ヤリスクロスとは別物クオリティ!! レクサス新型LBXは走りの愉しさも期待大！

　2023年6月に発表されたレクサスの新型コンパクトSUVモデル「LBX」。最も身近なレクサスとあってかなりの人気を獲得しそうだ。クラスを超えた高級車を目指すLBXに迫る！

※本稿は2023年7月のものです
文／ベストカー編集部、写真／ベストカー編集部、LEXUS
初出：『ベストカー』2023年8月10日号

■レクサスLBXが目指すのは小さな高級車

レクサスの新フロントフェイスのデザインコンセプトである「ユニファイドスピンドル」を初採用。面の張り、抑揚など小さなプレミアムSUVを標榜するにふさわしい仕上がりだ

●このクルマのポイント
・ベースはヤリスクロスだが専用開発で別物のクォリティ
・全幅は1825mmとそれなりにワイド
・ユニファイドスピンドルを初採用
・パワーユニットは1.5L、直3＋モーターのみ
・価格は300万円台後半から

　レクサス史上最小となるコンパクトクロスオーバー「LBX」は、トヨタの小型車向けGA-Bプラットフォームを採用しているため、ヤリスクロスの姉妹モデルと早合点してしまいそうになるが、専用開発を行い、全幅やホイールベースも異なる。

　さらに内外装のデザインや質感はもちろんのこと、走りのよさや静粛性の高さなど、まさにクラスレスな小さな高級車を目指す。

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■専用開発プラットフォームで走りの愉しさも期待大！

水平基調で左右に伸びやかさを感じさせるインパネ。レクサスらしく内装色、素材にもこだわりを見せる。写真は海外向けの左ハンドル仕様

　躍動感にあふれるスタイリングには、新たなフロントマスクデザイン「ユニファイドスピンドルグリル」を採用し、その意気込みを示す。内装では、選ぶ愉しさを提供すべく、5種類の基本コーデに加え、約33万通りから選べる内装のカスタムプランを用意するこだわりようだ。

　パワーユニットは、モーター出力を向上させた1.5Lのハイブリッドを採用し、4WDも設定。駆動力制御を行うことで、ペダル操作を低減させる仕組みも取り入れた。特に走りの愉しさは、豊田章男会長の肝煎りだけに期待を裏切らない味わいだろう。

　誰でも扱いやすい最も身近なレクサスの日本導入は、2023年秋以降の予定だ。

●レクサス LBX（プロトタイプ）主要諸元
・全長×全幅×全高：4190×1825×1560mm
・ホイールベース：2580mm
・パワーユニット：1.5L、直3＋モーター
・バッテリー：バイポーラ型ニッケル水素
・タイヤサイズ：F：225/60R17　R：225/50R18
・予想価格：300万円台後半～