MotoGP第20戦バレンシアGP MotoGPクラスのスプリントレースが11月25日に行なわれた。優勝はホルヘ・マルティン(プラマック)だった。
バレンシアGPは2023年シーズン最終戦となるが、最高峰クラスは最後までタイトル争いがもつれ込んでおり、首位のフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)をマルティンが21ポイント差で追いかけている。
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予選の結果、マルティンは6番手スタート。一方でバニャイヤはQ1スタートだったにもかかわらず最終的にマルティンを上回る2番手を確保した。ポールポジションはマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が獲得した。
全13周で争われるスプリントレースは、バニャイヤが好スタートを切って先頭に立ったかと思われたが、ポールシッターのビニャーレスが意地を見せてすぐさまオーバーテイクし返した。
2番手以降ではバニャイヤ、マルティン、ブラッド・ビンダー(KTM)といったライダーが1周目に激しくポジションを争うと、マルティンとバニャイヤが接触しそうになる場面もあった。その結果隊列に乱れがあり、バニャイヤは5番手に後退してしまった。
マルティンはそれ以降も手を緩めず攻め続け、ビンダーの後ろ3番手で前を追いかけた。
5番手に後退したバニャイヤは少しずつ差を広げられてしまい、3周を終えた段階でトップ集団からは約1秒の差となっていた。その後もバニャイヤは差を詰めることができず離されていく展開が続いた。
トップ争いでは5周目あたりからビンダーがビニャーレスに対してチャージをかけ始め、6周目には一度オーバーテイクを仕掛けていった。ただ抜き切ることができず、ビニャーレスが先頭を維持した。
ビンダーは7周目にもう一度仕掛け、ビニャーレスをパス。しかしビンダーは次の周、若干ラインをはらませた瞬間を見逃さなかったマルティンに、トップを奪われてしまった。
マルティンは一度トップに立った後は、大きなリードを築くまでは行かずともビンダーに反撃を許さずに走り続けた。ラストラップは約0.3秒の差を維持してフィニッシュし、今シーズン9度目のスプリントレース勝利を挙げた。2位はビンダー、そして3位はマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)だった。
バニャイヤは序盤に一度ポジションを落とした後は、無理をしない走りで5位を確保。マルティンが勝利したことでポイント差は14点まで縮まっており、タイトル決定は決勝レースへと持ち越された。
なおバニャイヤは決勝レースで5位以上に入れば、たとえマルティンが優勝した場合でも2023年のチャンピオンが決定する。そのためマルティンとしてはスプリント同様にまず優勝を目指すレースとなるだろう。
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みんなのコメント
ペッコはリードしているから 無理はせず、守りに入った走りになる
マルティンはビハインド分 リスクを背負い、攻めの走りができる
精神的には ドローだ