小さなアウトランダー? 三菱の新「小型SUV」
三菱自動車は2023年6月10日(木)、インドネシア国際オートショーにて新型コンパクトSUV「エクスフォース」を世界初披露しました。
同社はインドネシアで生産。同国で販売を開始し、アセアン地域から順次、他地域へと展開します。
サイズは全長4390×全幅1810×1660mmの5人乗り。居住性や使い勝手などを満たしたうえで、アセアン地域のニーズを徹底的に汲み取り、現地の路面環境でチューニングを繰り返して開発したといいます。最低地上高は222mmが確保されており、18インチのホイールと大径タイヤで悪路走破性を確保したとのこと。
たとえば、アセアン地域の街中で頻繁に見られるUターンでも取り回しがよいよう、最小回転半径はクラス最小の5.2mを実現しているほか、三菱車として初採用となる「ウェットモード」を含む4つのドライブモードを搭載しています。ウェットモードは、雨天時の濡れた路面で旋回性と安定性を向上させ、激しい雨による冠水路でもハンドルが取られにくいモードだそう。スコールの多いアセアン地域ならではの特徴ですが、日本の環境でもマッチするかもしれません。
室内はクラストップレベルの座席空間が確保されているほか、リクライニングは8段階で調整できるといいます。また、ヤマハと共同開発した「ダイナミックサウンドヤマハプレミアム」も初搭載。これはヤマハとしても本格的に車載オーディオへ進出する大きな一歩に位置付けられています。
「エクスフォース」はアセアン地域を皮切りに南アジア、中南米、中東、アフリカへと展開を拡大する方針。日本導入はアナウンスされていませんが、世界戦略車に位置付けられています。
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