現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【ニューモデル情報】2023年にはAクラス、Bクラスに続き、メルセデスCLAもフレッシュアップされる 新型CLAの全情報!

ここから本文です

【ニューモデル情報】2023年にはAクラス、Bクラスに続き、メルセデスCLAもフレッシュアップされる 新型CLAの全情報!

掲載 3
【ニューモデル情報】2023年にはAクラス、Bクラスに続き、メルセデスCLAもフレッシュアップされる 新型CLAの全情報!

メルセデス・ベンツはAクラス、Bクラスに続き、CLAもフェイスリフトを行う。最も重要な変更点は、エンジンレンジと標準装備の改善に関するものだ。

今度は「CLA」の番だ!Aクラス、Bクラスに続いて、「CLA」と「CLAシューティングブレーク」をモデルチェンジさせる。そのモデルチェンジでは、主に、エンジンレンジと標準装備に注力している。その一方で、ビジュアル的なフェイスリフトは最小限にとどめられ、驚くには値しないだろう。

【ニューモデル】現行BMW 5シリーズへのオマージュ 新型アルピナB5 GT登場 パワフルなスペシャルモデルの全容!

LEDヘッドライトを標準装備

2019年1月にラスベガスで開催された「CES」で発表された「2代目メルセデスCLA(社内呼称:C118 / X118)」は、4年経った今でもモダンな印象がある。だから、ビジュアル面では、メルセデスが微妙な変化にとどめようとしているのは当然のことと言えよう。フェイスリフト前のモデルとの最も顕著な違いは、これまで親しまれてきたダイヤモンドグリルの代わりに、メルセデスの小さな星がたくさん並ぶ、いわゆる「スターパターン」のラジエーターグリルと、新しいイルミネーショングラフィックである。いずれも「Aクラス」と「Bクラス」のフェイスリフトですでに明らかになっている点だ。ただし、「Aクラス」と「Bクラス」には旧式のハロゲンヘッドライトが標準装備されているが、新型「CLA」には、「LEDハイパフォーマンス」ヘッドライトが標準装備される。

また、フロントエプロンを丁寧に修正し、サルーンおよびシューティングブレークのLEDリアライトに新しいグラフィックを施している。さらに、ホイールデザインの追加(17インチを標準装備)、新色「スペクトラルブルー」と「ハイパーブルー」の追加により、ビジュアルチャプターを完成させている。後者は、「CLA」専用に用意されるカラーだ。

インテリアの整頓されたセンターコンソール

当然のことながら、「CLA」もインテリアのアップデートに関しては「Aクラス」と共有するため、レイアウトはほぼ同一のものとなる。マルチメディアディスプレイは10.25インチを標準装備している(従来は7インチ)。ドライバーの前にあるディスプレイは7インチのままだが、追加料金で10.25インチに交換することができ、ワイドスクリーンのような外観になる。もちろん、おなじみのゼロレイヤーコンセプトや、音声アシスタント「ヘイ、メルセデス(Hey Mercedes)」の改良など、最新世代のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエキスペリエンス)システムが搭載されている。

センターコンソールが大幅に変更されたため、操作は優れたボイスコントロールかタッチスクリーンのみとなっている。「Aクラス」、「Bクラス」と同様、トラックパッドとクイックセレクトボタンが省略されている。その代わり、「CLA」と「CLAシューティングブレーク」の標準装備は改良されている。コンフォートシート、最新世代のレザーステアリング(オプションで初のヒーター付)、ハイビームアシスト、リバースカメラ、USBパッケージなどを標準装備している。

全ガソリンエンジンに48V電気系統を搭載

今回のモデルチェンジで、「CLA」のすべてのガソリンエンジンの一部が電動化されるため、最大の変更点はエンジンレンジに関するものとなる。「Aクラス」と同様、将来は48ボルトの電気系統とベルト駆動のスタータージェネレーターを持つマイルドハイブリッドのみとなる。これはマニュアルのギアボックスがなくなるということでもあるのだ。

「CLA」サルーンには、4種類のガソリンエンジン(CLA 180、CLA 200、CLA 220 4MATIC、CLA 250 4MATIC)、3種類のディーゼル(CLA 180 d、CLA 200 d、CLA 220 d)、プラグインハイブリッド(CLA 250 e)が、「CLAシューティングブレーク」には、3種類のガソリンエンジン(CLA 180、CLA 200、CLA 250 4MATIC)、3種類のディーゼル(CLA 180 d、CLA 200 d、CLA 220 d)、プラグインハイブリッド(CLA 250 e)が設定される予定である。

また、プラグインハイブリッドにも新しいものがある。「CLA 250 e」は、書類上のシステム出力は従来と同じ(218馬力)だが、電動モーターの駆動系出力は5kWアップの80kWとなっている。

