F1第6戦スペインGPのフリー走行2回目がカタルニア・サーキットで実施された。メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。
例年はヨーロッパラウンドの開幕戦として5月に開催されていたスペインGP。今季はコロナ禍の影響で8月の開催となっており、FP2は気温30度、路面温度48度というホットコンディション。FP1よりも10度以上路面温度が上がり、陽炎もゆらめく中でセッション開始時刻を迎えた。
【動画】2020F1第6戦スペインGPフリー走行2回目ハイライト
セッション開始から3分ほどが経ち、マクラーレンのランド・ノリスがまずコースイン。バージボード部分に気流の流れを可視化するフロービズを塗っての走行となった。ノリスのコースインを皮切りに中団チームが走行を始め、コース上を走行する台数が増えていった。
ノリスがミディアムタイヤで1分19秒221までタイムアップしたところで、バルテリ・ボッタス(メルセデス)やフェラーリ勢が走行を開始。ミディアムタイヤを履いたシャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分19秒050で首位に立ち、ハードタイヤのボッタスが僅差の2番手につけた。
ワンテンポ遅れてミディアムタイヤでタイムを記録したハミルトンは1分17秒970を叩き出し、ルクレールに1秒以上の差をつけた。
ボッタスは2度目のアタックで1分18秒590までタイムを更新。一方、レッドブルのマックス・フェルスタッペンもミディアムタイヤでタイム計測を行ない、ハミルトンと0.427秒差の2番手となった。
セッション残り時間が1時間になろうかというタイミングで、ボッタスがソフトタイヤを履いてコースイン。他車に先駆けて予選シミュレーションを開始すると、1.4秒ほどタイムアップし、1分17秒170をマークした。
これに続き、各車続々とソフトタイヤでアタックを実施。ハミルトンは全セクターで全体ベストを更新し、ボッタスに0.287秒の差をつける1分16秒883とした。
レッドブルはフェルスタッペンがセクター1で全体ベストを記録し、ハミルトンと0.821秒差の3番手につけた一方、アレクサンダー・アルボンはトラフィックの間を駆け抜けながらのアタックでところどころ挙動を乱す場面もあり、13番手と上位に食い込むことができなかった。
一方、開幕からノーポイントが続いているハースのロマン・グロージャンはチームからも賛辞が送られるほどのアタックを見せ、ルクレールを僅差で上回る5番手。ルノーのダニエル・リカルドは4番手と上位につけた。
各車のアタックが落ち着いた残り時間40分ごろから、メルセデス勢が真っ先にロングランをスタート。前戦ではタイヤマネジメントに手を焼き苦杯をなめただけに、ピット出口でのスタート練習を含め、まずは2台共にソフトタイヤのデータを収集した。
他にも多くのマシンがソフトタイヤで10~15周ほどの走行を実施した。メルセデスはその後ハミルトンがミディアム、ボッタスがハードタイヤで走行。フェルスタッペンはミディアムでラップを重ねていった。ただ、ボッタスは無線で「(ハードタイヤは)驚くほどグリップがない」と無線で報告。コースオフしグラベルを走るシーンもあった。
グロージャンはソフトタイヤで20周まで周回を重ねたものの、残り時間9分のところでピットイン。「パワーを失った」と訴え、一足先に走行を切り上げることになってしまった。
その他には特に大きなトラブルもなく、そのままセッションが終了。結局ハミルトンが首位、ボッタスが2番手に続いた。前戦ではタイヤのオーバーヒートに苦しめられたメルセデスだが、今回は安定したペースでロングランをこなしていた。
フェルスタッペンはハミルトンと0.821秒差の3番手。ただ、ロングランではメルセデス勢と同じようなペースを見せていた。
前戦から速さを見せているリカルドが4番手。グロージャンの5番手はチームにとって希望の光となりそうだ。
フェラーリはルクレールが6番手となった一方、セバスチャン・ベッテルは12番手と苦しんだ。また、レッドブルのアルボンも13番手とアタックを決めきれなかった。
アルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリーが僅差の中団争いの中で10番手。ダニール・クビアトは17番手だった。
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