。2位には神谷裕幸。
3位にはレースキャリアをスタートさせて3年目、86/BRZ Race初レースという#56鶴賀義幸が入った。初参戦での表彰台獲得は、栃木トヨタチームにとっても初表彰台。今シーズン、注目のニューカマーとなるに違いない。
2クラスに分割されて、一番目立っていたのは、社員ドライバーで構成されるカローラ名古屋チーム。オープンクラスでは#759湯川祐太朗が、4番手スタートから順位を上げ、オーバーテイクによってトップを奪取。見事初優勝を手にした。まだ数レースしか経験がないというのだが、落ち着いた走りだった。
その後ろを走っていたのは、予選6番手の#758安藤正明で、4位まで順位を上げると、7周目の130Rで2位だった#40志賀俊方選手がコースオフして3位へ。そのままの勢いで#559岡田 整にシケインの進入で先行したものの、そのまま斜めにシケインをショートカットしてしまった。最終的に2位でチェッカーを受けたものの、ペナルティによって10位へ降格となった。
エキスパートクラスの認定ドライバーであるエース#760岩本佳之は、予選6番手からのスタート。1周目に3位へと上がり、表彰台への期待がかかったが、その後4位へと順位を落としてチェッカーを受けた。
結果として、カローラ名古屋チームはエントリーした3台がいずれもポイントをゲットすることに成功。勢いを感じるシーズンインとなった。
シリーズ第2戦は富士スピードウェイで4月20日(土)~21日(日)に開催される。この第2戦は、2019年シーズンから導入された2ヒート制が適用される。
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