車種別・最新情報 [2022.03.08 UP]
フォレスター購入ガイド【SUBARU FILE 1】
SUBARU “唯一無二”の個性に迫る!
水平対向エンジンにシンメトリカルAWD、そして先進安全装備&運転支援機能の普及を促したアイサイト。
スバルの魅力はなんと言っても、その独創的な着眼点と個性にある。
ここでは、フォレスターの雪中ドライブリポートと現在ラインナップされている主力モデルの見どころを一挙にお届けしよう。
SUVライバル徹底比較【4】フォレスター vs レガシィアウトバック
●問い合わせ先:0120-052215(スバルお客様センター)
●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之、澤田和久、長谷川徹
【FILE01】フォレスター
Xブレイク(4WD) ●車両本体価格:308万円
●発表日(最新改良):'18年6月('21年8月)
●価格帯:293万7000~330万円
【2ℓハイブリッド・4WD】
【1.8ℓターボ・4WD】
フォレスターの魅力を実感できた雪中ドライブ
そろそろ冬も終わりの頃、しかも連日の好天。そこにフォレスターの雪上性能をチェックするという企画である。いったい何処まで走れば雪に逢えるのだろう。ところが取材予定日が近づく頃の天気予報では関東甲信の広範囲で降雪予報。途方に暮れていたのも一転の渡りに船である。
早朝から北西に進路を取り雪道を目指す。前日までの大雪予報報道で中央高速はクルマも少ない。路面環境はシャーベットからウェットが大半。所々薄らと白くなっているがフォレスターは何事もなく安定して走る。こういう状況でACCとLKAを使うのは推奨できないが、試乗ということでセット。車線区分線が視認できないような状況ではLKAも解除されたが、それ以外はとくに問題なく快適なツーリングを楽しむ。
小淵沢から八ヶ岳方面に。路面を見るなり唸ってしまった。降り立ての文字通りの新雪。そこに数台分の轍。いきなりヘビーな状況だ。しばらくすると前方に車両。FFのコンパクトカーだ。深雪に四苦八苦しつつも何とか走っている。ふつうの乗用車ならフロントエアダムまで埋まる雪はスタックの可能性もある。ペースも遅いので追い越し。後続車のために轍以外を踏み崩して圧雪部を拡げておく。深雪も押しのけ踏み締め走破していく。そんなことができるのもフォレスターならではだ。
ちなみにX-MODEはノーマルモードのまま。スノーやディープスノーモードもあるが、不安もなければ走行に支障もない。一応、スノーモードも試したがこの状況では方向安定が多少向上する程度。X-MODEの地力でこなせた。
駐車場はまったくの新雪。傾斜もあって、停めたら走り出せなくなるのではと少し心配だったが、ノープロブレム。安心と裏腹に軽くスタックしてディープスノー&マッドモードを試したくも思ったりする。それも心理的な余裕のなせるところなのだろう。
雪景色を堪能して帰路につく。時間も気持ちも余裕ができたので河口湖経由で、などと考えていたらスタック車両が発生したとのことで通行止めの一報。改めて状況を思い知る。我々はフォレスターに護られていたのだ。
e-BOXERはちょっと余力不足の感もある。ハイブリッド車にしては燃費も今ひとつ。ただ、何のためにSUVを選ぶかという模範的な解答のひとつがフォレスターなのは間違いなく、世間を騒がせるような悪天候での取材行が証明した。アイサイトもX-MODEも安心のための礎であり、だから楽しく便利に過ごせるのだ。
深い新雪を踏みしめて山道をどんどん進む。この状況でもX-MODEはノーマルのままで問題なかった。フォレスターの走破性の高さを改めて体感。
SUBARU独創の「AWDシステム」は実践力が大きな魅力
多板クラッチの締結圧により後輪への伝達トルクを制御する電子制御カップリング式を採用。いわばスバルのお家芸のひとつ。FFベースの4WD車にしては後輪駆動容量に余裕があり、X-MODEに於けるブレーキを併用したスリップコントロールや準ロックモードとも言えるハードな駆動制御を可能にしている。
モデルプロフィール
クロスオーバー系SUVの元祖的な存在だった初代から代を経る毎にラフ&オフロード適性を向上させてきた。現行モデルは同系SUVでも最大級の最低地上高を確保し、深雪泥濘対応のX-MODEを採用するなど高い走破性が見所。また、MCではレヴォーグから展開する1.8ℓターボ搭載車も追加して高性能化も図られている。今回はスタッドレスタイヤを装着しての試乗だ。
主要諸元(Xブレイク・4WD)
●全長×全幅×全高(mm):4640×1815×1730●ホイールベース(mm):2670●車両重量(kg):1630●パワーユニット:エンジン1995cc水平対向4気筒DOHC(145PS/19.2kg・m)+モーター(10kW/65Nm)●トランスミッション:CVT●WLTCモード燃費(km/ℓ):14.0●燃料タンク(ℓ):48(レギュラー)●サスペンション前/後:ストラット式/ダブルウィッシュボーン式●ブレーキ:前/ベンチレーテッドディスク、後/ベンチレーテッドディスク●タイヤサイズ:225/60R17
2021年8月に行われた改良でフロントバンパー、グリル、ヘッドライト形状がより力強い印象に。
外装と共通するオレンジ加飾がXブレイクのポイント。機能的で力強い印象のインテリアも魅力だ。
防水加工が施されているXブレイクのシート。オレンジのステッチがカジュアルかつスポーティ。
今回試乗したXブレイクはe-BOXERのみの設定。2ℓ水平対向エンジンにアシスト用のモーターを搭載。
レジャーユースに適した大型ラゲッジ。写真はアドバンスだが、Xブレイクなら撥水フロアボード仕様となる。
パワーユニットの選び方
時代からすればe-BOXERが順当だろうが、1.8ℓターボの実燃費が意外とよく、動力性能面の余裕を考えると両立点で上回る。スポーツ限定なのが気になるが、最低地上高は標準系と共通。高速長距離用途ならイチオシだ。
注目したいポイント
SUVとしての長所はオンロードの乗り心地と悪路踏破性。また、ターボ搭載のスポーツは優れた高速安定性と伸びやかな加速性能により、SUVの持ち味を失わずにスポーツ&ツーリングの魅力を向上。改善傾向にあるが、やはり燃費はウイークポイント。とくにe-BOXERは燃費面でのハイブリッドのメリットが感じられない。
おすすめグレード
スポーツ ●車両本体価格:330万円
パワートレーンの特性を考えるなら、やはりターボ車がいい。シリーズ最高価格車となるが同等装備のアドバンスの約12万円高。Xブレイク同様にオールシーズンラジアル標準で長駆レジャーに最適である。
気になるライバル
TOYOTA RAV4
今やアウトドア趣味のSUVの基準器となりつつあるのがRAV4だ。悪路踏破性を重視した設計や4WDシステムを採用。オンロードでの快適性ではフォレスターに及ばないがタフな用途への適性と燃費がアドバンテージ。
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みんなのコメント
ライバル車とは価格差が大きいです。