魅力的なクルマであることを前提に、ガソリン/ディーゼルのほかに電動パワートレインを選べる。そんな多彩なクルマ選びを可能にした、プジョー、シトロエン、DSオートモビルのフレンチテックEVたち。その最新EV3モデルを異なるライフスタイルの3組に味わってもらい、率直な印象を訊いてみた。
フレンチテックEVはクルマ本来の魅力で勝負!
ディーゼルらしからぬ軽快な吹け上がりで高評価のパワーユニットを新搭載!「プジョー2008」に1.5Lクリーンターボディーゼル仕様を追加!
ここ数年で一挙に選択肢が増えた輸入車のEV(電気自動車)にあって、独自のアプローチが際立つのが、新生ステランティスジャパンのモデル群だ。ピュアEVというと、その製品としてのあたらしさを強調する狙いから、専用設計あるいはベースとなる内燃機関搭載車とは見ためを差別化するのが普通だ。しかしプジョーとシトロエン、そしてDSオートモビルに用意されたEVでは、そうした手法が最小限にとどめられている。
その「パワー・オブ・チョイス」という考え方は、ユーザーが自らの嗜好や用途に応じて内燃機関(モデルに応じてガソリンとディーゼルを用意)と電気駆動(同プラグインHVとピュアEV)から最適なものを選択できることを意味する。つまり、EVといえども電動パワートレインが最大の特長というわけでなく、それぞれの価値はクルマそのものの出来映えに求めて欲しいというメッセージが込められている。
こうした、ほかに類を見ないコンセプトの本質を見極めるため、プジョー、シトロエン、DSのEV3モデルを、多彩なライフスタイルを送る3組の一般ユーザーに試してもらい、その印象とともにEVのある生活が自身にマッチするのかを訊いてみた。
CITROËN Ë-C4 ELECTRIC
都市型戸建てファミリーの日常生活に
「個性と独創性を感じさせる作りと、ピュアEV ならではの快適さが魅力的でした」 ご主人は放送作家で奥様はアパレルショップを経営、そして娘さんはダンサーとして活動する長島さんご一家。まさに充実したライフスタイルを実践しているこのご一家に、シトロエンË-C4はどのように映ったのか?
まずはご主人曰く。
「個性的な外観や室内の仕立てなどにフランス車らしい独創性が感じられます。乗り込むと室内が広く感じることも好印象ですし、デザイン性が高いのに実用的な作りも魅力的です。あと、助手席にタブレットを固定できることも興味深いです。走りは静かで加速が滑らかな点がピュアEVらしい部分でしょうか。その一方で、ガソリン車から乗り換えても違和感がないところも好印象でした」
では、街中でクルマを使う機会も多い奥様の印象がどうか?
「まず、適度な大きさと運転のしやすさが魅力的ですね。私はフランスの文化が大好きなので、このクルマから感じられる独自のスタイルを貫く美的センスが気に入りました。特に、内装はシートのステッチや色使いが独特でおもしろいです。決して生真面目すぎるわけではなく、適度にフランクな印象を与えてくれるのが、このクルマならではの持ち味なのですね」
一方、後席に乗る娘さんはどんな印象かというと……。
「オシャレな感じがイイですね。居心地がすごく良くて、お出かけするのが愉しくなりそうです」
――と、このようにピュアEVであるだけではなくË-C4のフランス車らしい作りも高く評価した長島さんご一家。ならば、実際に購入対象になり得るのだろうか?
