積算4221km 充電器の検索にナビは不可欠
英国仕様のレクサスUX 300eの場合、アップル・カープレイでグーグル・マップを利用できるものの、ナビが装備されるのは5万1345ポンド(約821万円)するトップグレードのタクミのみ。日本とは異なり、それ以下のグレードには装備されない。
【画像】ブランド初、純EVのコンパクト・クロスオーバー レクサスUX 最新版のNXも 全69枚
純EVの場合は特に、ナビは必要不可欠。残りのバッテリー量が怪しい時は、付近の充電器を探すうえで欠かせないからだ。
積算5016km ステアリングの調整範囲
レクサスUXは、太いCピラーと高めのウエストラインが影響し、斜め後方の視界が良くない。だがバックカメラとセンサーが付いているから、駐車時などでもほぼ困らない。
ステアリングホイールの位置調整も、背の高いドライバーにはもの足りない。筆者の身長は185cm位あるのだが、ベストと感じるポジションへ、ステアリングホイールの高さを設定できない。こちらは我慢するしかない。
積算6427km 都市近郊とも相性が良い
レクサスUX 300eでの通勤が始まってから数か月。快適な印象は変わらない。純EVは加速が鋭い一方、回生ブレーキでエネルギーを回収できるため、渋滞や信号の多い区間でも
効率的で滑らかに運転できる。
地方に住む筆者の場合は、通勤ルートの殆どが高速道路と主要な幹線道路。市街地を走る距離は短い。それでも立体駐車場や交差点では、コンパクトなボディサイズと小回りの良さで、扱いやすいと感じる。
さらにコンパクト・クロスオーバーのUX 300eは、都会で暮らすユーザーとも相性が良いようだ。先日、ロンドン郊外に住むAUTOCAR英国編集部のスタッフ、ダレン・ジョーンズへクルマを貸したのだが、とても高く評価してくれた。
ダレンは現在、次に乗るべきクルマを検討中。レクサスNXやUXも、候補の1つらしい。
快適な乗り心地と広々とした車内空間
彼の選択上の条件は、快適で、電動化技術が搭載されていて、プレミアムなSUVであること。都市部での運転のしやすさも、大切な要素だとしている。確かにこれらの項目は、レクサスUX 300eにもピタリと当てはまる。
UX 300eの快適な乗り心地と、広々とした車内空間をダレンは気に入ったらしい。比較的短めの航続距離も、ロンドン郊外に住む彼なら大きな問題ではない。英国の家庭用コンセントなら、一晩で1週間分の電気を蓄えられるとのこと。
英国の3ピン・コンセントなら、1時間当たり約11kmぶんの電気を駆動用バッテリーに充電できる。帰宅してから翌朝までに、135km相当の電気は問題なく蓄えられる計算になる。近距離通勤している彼にとって、充分以上の距離だといえる。
いつくかの不満もあった。ラグビー・チームに加わっている子供がいる彼の場合、白いインテリアは避けたいとのこと。インフォテインメント・システム用のトラックパッドは、使い勝手が良いとは感じなかったらしいが、筆者も共感する。
インテリアの雰囲気と調和しているものの、タッチモニターの方が遥かに使いやすい。移動中でも、簡単な操作ならこなせるだろう。生憎、タッチモニターを英国で選べるのはトップグレードのタクミのみなのだ。
とはいえ、検討候補から脱落するほどのマイナスポイントではないという。英国価格を考えれば、装備されていても当然に思えるが。
都市部ユーザーにとって理想的な純EV
これらを踏まえて、都心やその近郊に住む走行距離の短いユーザーにとって、UX 300eは理想的な純EVのプレミアムモデルだと、ダレンは印象を伝えてくれた。かなりの高評価だったといえる。
それとは別に、筆者が気にしている部分がいくつかある。まず、高い位置のLEDヘッドライト。対向車が眩しく感じることが多いようで、ハイビームだと勘違いされ、パッシングされたことが何度かある。車内から角度調整できると良いのだが。
もう1つが、レクサス・リンクと呼ばれるアプリ。まだ自分のスマートフォン上では、うまくセットアップできていない。筆者の不慣れもあると思うが、それだけではないようだ。もっと簡単に使えるべきだと思う。
出発前、充電ケーブルが繋がっているうちに、リモートで車内を暖められる機能もあると良い。エアコンを控えめに使っても航続距離が短めの純EVにとっては、有効だと思う。
テストデータ
気に入っているトコロ
外界との隔離性:車内は穏やかで静か。走行中でも、風切り音やロードノイズは殆ど聞こえてこない。
気に入らないトコロ
バッテリー容量:航続距離を温存するため、エアコンの利用は最小限にしている。冷えた朝は、そのことを肌で感じてしまう。
テスト車について
モデル名:レクサスUX 300e プレミアム・プラス(英国仕様)
新車価格:4万5245ポンド(約724万円)
テスト車の価格:4万5815ポンド(約733万円)
テストの記録
航続距離:241km
故障:なし
出費:なし
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「緊急車両が来て道を譲らないとどうなりますか」 理由に「『聞こえんかった』は通用するのですか」 譲るのはマナー?義務? 具体的にどう譲ればいいのですか。
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「クルマの左寄せ」苦手な人が多い!? よく見えない「左側の車両感覚」をつかむ“カンタンな方法”がスゴい! JAFが推奨する“コツ”ってどんなもの?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
アジアか現地生産で安売りできる米国でしか無理でしょ