現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 崖っぷちマルティン、スプリント9勝目で逆転王座の希望つなぐ。バニャイヤ5位で差は14点に|MotoGPバレンシアGP

ここから本文です

崖っぷちマルティン、スプリント9勝目で逆転王座の希望つなぐ。バニャイヤ5位で差は14点に|MotoGPバレンシアGP

掲載 1
崖っぷちマルティン、スプリント9勝目で逆転王座の希望つなぐ。バニャイヤ5位で差は14点に|MotoGPバレンシアGP

 MotoGP第20戦バレンシアGP MotoGPクラスのスプリントレースが11月25日に行なわれた。優勝はホルヘ・マルティン(プラマック)だった。

 バレンシアGPは2023年シーズン最終戦となるが、最高峰クラスは最後までタイトル争いがもつれ込んでおり、首位のフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)をマルティンが21ポイント差で追いかけている。

■グレシーニ移籍のマルケス、輝きを取り戻しドゥカティ陣営を”破壊”するのか?「僕はウイナーであり、キラーなんだ」

 予選の結果、マルティンは6番手スタート。一方でバニャイヤはQ1スタートだったにもかかわらず最終的にマルティンを上回る2番手を確保した。ポールポジションはマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が獲得した。

 全13周で争われるスプリントレースは、バニャイヤが好スタートを切って先頭に立ったかと思われたが、ポールシッターのビニャーレスが意地を見せてすぐさまオーバーテイクし返した。

 2番手以降ではバニャイヤ、マルティン、ブラッド・ビンダー(KTM)といったライダーが1周目に激しくポジションを争うと、マルティンとバニャイヤが接触しそうになる場面もあった。その結果隊列に乱れがあり、バニャイヤは5番手に後退してしまった。

 マルティンはそれ以降も手を緩めず攻め続け、ビンダーの後ろ3番手で前を追いかけた。

 5番手に後退したバニャイヤは少しずつ差を広げられてしまい、3周を終えた段階でトップ集団からは約1秒の差となっていた。その後もバニャイヤは差を詰めることができず離されていく展開が続いた。

 トップ争いでは5周目あたりからビンダーがビニャーレスに対してチャージをかけ始め、6周目には一度オーバーテイクを仕掛けていった。ただ抜き切ることができず、ビニャーレスが先頭を維持した。

 ビンダーは7周目にもう一度仕掛け、ビニャーレスをパス。しかしビンダーは次の周、若干ラインをはらませた瞬間を見逃さなかったマルティンに、トップを奪われてしまった。

 マルティンは一度トップに立った後は、大きなリードを築くまでは行かずともビンダーに反撃を許さずに走り続けた。ラストラップは約0.3秒の差を維持してフィニッシュし、今シーズン9度目のスプリントレース勝利を挙げた。2位はビンダー、そして3位はマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)だった。

 バニャイヤは序盤に一度ポジションを落とした後は、無理をしない走りで5位を確保。マルティンが勝利したことでポイント差は14点まで縮まっており、タイトル決定は決勝レースへと持ち越された。

 なおバニャイヤは決勝レースで5位以上に入れば、たとえマルティンが優勝した場合でも2023年のチャンピオンが決定する。そのためマルティンとしてはスプリント同様にまず優勝を目指すレースとなるだろう。

