WECは2024年シーズンに向けて、エントリー数をこれまで計画していた40台ではなく、最大37台とする方針を固めた。
これまでWECはハイパーカークラスのエントリー台数が大幅に増加する見込みであること、来季からLM-GTE Amクラスに代わって新設されるLMGT3に多くのメーカーが参戦できる枠を確保するため、シリーズエントリー台数を現在の36台から増やす意向を示していた。
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その数が40台というものだったが、シリーズ主催者のFIAとACO(フランス西部自動車クラブ)は、2023年最終戦バーレーンの場で、これまでの意向とは異なり来シーズンのエントリー数が37台になる予定だと明らかにした。
WECのフレデリック・ルキアンCEOは37台というエントリー数が「適切な数字だ」と語っている。
「それが計画だ。ただ目標は2025年にグリッドを拡大することだ」
最大エントリー数が37台という数字となったことには、シリーズの開催予定に含まれているイモラとCOTAにおける、利用可能なピットボックスの数が37という点が背景にある。この数字が、来シーズンの開催サーキットの中で、最も少ないピットボックスの数になっているのだ。
なおエントリー数拡大のためLMGT3のチームにひとつのピットで2台のマシンを走らせることを検討しているとも伝えられていたが、ACOのピエール・フィヨン会長は「マシンへの燃料給油が複雑すぎる」ことが妨げになったと明かしている。
「2台のマシンが同じガレージを利用するということは、ふたつの給油システムが必要だということを意味する。それはアンフェアだ」とフィヨン会長は語った。
なお2025年にはアストンマーチンがハイパーカークラスへの参戦を予定している。加えてランボルギーニも2台目のマシンを追加することが予想されているが、エントリー数の問題をどう克服するのかについて、彼らは口を開いていない。
フィヨン会長はハイパーカークラスとLMGT3クラスの2クラスの、それぞれの台数についてまだ決定していないとしており、11月20日のエントリー締め切りの後に実施されるFIAとACOの選考委員会によって決定されると主張した。
そしてFIA耐久委員会のリシャール・ミル委員長はエントリー数が定員を超えてしまうと予想していると認めている。
彼はエントリーを拒否することについて「残念だが、我々はその決断を下さなければならない。簡単なことではない」と語っている。
なお来シーズンはハイパーカークラスが19台、LMGT3が18台になるというのが、もっぱらの見方だ。またフェラーリが3台目の499Pを走らせる場合、ハイパーカークラスは20台のリクエストが発生することになる。
LMGT3参戦メーカーは、ポルシェ、フェラーリ、アストンマーチン、シボレー、レクサス、ランボルギーニ、BMW、フォード、マクラーレンがそれぞれ2台を参戦させることになるだろう。
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