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ハース、今回は同士討ちで後退。チーム代表「どこかで忍耐の”転換点”が来る」|F1イギリスGP

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ハース、今回は同士討ちで後退。チーム代表「どこかで忍耐の”転換点”が来る」|F1イギリスGP

 ハースF1チームのギュンター・シュタイナー代表は、イギリスGPのオープニングラップでチームメイト同士が接触し、予選での好結果を活かすことができなかったことについて、チームはみすみすポイントを投げ捨てるようなことは止めなければならないと語った。

 ケビン・マグヌッセンが7番手、ロマン・グロージャンが8番手と、イギリスGPでも好グリッドを手にしたハース勢。しかしオープニングラップの3コーナーで両者が接触しコースオフ、ポジションを落としてしまった。

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 マグヌッセンは接触によりフロアにダメージを負い、レースに妥協を強いられたものの、セーフティカーに助けられ9位でフィニッシュ。なんとか2ポイントを持ち帰った。

 一方グロージャンは、ルノーのカルロス・サインツJr.と高速コーナーのコプス(9コーナー)でサイド・バイ・サイドになった際にバランスを崩しクラッシュしてしまった。

 シュタイナーは、ハースにはトップ3チームに次ぐ位置でフィニッシュできるだけのペースがあったと語った。今回の場合、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトラブルでリタイアしたため、順当にレースができれば6位と7位を手にできたはずだが、1周目の同士討ちの結果としてわずか2ポイントしか獲得できなかったと、彼は考えている。

 現在、コンストラクターズランキング4位につけているルノーは、ニコ・ヒュルケンベルグが6位に入り10ポイントを獲得。ランキング5位のハースに対して、リードを19ポイントに広げた。

「満足していない」と、シュタイナーは同士討ちについて述べた。

「こういったことは起こりうることだが、彼らはそうするべきではない。我々にはもっと良い結果が必要だ。それが結論であり、我々はポイントを失うのを止める必要がある」

「我々は今、ポイントを頻繁に獲得できる位置にいる。しかし、それを失っているんだ。我々はそれを自分たちのミスでやっている。昨年はポイント圏内に入る必要があったが、今年はそこから落ちないようにする必要がある」

「今回は、(コンストラクターズチャンピオンシップで)後ろにいるチームとの差が詰まり、前にいるチームとのギャップは広がってしまった」

「我々は良い結果を出そうとしているが、中団から抜け出すのに多くのエネルギーを使っている。前に進もうとする代わりに、常に前を追いかけているんだ」

 グロージャンは、長くポイントを獲得できずにいたが、前戦オーストリアGPで4位フィニッシュを達成。良い流れでシルバーストンに乗り込んできていたが、結果的にクラッシュしリタイアに終わった。

 シュタイナーは、グロージャンを支持していると述べたが、彼に対する忍耐の”転換点”はそれほど遠くないかもしれないと認めた。

「我々はチームとして成功したいので、そう(グロージャンに協力的で)ある必要がある」

「その転換点がどこにあるのかは分からないし、まだ私はそこに達していないが、ある段階でポイントを捨てるのを止めなければならない」

「それを続けるわけにはいかない。今やシーズンが半分をすぎ、我々は自分たちのミスで多くのポイントを失っている。実際、それは受け入れられないことだ」

 シュタイナーは、グロージャンがクラッシュした際のインシデントについて、外側に並んでコプスをクリアしようとしたサインツにも責任は一部あると説明した。

「結論を急ぎたくはないが、カルロスにも”責任”はあると思う。彼は(イン側に向けて)ラインを閉めて来ていた」

「上からの映像を見ていないし、誰が何をしたのかは正確には分からない。2台の車載カメラを見ただけだから、短絡的に結論を出すつもりはない」

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