軽商用車唯一の6MT!? 積み荷を考えたホンダ N-VANのMTを走りに使ってみた

　いまや日本の自動車の9割以上を占めるAT車。しかしどうしたわけか、世間にはAT車からMT車に乗り換える「出戻り組」もわずかながら存在する。そんな出戻りMT界隈にもオススメできるホンダ N-VANの6MT仕様をご紹介しよう!!

※本稿は2025年8月のものです

文：FK（元自動車雑誌編集者の自動車ジャーナリスト）／写真：ホンダ

初出：『ベストカー』2025年9月26日号

MTならではのダイレクトな操作感

　さまざまな仕事での使いやすさに加え、走行性能や安全性能も追求し、軽バンの新基準を目指して開発されたホンダ N-VAN。普段使いからアウトドアライフまで幅広く活躍する汎用性の高さから、高い人気を誇っている。

　そして、軽商用車のなかで唯一、「6MT」を搭載しているのもN-VANの魅力。このモデル、軽バンとしてはかなりの強心臓を誇っている。

　搭載されるのは水冷3気筒DOHCエンジンで、最高出力53ps、最大トルク6.5kgmを発生。荷物を積んでもへこたれない力強い加速力を発揮した。

　このエンジンに6MTを組み合わせることによってMTならではのダイレクトな操作感をはじめ、荷物積載時の高い駆動力や高速走行時の静粛性を実現した。

　ちなみにN-VANにはターボグレードも存在しているが、6MTが設定されているのはNAのみ。「癒しより速さ」を求める人にはターボ＆6MTが設定されているN-ONE RSをお薦めしたい。

Comments

[cam********]

軽の場合NAでもMTの方が状況に合わせて即座に変速出来るからターボよりキビキビ走れる。
下手なヤツだとキビキビがギクシャクになるけどな。

[藍流頓瀬奈]

うちの場合バモスがピッタリすぎてN-VANでも妥協点ありになるのが悩みどころ。
家族乗せるのでシートはバンよりは良く、いざとなればバイクも積める積載力、そしてミッドシップゆえの前後バランスとトラクションの載り。そして5速ながらＭＴのきびきびした走り。
（個人の感想による親バカです）