一家を代表してご主人曰く。
「仕事柄、早朝に出かけて深夜に帰宅することが多いのですが、静かなピュアEVはそれだけでも周囲に気を遣っているという意思表示になり得ます。クルマとしての魅力はもちろん、そうした部分でも有力な1台といえますね」
Specification
CITROËN Ë-C4 ELECTRIC SHINE
■全長×全幅×全高=4375×1800×1530mm
■ホイールベース=2665mm
■車両重量=1630kg
■モーター種類=交流同期電動機
■モーター最高出力=136ps(100kW)/5500rpm
■モーター最大トルク=260Nm/300-3674rpm
■バッテリー種類=リチウムイオン電池
■総電力量=50kWh
■航続可能距離(WLTP)=405km
■サスペンション形式(F:R)=ストラット:トーションビーム
■ブレーキ(F:R)=Vディスク:ディスク
■タイヤサイズ(F:R)=195/60R18:195/60R18
■車両本体価格(税込)=4,650,000円('22年2月25日現在)
■公式ページ https://www.citroen.jp/car/e-c4.html
PEUGEOT e-2008
湘南に暮らすサーフィン誌編集長が語る
「エコでありながらチカラ強くて、走りが愉しいことに驚きました」 「サーファーって、環境意識が人一倍高いんです。環境破壊は、そのままサーフィンができる場所の減少に繋がりますから。海岸のゴミやマイクロプラスチックの問題もそう。いまやサーフウェアや用品はリサイクルが当然ですし、砂浜の美化活動も定着しています。サーフィンだけじゃく、誰だって汚い場所で遊びたくないでしょう? それと同じ理屈なんです」
そう語るのは、サーフィン誌「Blue.(ブルー)」の編集長で自らも現役サーファーの戸井田さん。当然、クルマ選びにもそうした意識が反映される。
「環境負荷が少ないという理由からハイブリッドやEV(電気自動車)を選ぶサーファーは少なくありません。ボクも興味津々です」
そこでコンパクトSUVであるプジョーe-2008に実際に乗ってチェックしてもらうと……。
「室内が見ため以上に広いのがイイですね。ロングボードは屋根の上に載せることになりますが、ショートボードやミッドレングスなら問題ありません。必要にして十分な使い勝手のコンパクトSUVはアリだと思います。でも、それ以上に印象的だったのは走りが力強いこと。これには正直、ビックリしました。あと、このe-2008は運転するのが楽しいですね。クルマの動きに安定感があって、なおかつ日常的な領域でもキビキビと動くので、つい積極的に操りたくなってしまいます」
そこで、e-2008はサーファーにとって選択肢になり得るのかを訊いてみた。
「サーファーは、環境意識の高さに加えて身近なモノにも好みを反映させたいコダワリ派が少なくありません。そういう意味でも間違いなく魅力的な選択肢ですし注目度も高いはず。このクルマの場合、デザインが個性的ですから、そこに魅力を感じる人も多いでしょうね。一週間くらいサーフトリップ企画に使ってEVの実用性能を検証してみたいです」
Specification
PEUGEOT e-2008 GT
■全長×全幅×全高=4305×1770×1550mm
■ホイールベース=2610mm
■車両重量=1600kg
■モーター種類=交流同期電動機
■モーター最高出力=136ps(100kW)/5500rpm
■モーター最大トルク=260Nm/300-3674rpm
■バッテリー種類=リチウムイオン電池
■総電力量=50kWh
■航続可能距離(WLTP)=360km
■サスペンション形式(F:R)=ストラット:トーションビーム
■ブレーキ(F:R)=Vディスク:ディスク
■タイヤサイズ(F:R)=215/55R18:215/55R18
■車両本体価格(税込)=4,984,500円('22年2月25日現在)
■公式ページ https://web.peugeot.co.jp/new2008/
DS AUTOMOBILES DS 3 CROSSBACK E-TENSE
ジュエリーデザイナーの美意識で触れる
「電気自動車でこんなにオシャレなチョイスがあることに驚きです」 DSオートモビルは、「フレンチラグジュアリー・サヴォア・フェール(匠の技)」を体現したこれまでにないクルマ作りを目指すブランドだが、その基本姿勢はEV(電気自動車)でも変わらない。そこで、ジュエリーを手掛けるデザイナーで、ブランドオーナーとしても活躍する田中さんにデザインに携わるプロの審美眼で、DS3 CROSSBACK E-TENSE」の印象を訊いた。
「まず独特なフォルムと色使いが印象的です。必要なとき以外はドアに格納されているハンドルもおもしろいですね。でも、特に新鮮に感じたのは、デザイナーの意図が明確に表現されているインテリアです。初めて見たときに『EVってこんなにオシャレなんだ』と驚きました」
また、ギョーシェ彫りをモチーフとした精緻なディテールもジュエリーデザイナーとして魅力的なポイントだという。
「クルマの室内とは思えない華やぎが感じられるところは魅力的だと思います。実はパワーウインドーのスイッチが、スイッチに見えなくて、しばらく経ってそれと気付いたほどです。ひし形をモチーフにした処理はルーヴル美術館のピラミッドからインスピレーションを得たということですが、それも魅力的なエピソードですね」
では、初体験というEVの走りはどうだったのか?
