運営元:外車王SOKEN
著者 :松村 透
自動車ディーラーでアットホームなフェアイベントを満喫!ナガセ自動車サンクスフェアのイベントレポート
さ去る2022年6月26日、道の駅おおた(群馬県太田市)で『サンブレフェスタ2022』が開催されました。日本車・輸入車を問わず、集まったクルマは約50台。さらにこのイベントの目玉ともいえる「ハンドメイドのタイレルP34」が今年も展示され、猛暑日にもかかわらず多くの来場者が訪れていました。
今回、筆者も取材を兼ねてイベントに参加してきました。当日のエントリー車両を可能な限り撮影しましたので、ぜひご覧ください!
■サンブレフェスタ2022:今年もタイレルP34の展示が実現!
昨年に引き続き「カスタムビルド&レストア WATAHIKI」代表である綿引雄司氏が、自ら設計し、造り上げた『ハンドメイドの6輪F1マシンタイレルP34』の展示が実現し、注目を集めていました。
今年展示されたタイレルP34、昨年と大きな違いが2つあります。
まず1つめは「実走行できるようになったこと」。
2つめは「新たなカウルをまとって展示されたこと」が挙げられます。
綿引氏のYouTubeチャンネルをご覧になっている方はご存知のように、このタイレルP34はオブジェではなく、実際に走ることができるのです(しかも速い!)。
キャリアカーから展示スペースまでの移動も、昨年は手押しだったのが、今年は綿引氏自ら敷地内をドライブするというサプライズ演出。
そしてもうひとつ。
これまで製作していた1977年仕様とは異なる、1976年仕様を新たに製作。
イベント当日はまだ製作段階で、アルミ地むき出しのまま会場に現れました。
これもいましか見られない貴重な姿といえるでしょう。
綿引氏がご自身のYouTubeチャンネルでイベントを告知していたこともあり、県外(しかもかなり遠方)から足を運んだ方も多かったようです。
来場者のひとりである吉田さんも、YouTubeで告知でイベントの存在を知りったひとり。
若いときに吉田さんが製作したタイレルP34のプラモデルを持参して、綿引氏や、タイレルP34と2ショット撮影が実現。その後も、綿引氏と楽しそうに談笑していました。
ときどき誤解されるのが、綿引氏が実車タイレルP34(つまり本物)を所有していると思われている方がいらっしゃるようです。
しかし、実際には綿引氏が図面を引き、ハンドメイド、つまり手作りでここまで仕上げたマシンなのです。
「手作りでF1マシンを造っちゃう人が日本にいる(しかも6輪F1!)」という行為が現実離れしていて、今ひとつ実感が少ないのかもしれません。
■【YouTube】CBR WATAHIKI
https://www.youtube.com/user/cbrwatahiki
※今回のサンブレフェスタ会場に展示されたタイレルP34については、詳しくは下記記事をご覧ください!
●ハンドメイドによる「アルミのイオタ」の生みの親が「6輪F1マシン・タイレルP34」を公開!