しかし、それだけではない。「CLA」のAMGバージョンも、もちろんフェイスリフトされるからだ。「CLA 35 4MATIC」もモデルチェンジにより、マイルドハイブリッドになる。最高出力306馬力、最大トルク400Nmと数値は変わらないが、マイルドハイブリッドは発進時に10kWのアシストを行うことができる。4MATIC全輪駆動と新型8速AMGスピードシフトDCT 8Gデュアルクラッチトランスミッション(旧7G)により、「CLA 35」は、0から100km/hまで4.9秒で加速する。

「メルセデスAMG CLA 45 S 4MATIC+」は、おなじみの2リッター4気筒ターボ(最高出力421馬力、最大トルク500Nm)を踏襲している。0から100km/hまでのスプリントタイムは4.1秒、最高速度は270km/hにとどまる。

AMGバージョンもフェイスリフトされる

「CLA 35」が大幅な改良を受けたのに対し、421馬力の「CLA 45 S」には、特別限定車「AMGストリートスタイルエディション」が設定されている。

今回のモデルチェンジで、「CLA 35 4MATIC」サルーンとシューティングブレークは、垂直ストラット付きのパナメリカーナラジエターグリルを採用し、バックミラーに映る姿がよりアグレッシブになっている。フロントとリアのイルミネーショングラフィックは、通常モデルと同様に適応され、また、「CLA 35」では3種類の新しいホイールデザインが選択可能だ。

「C 63 S Eパフォーマンス」では、ラジエーターグリルの上にメルセデスの星型バッジではなく、丸いAMGバッジが初めて採用されている。これは小さなことだが、徐々に新しいAMGの全モデルに拡大していく予定だ。

特別仕様車「CLA 45 S 4MATIC+」について

「CLA 45 S 4MATIC+」がモデルアップデートに乗り遅れないよう、メルセデスは「CLA」を1年間限定の特別モデル「CLA 45 S AMGストリートスタイルエディション」で時間差をもてなす。「マウンテイングレーマグノ」の塗装と、ドアに大きく描かれたAMGの文字とオレンジ色のアクセントが目を引くステッカーが目印となる。

「AMGストリートスタイルエディション」のインテリアは、730馬力の「GTブラックシリーズ」を彷彿とさせるオレンジ色のアクセントが主役だ。初代「AMGパフォーマンスシート」のヘッドレストには、「CLA 45 S」の文字が刺繍され、すべてのステッチがオレンジ色に光っている。

AMGバージョンのインテリアは、おなじみの表示ボタンを含む新しいAMGパフォーマンスステアリングホイールによって強化されている。ステアリングホイールは標準装備で、グリップ部分にアルカンターラを使用することも可能だ(要別途費用)。丸いステアリングホイールのボタンは、見た目が良いだけでなく、走行モードの素早い選択にも役立っている。

初代からおなじみのAMGパフォーマンスシートは、アップグレードを必要としない。しかし、今回新たに、スポーツシートのカラーを「セージグレー」にも変更することができるようにもなっている。

Aクラスと同じように価格が急激に上がるのだろうか?

現時点では、メルセデスは価格や市場投入に関する情報を一切与えていない。しかし、経験上、バージョンアップした機種は発表後すぐに注文できる。市場投入は2023年第2四半期と推測される。

価格も興味深い。現在、136馬力、マニュアルトランスミッションの「CLA 180」は34,694ユーロ(約495万円)から、「CLA 180シューティングブレーク」は35,432ユーロ(約505万円)から販売されている。「CLA」も価格面で「Aクラス」を踏襲するとすれば、フェイスリフトで「A 180」のベース価格が29,851ユーロ(約425万円)から36,866ユーロ(約525万円)に、つまり7,000ユーロ(約100万円)アップしたので、新型「CLA」のベース価格は、4万ユーロ(約570万円)を超えるのではないかと推測される。

