現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「オートマ最速を目指した高圧縮ターボ仕様の初代ロードスター!」弾けるようなレスポンスが魅力!!

ここから本文です

「オートマ最速を目指した高圧縮ターボ仕様の初代ロードスター!」弾けるようなレスポンスが魅力!!

掲載 7
「オートマ最速を目指した高圧縮ターボ仕様の初代ロードスター!」弾けるようなレスポンスが魅力!!

オートマ最速仕様として製作されたチューンド!

NA領域でも鋭いレスポンスを実現する高圧縮ターボ仕様

オートマ最速仕様をコンセプトに製作し、ノーマルボディのロードスターで筑波コース1000を39秒8でラップするのが、このNA8C。手掛けたのは老舗“メカドック”。ATロードスターのチューンはかなりマイナーな存在だが、マシンメイキングはかなり本気だ。

エンジンは戸田レーシングの2mmオーバーサイズピストンでボアを85φとし、1928ccまで排気量アップ。これにGT2510タービンを組み合わせ、圧縮比10.5でブースト圧1.2キロというのが見どころだ。

ハイコンプターボとした理由は、オートマ車だと7000rpmシフトでも3500rpmまでドロップして、パワーバンドを大きくハズしてしまうから。つまり、NA領域でのパワーとレスポンスを高めるため、高圧縮でなければならなかったわけだ。また、ハイブースト仕様に合わせてN15スロットルとオリジナルサージで吸気系の容量アップも図られている。

GT2510というタービンチョイスの理由は、オートマ保護のため。他のタービンと比べるとトルクの立ち上がり方がマイルドなのだそう。エンジンの圧縮比アップに加えて投入された、メカドックのオリジナルカム(IN/EX:264度/9.2mm)によって、鋭いレスポンスを実現するエンジンに仕上がっている。最高出力は250psを誇る。

NA8C用の強化オートマは存在しないため、ノーマルで250psものパワーを受け止めなくてはならない。そのため、サーキット走行では130度にも達するATFの温度を下げるべく、フロント開口部にはATFクーラーとウォータースプレーを追加。なお、このATFクーラーはHKSの9段オイルクーラーを加工したものだ。

MT車ほどのエンジンブレーキが期待できないオートマ車は、それだけブレーキにかかる負担も大きい。そこでローター径を290mmに拡大し、ブレーキパッドもアクレの特注品を使って容量アップ。車高調は大山オートのオリジナル。組み合わされるスプリングはスウィフトのフロント14kg/mm、リヤ12kg/mmだ。

さらに、F-CON Vプロ制御でロックアップを早め、エンジンブレーキを効きやすくしてるのもオートマならでは。このNA8Cには、MT車チューンとは異なる技術やノウハウが注ぎ込まれているのである。

SPECIFICATIONS
■エンジン&駆動系:BP-ZE改1.9L仕様/燃焼室スキッシュR加工、鏡面加工、ポート段付き修正/オリジナルカムシャフト(IN/EX264度 9.2mmリフト)/TODA1.0mmメタルガスケット、85φピストン/ファミリアGT-Aeコンロッド/HKS GT2510、強化アクチュエーター、Sタイプインタークーラー/ワンオフ60φパイピング/N15スロットル/オリジナルサージタンク、インマニ、60φフロントパイプ、レーシングセミチタンマフラー(メイン76.3φ)/ARCアルミ2層ラジエター/HKS15段オイルクーラー改/サード210L/h燃料ポンプ、550ccインジェクター×4/HKS F-CON Vプロ/HKS9段オイルクーラー改ATクーラー/ATSカーボン2wayLSD ■サスペンション:大山オートオリジナル車高調(F14kg/mm R12kg/mm) ■タイヤ&ホイール:アドバンA048(F215/50-15 R225/45-16)/Fワーク(7.0J) Rケイヒン(8.0J) ■インテリア&エクステリア:オクヤマ4点式ロールバー+サイドバー/スポット増し/サイドパフォーマンスバー/スパルコバケットシート/ガレージベリータイプS Fバンパー/C-WEST GTウイング/オリジナルアンダーパネル

●取材協力 メカドック 埼玉県富士見市下南畑661-1 TEL:049-265-4987

あわせて読みたい 「これでもドリ車なんです!?」極太の10Jホイールを履きこなすNB型ロードスター極低仕様!

