電動の垂直離着陸機をポルシェとボーイングが共同開発
ポルシェと航空機メーカーのボーイングは、プレミアム都市間における移動手段の開発、都市交通の空域への拡大の調査を目的とする覚書に署名した。このパートナーシップにより、両社がそれぞれの市場で持つ強みと経験を活かし、将来に向けたプレミアムな都市型エアモビリティカーの研究・開発を進めていくことになる。
ポルシェとボーイング、プレミアム「都市間エアモビリティ」開発で提携を発表
ポルシェのセールス&マーケティング担当役員のデトレフ・フォン・プラーテンは、今回のパートナーシップ発表について以下のように説明した。
「ポルシェは自動車だけだけでなく、プレミアムモビリティをリードするブランドになることで、スポーツカーメーカーとしての事業範囲を拡大しようとしています。今回の提携は、長期的に旅の概念が三次元化することを意味しています。ポルシェとボーイングという、グローバル企業の強みを組み合わせることで、潜在的な可能性を秘めたマーケットに対応していくことができるのです」
現在、ボーイング、ポルシェ、そしてボーイングの子会社である「オーロラ・フライト・サイエンス(Aurora Flight Sciences)」は、電動の垂直離着陸機を開発中。今後、両社に加えてポルシェの子会社である「ポルシェ エンジニアリング サービス(Porsche Engineering Services GmbH)」などがプロトタイプの完成後の実機テストを予定している。
2025年に爆発的な拡大が予測される都市間の空中移動
ボーイングの次世代航空機開発部門である「ボーイング ネクスト(Boeing NeXt)」の副社長兼ゼネラルマネージャーのスティーブ・ノルドルンドも今回の協業について期待を隠さない。
「このコラボレーションは、安全で効率的な新しいエコ移動システムの開発を目的に結ばれました。自動車メーカーをリードするポルシェが、プレミアム都市間における航空移動の開発に加わる意義は非常に大きいと言えるでしょう。ポルシェとボーイングは共に技術的やスタイルで革新をもたらし、世界中の都市で空中移動を実現すべく、事業を加速していきます」
ポルシェ・コンサルティングによる2018年の調査では、都市間の空中移動市場は、2025年以降に爆発的に拡大すると予測。都市間の空中移動は、従来の地上輸送より効率的で速度が高いだけでなく、低コストでより柔軟性に富むと言われている。
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