「静かで滑らかな感触は、高級感のある見ためにもピッタリだと思います。もし、実際に手もとに置いたら? それはもう鼻高々でしょう。こんなにデザイン性が高くて上質、それでいてエコなEVを日常的にドライブする女性なんてなかなかいませんから。周囲から羨ましがられると思います。そもそも、ジュエリー好きの女性はデザインにこだわりを持っているものですから、このクルマの作り込みが、彼女たちに支持されることは間違いないと思います」
Specification
DS AUTOMOBILES DS 3 CROSSBACK E-TENSE
■全長×全幅×全高=4120×1790×1550mm
■ホイールベース=2560mm
■車両重量=1580kg
■モーター種類=交流周期電動機
■モーター最高出力=136ps(100kW)/5500rpm
■モーター最大トルク=260Nm/300-3674rpm
■バッテリー種類=リチウムイオン電池
■総電力量=50kWh
■航続可能距離(WLTP)=360km
■サスペンション形式(F:R)=ストラット:トーションビーム
■ブレーキ(F:R)=Vディスク:ディスク
■タイヤサイズ(F:R)=215/55R18:215/55R18
■車両本体価格(税込)=5,340,000円('22年2月25日現在)
■公式ページ https://www.dsautomobiles.jp/ds-models/ds-3-crossback-e-tense/performance/
フレンチテックEVライフ公式サイト
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
新型ハリアーは1.5LターボのHEVとPHEV! あっと言わせる超カッコいいクーペSUVが2026年に登場か!?
新型「クラウンパトカー」発見にSNS騒然!? 発売から2年 そもそもパトカーとして“使える”のか?
299万円!? トヨタ「ランクル250」が手に届きやすい価格に? 「VX(新車545万円)」を月々抑えて買う方法とは
スズキの「“2階建て”軽バン!?」公開! 斬新“横開き”式で「4人も寝られる」!? タフ仕様もカッコイイ“エブリイ”「スマイルファクトリー オフタイムBASE」お台場で実車展示
“約214万円”からのトヨタ「新型SUV」正式発表! 「RAV4」サイズの快適モデル!? 25年3月に「bZ3X」発売、衝撃価格で中国に投入
「右車線ずっと走って何が悪いんですか?」質問に回答殺到!?「捕まるよ」「違反です」の声も…投稿者は「後ろから煽るほうが悪い!」と主張 法律ではどちらが正しいのか
「バスが発進しようとしたので、急いで前に詰めたら、鳴らされました。運転手は懲戒処分ですよね?」質問に回答殺到!?「常識外れ」「もう運転やめてくれ」の声も…法律では誰が悪いのか
新型「クラウンパトカー」発見にSNS騒然!? 発売から2年 そもそもパトカーとして“使える”のか?
全回転域でリニアな加速感! NISMOが『スカイライン400R』用スポーツリセッティング TYPE-2を発売
青森に「5000m級」長大トンネルが爆誕へ!? 十和田湖直結の「青橅山バイパス」工事進行中! 連続ヘアピン解消で「超便利」に!?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
フラ車の日本法人のマーケティングってこんなユルユルでも成り立って給料もらえるのか、、、