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電気自動車も“3列シート”の時代へ──新型メルセデス・ベンツEQB登場へ

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電気自動車も“3列シート”の時代へ──新型メルセデス・ベンツEQB登場へ

4月18日、メルセデス・ベンツは、新型EV(電気自動車)の「EQB」を、上海モーターショー2021に先がけて発表した。

新型EQBは、日本でも人気の高いコンパクトSUVの「GLB」をベースにしたEVだ。日本でもまもなく発表される「EQA」の姉妹車になる。

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ボディは全長×全幅×全高=4684×1834×1667mm、ホイールベースは2829mmで、もとになったGLBより全長は50mm長く、全高は9mm高い。全幅とホイールベースはおなじだ。

EQAと大きく異なるのは3列シート仕様が選べる点にある。オプション(中国市場は標準)の3列目シートは、身長165cmまでの乗員向けで、ふたり掛けだ。調整可能なヘッドレストやサイドウインドウエアバッグなどの安全装備は充実している。2列目シートは、140mmの範囲でスライドを調整でき、リクライニング機構も付く。

7人乗りの定員乗車時の荷室容積は495リッターで、2列目と3列目シートのバックレストを格納すると1710リッターにまで拡大する。

大型のブラックパネルを使ったフロントまわりや、水平にのびたリアのコンビネーションランプ、そしてオリジナル・デザインのアルミホイールなどがGLBとの差別化要素。内装は、ほぼGLBとおなじだ。モデルによっては各所にローズゴールドのアクセントが付く。インパネ上部にはインフォテインメント用モニターを設置し、充電状況などを表示する。フルデジタルのメーターは、EV専用デザイン。

搭載するモーターの詳細は明かされていないものの、トップグレードは215kWの出力を発揮するという。駆動方式はFWD(前輪駆動)と4WDから選べる。ドイツとポーランドにあるダイムラーの工場で生産されるバッテリーの容量は66.5kWh。ヨーロッパ市場向けの「EQB350 4MTAIC」の場合、満充電時の航続可能距離は478km(WLTCモード)に達するという。今後、より大容量のバッテリーを搭載するモデルの生産も計画しているそうだ。

新型EQBは年内に中国およびヨーロッパで販売開始の予定。日本への導入時期は未定だ。

文・稲垣邦康(GQ)

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  • あっという間にA B C E Sのラインナップを完成させてしまうあたりメルセデスの凄さを感じる
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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