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ジープが世界的なエレクトリックSUVブランドとして主導的な地位を確立するための新計画を発表

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ジープが世界的なエレクトリックSUVブランドとして主導的な地位を確立するための新計画を発表

 Stellantis(ステランティス)グループは2022年9月8日(現地時間)、「Jeep 4xe Day:Freedom Is Electric」と名づけたオンラインのプレゼンテーションにおいて、次世代を担うフルエレクトリック4xeモデルに関する包括的な計画を発表した。

 今回公表されたのは、世界的なエレクトリックSUVブランドとして主導的な地位を確立するための製品攻勢の第1段階で、まず北米と欧州で2025年までにゼロエミッションビークル(ZEV)を4モデル導入すると予告。また、アメリカではワゴニア4xeを含めて全モデルに電動化モデルを設定するとアナウンスする。さらに、2030年までにアメリカの新車販売の50%を、ヨーロッパの新車販売の100%をバッテリーエレクトリックビークル(BEV)に移行すると表明した。

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 今回のプレゼンテーションでは、ジープブランドにおける新しいフルエレクトリックSUVの3モデル、欧州向けで初となるフルエレクトリックSUVの「アベンジャー(Avenger)」と、グローバル向けのフルエレクトリックSUVの「ワゴニアS(Wagoneer S)」および「リーコン(Recon)」の概要も発表する。

 まずアベンジャーは、現行のレネゲードよりも小型のセグメントに位置づけられるコンパクトSUVのBEVで、本年10月17日に開幕するパリ・モーターショーでワールドプレミアを果たし、同日より欧州での予約受付を開始する予定。販売は2023年初頭に欧州市場でスタートし、その後日本や韓国での販売も画策する。生産はポーランドのティヒ工場で実施する計画だ。

 エクステリアはクラス最高レベルの最低地上高とブレークオーバーアングルおよびアプローチアングルを備えたうえで、精悍かつスタイリッシュなルックスを創出。一方でインテリアはモダンで上質なデザインを採用しつつ、コンパクトでありながら広々とした室内空間を実現する。また、機能装備には最新のテクノロジーを採用したアイテムを導入。一充電の航続距離は400kmに達するという。

 次にワゴニアSは、3列シート仕様のフルサイズSUVとして2021年に北米市場で復活した新型ワゴニアのBEVバーションで、ジープ自ら「プレミアム SUV セグメントに新たな指標を打ち立てる」モデルと表現する。エクステリアは空力特性に優れたスタイリングに、ひと目でワゴニアとわかる伸びやかなサイドシルエットを融合。フロントマスクにはLEDを埋め込んだジープ伝統の7スロットグリルを配備する。また、0→60mph加速3.5秒を誇る最高出力600HPのパワートレインを搭載。一充電の航続距離は最大400マイル(約640km)を実現するという。

 ワゴニアSの公開は2023年内に行い、生産は米国にて2024年からスタートする計画。予約の受付は2023年初めに開始し、その後欧州を含む世界各国での販売を順次始める予定だ。

 そしてリーコンは、アメリカで最も過酷と言われるルビコントレイルを走破する性能を備えているだけでなく、ルビコントレイルを走り抜いた後でも街へと戻るのに十分な電費性能を確保した、本格志向のクロスカントリーBEVを標榜する。エクステリアはスクエア基調のフォルムに、高い機動性を支える最低地上高とブレークオーバーアングルおよびアプローチアングルを確保。また、ワンタッチで開閉が可能な電動式ルーフに、脱着可能なドアとウィンドウを配して、オーセンティックかつ自由なオープンエアドライブを約束する。さらに、セレクテレインやeロッカーアクスル、アンダーガード、牽引フック、オフロード専用タイヤなどを装備し、ジープ車のなかでもとりわけ優れた悪路走破性能を誇る「トレイルレイテッド(TRAIL RATED)」仕様に仕立てた。オフロードにおいてもナビ機能を発揮する、最新のUconnectシステムを組み込んだこともトピックだ。

 リーコンは2023年内に発表され、2024年から米国で生産をスタートする予定。北米市場での予約の受付は2023年初めに開始し、その後欧州を含む世界各国で販売を始める計画だ。

 なお、ジープブランドのクリスチャン・ムニエCEOは、「北米とヨーロッパにおける4xeの成功を推進力に変えて、私たちは高性能でサステイナブルなジープを設計・開発し、ゼロエミッションSUVブランドとして世界をリードしていく」と、意気込みを語っている。

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