https://www.gaisha-oh.com/soken/watahiki-tyrrell-p34-ep4/
※これまでの製作風景を取材した記事はこちらです。
●ハンドメイドによる「アルミのイオタ」の生みの親が「6輪F1マシン製作」に掛ける想いとは[vol.3]
https://www.gaisha-oh.com/soken/watahiki-tyrrell-p34-ep-3/
●ハンドメイドによる「アルミのイオタ」の生みの親が「6輪F1マシン製作」に掛ける想いとは[vol.2]
https://www.gaisha-oh.com/soken/watahiki-tyrrell-p34-ep2/
●ハンドメイドによる「アルミのイオタ」の生みの親が「6輪F1マシン製作」に掛ける想いとは
https://www.gaisha-oh.com/soken/watahiki-tyrrell-p34-ep1/
■サンブレフェスタ2022:輸入車編
メーカーや生産国、年式を問わずエントリー可能なサンブレフェスタ。
1960年代のイギリス車から、2000年代のイタリアンスーパーカーまで・・・。
なかには日本に1台といわれるジネッタG60や、フェラーリ250GTOを手がけたジオット・ビッツァリーニがデザインしたディーノ246GTSといったレアなモデルもエントリー。
今回、フィアットX1/9オーナーの方たちが結成した「グループ ラナバウト」がエントリーしたことで、色とりどり、仕様の異なる同車が10台ほど並ぶ姿に驚きました。
そこかしこで「懐かしいなぁー」という声が聞こえたのも印象的です(街でフィアットX1/9を見掛けるだけでも「おっ!」ってなりますし)。
■サンブレフェスタ2022:日本車編
輸入車勢に比べると割合は少なめでしたが、濃い面々がそろった日本車勢。
トヨタ クラウン2ドアハードトップ2600スーパーサルーンをはじめ、日産フェアレディ240ZGやハコスカGT-RことスカイラインGT-R、マツダコスモスポーツといった往年のモデルや、6速MTに換装したトヨタMR2、ホンダNSX(AT)など、クルマ雑誌を飾るようなクルマばかり。
そして、群馬県太田市といえばスバルのお膝元でもあります。
今回のサンブレフェスタでは4台のスバル360(1964年製のスタンダード、1967年製のデラックス、1968年製のデラックス、1969年製のスーパーデラックス)を展示。
それぞれの個体の微妙な違いにも注目です。
■サンブレフェスタ2022:他にも見所が満載!
サンブレフェスタの参加費用はありません。
つまり無料です。
その代わり、各参加者にはビンゴ大会用の商品を提供します。
全員参加・ハズレなしのため、参加者であれば何らかのグッズが手に入るため、大いに盛りあがりました。
その他、ショップの出展や道の駅おおたの副駅長・牛来美佳さんのコンサートや、フェラーリの木製モデラーとして知られる山田健二氏が製作(手作り!)した1/6サイズのフェラーリF40が展示されるなど、幅広い来場者が楽しめるプログラムが盛りだくさんなのもサンブレフェスタの特徴なのです。
昨年6月に高崎シティギャラリーで開催された「Ferrari 木製モデラー山田健二の世界展」で拝見したときは製作途中だったフェラーリF40。
今回、完成形を間近で眺めることができたのは嬉しいハプニングでした。
■サンブレフェスタ2022:まとめ
梅雨時で雨が心配されましたが、イベントの翌日には関東甲信地方で梅雨明けが発表されるなど、35度を超える猛暑のなかで開催された今年のサンブレフェスタ。
たまたま道の駅おおたに立ち寄ったライダーの方や、一般の方も、珍しいクルマが一堂に会した光景に驚いていました。
来場者として自由気ままに会場内を散策して、店内でお土産を買って帰るもよし!(オススメは太田市特産の『やまといも』です)、エントリーしてゆったりと休日を過ごすもよし!です。
何しろ会場が道の駅だけに、休憩スペース、飲食、トイレといった設備も充実しているので安心です。
来年は参加してみたいという方、「まずは毎月第2日曜日に道の駅おおたで開催されているサンデーブレックファスト(通称サンブレ)」に顔を出してみてくださいとのことでした。
サンデーブレックファスト(通称サンブレ)の模様を取材した記事はこちらです。
■クルマでつなげる地域貢献の輪!道の駅おおた『サンデーブレックファスト』のクリーン作戦
https://www.gaisha-oh.com/soken/sunbre-ota-since-2013/
■「道の駅おおた」について
・所在地:〒370-0421 群馬県太田市粕川町701-1
https://goo.gl/maps/E3vus5Vmbpjn8mz68
・電話:0276-56-9350
・FAX:0276-56-9351
・駐車場;普通車:126台、大型車:40台、身体障害専用:4台
・URL:http://michinoeki-ota.com
■道の駅 おおた <公式> Facebookページ
https://www.facebook.com/michinoeki.ota/
■道の駅おおた広報「おっくん」 Facebookページ
https://www.facebook.com/ekicho.ota/
■道の駅 おおた <公式> Twitter
https://twitter.com/michinoekiota
[ライター・カメラ/松村 透]
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