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マクラーレン、V8ハイブリッドで1275PSを放つ究極のスーパーカー『W1』初公開。限定399台が完売

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マクラーレン、V8ハイブリッドで1275PSを放つ究極のスーパーカー『W1』初公開。限定399台が完売

 マクラーレン・オートモーティブは10月6日、真のスーパーカーの究極形を体現した『マクラーレンW1』を初公開した。つねにクラストップのパフォーマンスを目指すマクラーレンの精神に基づいて製造されるこのクルマは、限定399台がすべて売約済みとなっている。

 イギリスの名門ブランド史上もっとも偉大なスーパーカーであるマクラーレンF1と同P1の後継モデルにあたる『W1』は、パフォーマンスのあらゆる面でマクラーレンの“1”モデルの血統を新たな高みへと押し上げる一台として登場した。

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 それはマクラーレンのすべてのスーパーカーを支える基本原則である、最先端のエアロダイナミクスと軽量シャシーテクノロジー、強大なパワーによって裏付けられ、ドライバーに最高レベルのダイナミクスと一体感、そしてあらゆるドライビングシチュエーションに対応する完璧なドライバー環境を提供し、畏敬の念を抱かせるビジュアルとサウンドのドラマを与えることとなる。

 モータースポーツの世界最高峰、F1におけるドライバー選手権とコンストラクター選手権で延べ16のタイトル獲得に貢献してきた、マクラーレン・アルティメットモデルのエンジニアリングチームは、その重要かつ著名な専門知識のすべてをスーパーカーの次の章を体現する、新しいW1に注ぎ込んだ。

 最大1000kgのダウンフォースを発生させるシャシーは、フォーミュラ1にインスパイされたグランドエフェクト・エアロダイナミクスが採用され、マクラーレンのレースモードを組み合わせることで世界で初めて公道とサーキットでキャラクターを根本的に変化させる“ロード・トゥ・トラック”を実現。レースモードでは車高がフロントで37mm、リヤは17mm下がり、最大レベルのダウンフォース獲得に寄与する。

 公道走行が可能なマクラーレン史上もっとも先進的なアクティブエアロで、後方に300mm伸びるアクティブ・ロングテール・リヤウイングは、同社が持つ空力イノベーションに関する特許のひとつだ。

 W1はパワー面でも英国ブランドのロードカーとして比類のない1275PSを誇る。これはまったく新しい4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジン『MHP-8』と最高出力347PSを発揮する電気モーターによるハイブリッド・パワートレインによって実現される。最大トルクは1340Nmだ。

 この驚異的なパワーと軽量化エンジニアリングによって達成された1399kgの車両重量は、クラス最高の出力対重量比を実現するとともに0-200km/hを5.8秒、0-300km/hを12.7秒未満で駆け抜ける圧倒的な加速力を生み出した。そのパフォーマンスの高さはマクラーレンの基準トラックで、ハイパーカーである『マクラーレン・セナ』より1周3秒速いラップタイムを記録するなど折り紙付き。なお、最高速度は350km/hに制限されている。

「フォーミュラ1で培われたエアロダイナミクス技術、ピュアな後輪駆動システム、そして独自のマクラーレン・ハイドロリック・パフォーマンス・ステアリングが生み出す卓越した操縦性は、つねに可能な限り最高のパフォーマンスを実現するレーシングカンパニーとして、明確な目的を持ってイノベーションを追求するマクラーレンの姿勢を示している」と語るのは、マクラーレン・オートモーティブのマイケル・ライターズCEO。

「したがって、新しい『W1』が史上最速のラップともっとも優れた加速性能を誇る公道走行が可能なクルマであることに驚きはない。これはまさにマクラーレンにしか作れない究極のスーパーカーだ」

 エマーソン・フィッティパルディがマクラーレンでドライバーズチャンピオンに輝き、チームが初めてF1コンストラクターズチャンピオンシップを制してからちょうど50年を迎える記念すべき日となった2024年10月6日に初公開されたマクラーレンW1。このクルマの価格は200万ポンド(約3億9000万円)から。生産台数は399台であり、そのすべてがすでに顧客に割り当てられている。

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みんなのコメント

1件
  • 上州 浪漫
    同じようなパフォーマンスの『ジンガー21c』というのが在るね。『マクラーレン』方がネームバリューは高いけれど、小生なら、唯一無二なデザインと企業の将来性に期待して『ジンガー』を選ぶ。

    最も、それだけの蓄えを持って居ればの話。orz...
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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