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

スズキが新型「スペーシアギア」初公開! 丸目ライト×縦グリルの“ジムニー顔”で登場! アウトドア仕様の内装がスゴい!
スズキが新型「スペーシアギア」初公開! 丸目ライト×縦グリルの“ジムニー顔”で登場! アウトドア仕様の内装がスゴい!
くるまのニュース
コンチネンタル、ソフト定義自動車や自動運転の最新技術発表へ…IAAトランスポーテーション2024
コンチネンタル、ソフト定義自動車や自動運転の最新技術発表へ…IAAトランスポーテーション2024
レスポンス
BMWジャパン、EVステーションワゴン「i5ツーリング」を披露 小澤征悦さんがオリジナル曲を演奏
BMWジャパン、EVステーションワゴン「i5ツーリング」を披露 小澤征悦さんがオリジナル曲を演奏
日刊自動車新聞
911の進化はとどまるところを知らない!パフォーマンスハイブリッドを搭載した「ポルシェ 911 GTS」の走りは?
911の進化はとどまるところを知らない!パフォーマンスハイブリッドを搭載した「ポルシェ 911 GTS」の走りは?
AutoBild Japan
名古屋~高崎が最短ルートに!? 長野の“山岳地帯”つらぬく新高速道路「上田諏訪連絡道路」のすごさとは 「地味に遠回り」解消図る超短絡路
名古屋~高崎が最短ルートに!? 長野の“山岳地帯”つらぬく新高速道路「上田諏訪連絡道路」のすごさとは 「地味に遠回り」解消図る超短絡路
くるまのニュース
小学生からEV技術者育成へ、日産が英国に世界的な訓練施設を建設
小学生からEV技術者育成へ、日産が英国に世界的な訓練施設を建設
レスポンス
「飛葉ちゃんのCB750FOUR」が青島文化教材社から1/12スケールのプラモデルで2024年11月発売予定!
「飛葉ちゃんのCB750FOUR」が青島文化教材社から1/12スケールのプラモデルで2024年11月発売予定!
モーサイ
昔じゃ考えられない「長期の夏季休暇」を設定する新車ディーラー! 最大10連休なんて店もあるが裏で苦悩するディーラマンもいる
昔じゃ考えられない「長期の夏季休暇」を設定する新車ディーラー! 最大10連休なんて店もあるが裏で苦悩するディーラマンもいる
WEB CARTOP
トヨタが「新たなクラウン」を初公開! 話題の「エステート」はどうなる? SUVやセダン以外のモデル登場は? クラウン群の行方とは
トヨタが「新たなクラウン」を初公開! 話題の「エステート」はどうなる? SUVやセダン以外のモデル登場は? クラウン群の行方とは
くるまのニュース
カワサキ「Z2」マフラーから白煙の原因を排気ポートから診断!
カワサキ「Z2」マフラーから白煙の原因を排気ポートから診断!
バイクのニュース
サーブ 9-3Xは派手さはないが、よくできたクロスオーバーSUVだった【10年ひと昔の新車】
サーブ 9-3Xは派手さはないが、よくできたクロスオーバーSUVだった【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
6月販売ランキング、NーBOX首位返り咲き!ダイハツ・タント3位に浮上!(24年6月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20とブランド別販売台数 )
6月販売ランキング、NーBOX首位返り咲き!ダイハツ・タント3位に浮上!(24年6月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20とブランド別販売台数 )
カー・アンド・ドライバー
スバルから新「凄い4ドアセダン」登場! 300馬力超えの水平対向ターボエンジン搭載!? 謎の「X FUTURE」が九州を走る!?
スバルから新「凄い4ドアセダン」登場! 300馬力超えの水平対向ターボエンジン搭載!? 謎の「X FUTURE」が九州を走る!?
くるまのニュース
巨大リアウイングがそびえ立つ! 670馬力の史上最強・最速のWRX 米国スバル「WRXプロジェクト・ミッドナイト」登場
巨大リアウイングがそびえ立つ! 670馬力の史上最強・最速のWRX 米国スバル「WRXプロジェクト・ミッドナイト」登場
VAGUE
夜間も車が停めやすい! 埋め込み型ソーラーライトが便利 
夜間も車が停めやすい! 埋め込み型ソーラーライトが便利 
月刊自家用車WEB
トヨタ新型「“タフ”バン」発表! 超“斬新”シフト&大口顔がカッコイイ! 超静音な「プロエースE」伊で登場
トヨタ新型「“タフ”バン」発表! 超“斬新”シフト&大口顔がカッコイイ! 超静音な「プロエースE」伊で登場
くるまのニュース
新型[フロンクス]はいいところ取りのサイズ感! 全長が[ライズ]全幅が[ヤリスクロス]と同じ! 取り回し性能は1番だった!
新型[フロンクス]はいいところ取りのサイズ感! 全長が[ライズ]全幅が[ヤリスクロス]と同じ! 取り回し性能は1番だった!
ベストカーWeb
【新型フロンクス内装解説】WR-Vに圧勝のデキ!! 内装色&後席エアコンは要改善!?
【新型フロンクス内装解説】WR-Vに圧勝のデキ!! 内装色&後席エアコンは要改善!?
ベストカーWeb

みんなのコメント

1件
  • wat********
    14点差
    ペッコはリードしているから 無理はせず、守りに入った走りになる
    マルティンはビハインド分 リスクを背負い、攻めの走りができる
    精神的には ドローだ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村