世界耐久選手権(WEC)を主催するFIAとACOの技術代表団は、6月10日~11日に行なわれたル・マン24時間レース後の精査を経て、パーツを回収した6台のマシンの適合性を確認。これによりル・マン24時間レースの最終リザルトが確定した。
パーツが回収された6台は、総合トップ3の51号車フェラーリ499P、8号車トヨタGR010 HYBRID、2号車キャデラックV-Series.R、ハイパーカークラスの93号車プジョー9X8、5号車ポルシェ963、そしてLMP2クラスを制した34号車インターユーロポール・オレカギブソン07だ。
■ル・マンLMP2クラス覇者のシェラー、不全骨折と靭帯損傷が判明。GTE Am車両に足轢かれるも計8時間を走破
最終リザルトが発表される直前の7月21日(金)に公開されたブルテンには次のように記されていた。
「2号車、5号車、8号車、51号車、93号車、34号車について、イベントで回収されたパーツのさらなるチェックが行なわれた」
「深く分析した結果、全車がそれぞれのレギュレーションに適合していることが判明した」
リザルトの確定が遅れたのは、インターユーロポールに関する調査が原因だと理解されている。
ハイパーカークラスのチームは7月初めに開催されたモンツァ戦で、回収されたパーツが返却され、マシンに問題が無かったことが明らかになっていた。
インターユーロポールは、通常エンジン制御ユニット(ECU)やステアリングホイール、インテリジェント・パワースイッチ(IPS)の返却をモンツァ戦前に受けており、そのマシンでモンツァも走っている。
ただ、その中で未返却だったのがワイヤリングハーネス一式。インターユーロポールのル・マンでのパフォーマンスは、他のLMP2チームやドライバーの一部から疑問視されていた。
注目を集めたのは、コースの重要区間におけるマシンの加速だった。
優勝したインターユーロポールのオレカは、低速で4速、5速、6速を使用できるLMP2チーム用オプション・ギヤボックスを装備してレースに臨んでいた。
プレマの2台もこのオプションを装備して走ったものの、チームが入手したGPSデータによると、インターユーロポールはミュルサンヌ・ストレートのシケイン出口ふたつと、ミュルサンヌコーナーの出口での加速で上回っていたという。
しかしインターユーロポールは不正行為の疑惑全てを否定し、クラス最速のマシンではなかったと指摘していた。
チームは声明の中で次のように述べている。
「インターユーロポール・コンペティションは、ル・マン24時間レースに関する全ての精査と技術チェックを通過し、レース結果が公式と認められたことを歓迎する」
「6月の伝説的なレースでチェッカーフラッグを受けて以来、我々の勝利が不正な手段で達成されたのではないかという憶測や陰口が絶えなかった」
「ドライバー、エンジニア、マネージメントチーム、オーナー、クルーの努力と献身、そして技術によって、革新的かつ勇敢で大胆、そして完璧に実行された戦略とパフォーマンスによって、この勝利が達成されたことを疑う余地はなかった」
「ライバルチームやメディアの一部から非難を浴びたことで、我々の成果を十分に享受し、祝うことができなかったのは残念だった」
「しかし今日、FIAから我々の勝利が正当なものであることが確認されたことで、我々は存分に祝福し、チームのためにWECへの挑戦に邁進するつもりだ」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
FIAがフロア摩耗に関する取り締まりを強化。フェラーリ、メルセデス等に加え、抜け穴を指摘したレッドブルも修正
FIA/WRCがラリージャパンのSS12キャンセル理由を説明「許可されていない車両が進入し、スタートラインを塞いだ」
「いきなりステージから現れたんだ」エバンス、WRCラリージャパン“一般車両乱入事件”を語る。当該SSは安全確保のため中止に
タイトルに王手のフェルスタッペンが苦戦、ミディアムで17番手「タイヤが機能せず氷の上を走っているよう」/F1第22戦
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
あのルールオモロイか?