■トヨタ「bZ4X」に「いつ発売されるの?」と心待ちの声
トヨタでは、「bZシリーズ」として、バッテリーEV(BEV)の開発を進めています。
その第1弾として、SUVタイプの新型「bZ4X」がまもなく日本でも登場する予定です。
欧州や北米では、すでに予約受注が開始されているほか、一部地域では2022年6月頃から新型bZ4Xの納車をスタートさせるといいます。
そうしたなかで、日本国内では新型bZ4X対して、どのような声が出ているのでしょうか。
【画像】赤い新型「bZ4X」現る! 存在感がスゴい実車を見る!(42枚)
新型bZ4Xが世界初披露となったのは、2021年4月におこなわれた中国の「上海モーターショー2021」。
その後、2021年12月には、豊田章男社長が登壇した「バッテリーEV戦略に関する説明会」で壇上に展示されたり、2022年1月には「箱根駅伝」の提供車両として世界初の公道走行を果たしたりと、度々世間に姿を見せ、話題となりました。
新型bZ4Xは、スバルと共同開発されたEV専用のプラットフォームが用いられており、スバルからは同じくSUVタイプのEVとして新型「ソルテラ」が登場します。
そうしたなかで、新型bZ4Xのエクステリアは、EVの斬新さとSUVの迫力を表現したスタイリングを採用しました。
フロント部分では、従来車のラジエータを象徴したセンター強調のテーマと異なる、空力アイテムが織り込まれたコーナー部と、上下に薄いバンパー形状により、BEVの独自性を表現。
インテリアは、Dセグメントセダン並みの前後シート距離1000mmを確保し、足元の広さはミディアムセグメントSUVでトップレベルとなります。
また専用プラットフォームの採用に加えて低重心化、高剛性化を推進。モーター駆動の特性を活かした走りとして「素早いレスポンス」、「リニアな加速感」、「高精度な出力制御」を可能としました。
また、日本仕様では2WD/4WDが設定され、それぞれのモーターは2WD(150kW)、4WD(前後80kW)となり、バッテリーはリチウムイオン電池(71.4kWh)を搭載します。
これにより、加速性能(0-100km/h)は2WD(8.4秒)、4WD(7.7秒)。一充電走行距離(WLTCモード)は2WD(500km前後)、4WD(460km前後)となっています。
そのほか、災害時など緊急時でも太陽光による充電が可能な「ソーラーパネル」やソフトアップデートが可能な「インフォテインメントシステム」の搭載。そしてEVとして重要なバッテリーの安全性・耐久性を高い次元で確保されているのが特徴です。
このような特徴を持つ新型bZ4Xですが、前述したとおり海外の一部地域では2022年6月頃から納車がスタートされる見込みで、現在では注文の受付がおこなわれています。
なお、現地価格を日本円にすると約650万円からとされており、レンタル、もしくは契約購入の2プランから購入を選択できるようです。
このように、ついにユーザーの手に渡りはじめる新型bZ4Xですが、SNSではさまざまな意見が見られます。日本のユーザーはbZ4Xをどのように見ているのでしょうか。
もっともSNSで多く見られるのが、「日本でも早く出ないかな?」「やっと海外で発売か…国内は?」など、国内での発売を心待ちにする声です。
そうしたなかで、首都圏のトヨタ販売店は「まだ具体的な日程は未定ですが、年内の発売が予定されています」と話しており、まだカタログや詳細情報も店頭へは伝達されていないようです。
また、ほかにもSNSでは公式発表がされていないものの、「bZ4Xはサブスク限定らしいね」「KINTOでしか購入できないって本当?」という声が非常に多く挙げられています。
トヨタが提供するサブスクリプションサービス「KINTO」は、車両本体価格に加えて、購入にかかる諸費用や保険料、定期的なメンテナンス料金などを月々定額制で支払うことで、クルマに乗れるものです。
通常の新車購入とは異なり比較的リースに近い考え方で、クルマの所有権はユーザーではなく、KINTOにあります。
このKINTOを活用する背景には、まだ世間に馴染みの浅いBEVに対するユーザー側の不安を低減し、購入のハードルを低くするという狙いが挙げられます。
なお、前出の販売店担当者も「bZ4Xの購入はKINTOのみとなる見通しです」と話しており、公式発表の注目がさらに高まります。
ほかにも、SNSでは「トヨタのブランド力も相まって販売台数伸びそう」、「海外ブランドに負けず頑張ってほしい」、「とくにリアがトヨタ車って感じのデザインだね」など、あらゆる意見が見られました。
SNSでは国内ユーザーはもちろん、海外ユーザーも新型bZ4Xについてコメントしており、世界中から注目が集まっていることがうかがえます。
※ ※ ※
ちなみに、SNSでは前述のソルテラや同じくSUVタイプのEVである日産「アリア」と比較するような声も見られ、今後はこれらがライバルとして比較されていくことになりそうです。
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