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GAINER TANAX GT-Rが終盤の接戦を逃げ切り勝利!【スーパーGT選手権 Rd02】GT300クラス

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GAINER TANAX GT-Rが終盤の接戦を逃げ切り勝利!【スーパーGT選手権 Rd02】GT300クラス

富士スピードウェイで開催されたスーパーGT選手権第2戦GT300クラスは、ウェットからドライに変わるコンディションの中、序盤にトップに立ったGAINER TANAX GT-Rが逃げ切り勝利を飾った。

ポールポジションは56号車リアライズ日産自動車大学校GT-Rが、スーパーGT参戦2戦目にして獲得。直後に25号車、5号車のマザーシャシーMC86勢が続き、4,5番手に11号車、360号車のGT-Rがつける。雨による2周のSCラン後の3周目にレースがスタート、全車がレインタイヤを装着。

1970年代のスーパーカー図鑑(1)「ランボルギーニ カウンタック」

4番手からスタートした11号車GAINER TANAX GT-Rは、路面コンディションがダンロップタイヤとマッチしたことも手伝い7周目ではヨコハマを履く56号車GT-Rより先に1コーナーへ進入。その後GT500クラスにラップダウンされる前の13周目に再度SCが導入され、トップのまま15周で赤旗中断となる。

レース中断前後に注目を集めたもう1台、8番手スタートの34号車Modulo KENWOOD NXX GT3はレース再開後に55号車ARTA NSX GT3をかわし3位にポジションを上げる。しかし徐々に乾き始める路面とタイヤの磨耗に苦戦し、再度55車NSXに抜き返され徐々に順位を下げ始めるとたまらずピットイン。ドライバー交代し再度レインを装着するがこれが裏目に出て上位争いから脱落してしまう。

直後に主役が交替したかのようなな快進撃を見せたのは65号車LEON PYRAMID AMG。乾き始めたコンディションで前車を次々とパスし、31周目についには11号車GT-Rも抜き去りトップに立つ。だが1回目のピットでドライバー交替、ドライタイヤに履き替えるもペースが上がらず、GT-R勢の先行を許すと88号車マネパ ランボルギーニ GT3、55号車NSXらにも交わされポジションダウン。

71周目、4番手のポジションで2度目のピットに向かった55号車ARTA NSX GT3はルーキー福住仁嶺からベテラン高木真一へとチェンジ。トップは11号車GT-Rのままだが、5周後にピットインした56号車GT-R、88号車ランボルギーニの前に立つことに成功する。

レース終盤、タイヤの内圧に注意しながらペースをコントロールするトップ走行の11号車GT-Rに55号車NSXが忍び寄る。その差はみるみる縮まっていきファイナルラップではテール・トゥ・ノーズに。抜いてゆくGT500マシンを巧みに利用しながら、辛くも11号車GAINER TANAX GT-Rが0.239秒という僅差で逃げ切り勝利した。

表彰台中央の平中克幸と安田裕信は昨年のタイ戦以来2度目の勝利。2戦連続2位のARTAペアはこれでランキング首位となった。また3位にはラスト10周で56号車GT-Rを交わした88号車マネパ ランボルギーニ GT3が入賞した。(PHOTO:井上雅行)

スーパーGT第2戦GT300クラス結果(ポイント獲得者)
1位 11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)
2位 55 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺)
3位 88 マネパ ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)
4位 56 リアライズ日産自動車大学校GT-R(平峰一輝/サッシャ・フェネストラズ)
5位 65 LEON PYRAMID AMG(黒澤治樹/蒲生尚弥)
6位  4 グッドスマイル初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)
7位 33 エヴァ初号機 X Works GT-R(ショウン・トン/マーチー・リー/道見真也)
8位 21 Hitotsuyama Audi R8 LMS(リチャード・ライアン/富田竜一郎/アレッシオ・ピカリエロ)
9位 60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(吉本大樹/ドミニク・ファーンバッハー)
10位 10 GAINER TANAX triple a GT-R(星野一樹/石川京侍)

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