Text: Jan Götze Photo: Mercedes-Benz Group AG

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
レスポンス
F1ラスベガスGP決勝速報|フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇! 優勝は盤石ラッセルでメルセデス1-2。角田は9位入賞
F1ラスベガスGP決勝速報|フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇! 優勝は盤石ラッセルでメルセデス1-2。角田は9位入賞
motorsport.com 日本版
東北道「浦和ICの大改造」ついに“最後のランプ”建設へ 並行ランプを通行止め 側道利用者は注意!
東北道「浦和ICの大改造」ついに“最後のランプ”建設へ 並行ランプを通行止め 側道利用者は注意!
乗りものニュース
トヨタWRCマニュファクチャラーズ王者に豊田章男会が破顔「苦労して獲ったタイトル」ライバルのヌービル初王者にも祝意
トヨタWRCマニュファクチャラーズ王者に豊田章男会が破顔「苦労して獲ったタイトル」ライバルのヌービル初王者にも祝意
motorsport.com 日本版
波乱だらけのラリージャパン! ニッポンの勝田が意地をみせSS連続ステージ優勝で総合4位につける
波乱だらけのラリージャパン! ニッポンの勝田が意地をみせSS連続ステージ優勝で総合4位につける
WEB CARTOP
最新「サファリ」がスゴイ! 「ハリアー」と兄弟車で登場! 「3列7人乗り」&英国風の“超精悍顔”がカッコイイ! 便利機能モリモリのタタ「最上級SUV」とは?
最新「サファリ」がスゴイ! 「ハリアー」と兄弟車で登場! 「3列7人乗り」&英国風の“超精悍顔”がカッコイイ! 便利機能モリモリのタタ「最上級SUV」とは?
くるまのニュース
1000万円以下で買えるV12搭載ランボルギーニ!…世界に4台しかない「ハラマ 400GTS」のAT仕様の出来は当時どうだった?
1000万円以下で買えるV12搭載ランボルギーニ!…世界に4台しかない「ハラマ 400GTS」のAT仕様の出来は当時どうだった?
Auto Messe Web
【この190SLなんぼ?】走行距離わずか4,753kmでこの値段!なんで?このメルセデス300 SLの弟分190SLは掘り出し物?
【この190SLなんぼ?】走行距離わずか4,753kmでこの値段!なんで?このメルセデス300 SLの弟分190SLは掘り出し物?
AutoBild Japan
ソニー損保、自動車保険満足度調査で2部門1位を獲得…事故対応に高評価
ソニー損保、自動車保険満足度調査で2部門1位を獲得…事故対応に高評価
レスポンス
最後までもつれ込んだメーカー対決はトヨタに軍配! 僅差でヒョンデ逃す。総合優勝エバンス|WRCラリージャパンDAY4午後
最後までもつれ込んだメーカー対決はトヨタに軍配! 僅差でヒョンデ逃す。総合優勝エバンス|WRCラリージャパンDAY4午後
motorsport.com 日本版
スズキ 新型「スポーツクロスオーバー」登場! 斬新デザインの“尖った”スタイリング!? 軽量な車体を活かした軽快な走り! 「Vストローム250SX」何が変わった?
スズキ 新型「スポーツクロスオーバー」登場! 斬新デザインの“尖った”スタイリング!? 軽量な車体を活かした軽快な走り! 「Vストローム250SX」何が変わった?
くるまのニュース
勝田貴元が限界ギリギリの力走。トヨタ勢が猛追も、SS12は安全確保を理由にキャンセル/ラリージャパン デイ3午前
勝田貴元が限界ギリギリの力走。トヨタ勢が猛追も、SS12は安全確保を理由にキャンセル/ラリージャパン デイ3午前
AUTOSPORT web
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
くるまのニュース
市川團十郎がF1日本GPの公式アンバサダーに! F1文化に“新たな風”を吹き込むことを目指す
市川團十郎がF1日本GPの公式アンバサダーに! F1文化に“新たな風”を吹き込むことを目指す
motorsport.com 日本版
[かわいい]見た目して超[ホット]!! スズキ[アルトラパンSS]今買うのアリ説
[かわいい]見た目して超[ホット]!! スズキ[アルトラパンSS]今買うのアリ説
ベストカーWeb
追突事故を避ける「2秒ルール」ご存知ですか? あおり運転にならず割り込まれもしない、ほどよい安全な車間距離の保ち方をお教えします
追突事故を避ける「2秒ルール」ご存知ですか? あおり運転にならず割り込まれもしない、ほどよい安全な車間距離の保ち方をお教えします
Auto Messe Web
「足が長くて」スタイリッシュな新型SUVが2024年内に正式発表か!?DSオートモービルズの電動化戦略が新たなステージ
「足が長くて」スタイリッシュな新型SUVが2024年内に正式発表か!?DSオートモービルズの電動化戦略が新たなステージ
Webモーターマガジン
都内の“旧式小型バス大活躍”路線ついに廃止へ 「リエッセ」と運命を共に 西武バス
都内の“旧式小型バス大活躍”路線ついに廃止へ 「リエッセ」と運命を共に 西武バス
乗りものニュース

みんなのコメント

3件
  • 日本の場合、更にふっかけてくるだろうから込みで700万くらいになるのでしょうか。
    140馬力足らずの車に700万円とは。。
    買えている人は、すごいなぁ。
  • A/Bクラスは大幅にモデル整理と発表されているけれど、なにがカットされるんだろう?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村