こんな記事も読まれています

【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
【ポイントランキング】2024年WRC最終戦ラリージャパン後
AUTOSPORT web
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
無冠の帝王が汚名返上。苦節13年で初王者のヌービル「本当に長かった。大変な努力へのご褒美だ」
AUTOSPORT web
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
フェルスタッペンがドライバーズ選手権4連覇【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP 決勝
AUTOSPORT web
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
古さと新しさが同居した天才的デザインに仰天!! ディフェンダーの「貫禄」にシビれた!!!【テリー伊藤のお笑い自動車研究所】
ベストカーWeb
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
ドリキンが自腹購入したホンダ「シビックタイプR」でチューニング指南! 無限×ヤマハコラボの「パフォーマンスダンパー」は買いです
Auto Messe Web
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
【F1第22戦決勝の要点】 岩佐歩夢が分析するメルセデスの速さの秘密「マシン特性の不利を覆すほどのいい仕事」
AUTOSPORT web
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
1.2L 3気筒+モーター3基で300ps ルノー・ラファール E-テックへ試乗 アルピーヌに相応しい走り
AUTOCAR JAPAN
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
ヒョンデ「アイオニック5」がマイチェンで航続可能距離703キロに! 気になる車両価格は523万6000円から…30台限定の「コナ マウナ ロア」にも注目
Auto Messe Web
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
『絶対完走』の重圧に耐えた勝田。来季シートがかかっていたことを示唆【ラリージャパン後コメント】
AUTOSPORT web
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 後編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
中型からステップアップ 人気の“ミドルクラスネイキッド”スズキ「SV650」とカワサキ「Z650RS」どっちを選ぶ?【スペックでライバル比較】
VAGUE
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
ラリージャパンで一般車の侵入という衝撃トラブルが発生! SSのキャンセルもあるなかトヨタ勢は2・3・5位に着ける
WEB CARTOP
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
米国にある「廃車の山」で見つけたお宝 40選 前編 ジャンクヤード探訪記
AUTOCAR JAPAN
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
サーキット派に朗報! ウェッズスポーツ「TC105X」に16インチの新サイズ登場…マツダ「ロードスター」や走りのFF車にオススメです
Auto Messe Web
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
【ラリージャパン2024】最終ステージでトヨタが逆転! マニュファクチャラーズタイトル4年連続獲得、豊田章男会長「感動という共感を生んだ」
レスポンス
独創的な「近未来」フォルム! シトロエンCX 5台を乗り比べ(1) モデル名は空気抵抗係数から
独創的な「近未来」フォルム! シトロエンCX 5台を乗り比べ(1) モデル名は空気抵抗係数から
AUTOCAR JAPAN
1度の運転では好きになれない シトロエンCX 5台を乗り比べ(2) GTiにファミリアール 仏大統領も愛用
1度の運転では好きになれない シトロエンCX 5台を乗り比べ(2) GTiにファミリアール 仏大統領も愛用
AUTOCAR JAPAN
4連覇を決めたフェルスタッペン「苦しいシーズンの中で多くのことを学んだ。だからこそ特別だし、誇らしい」
4連覇を決めたフェルスタッペン「苦しいシーズンの中で多くのことを学んだ。だからこそ特別だし、誇らしい」
AUTOSPORT web

みんなのコメント

7件
  • やめとけ
    マツダと日産のオートマはすぐ壊れるからな
  • 元々が限界値の低い車だから、吸排気いじるだけでも
    それなりに楽しめるんじゃない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村