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ホンダ「オデッセイ」の需要は健在?「乗り換えモデルがない」ミニバン“先駆車”が2年ぶり復活…販売店での反響は?

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ホンダ「オデッセイ」の需要は健在?「乗り換えモデルがない」ミニバン“先駆車”が2年ぶり復活…販売店での反響は?

■約2年ぶりに再導入

 ホンダは2023年4月7日、国内で2021年に生産を終了していた高級ミニバン「オデッセイ」を、一部改良のうえで2023年冬に復活させると発表しました。
 
 この知らせに対して、販売店にはどのような反響があったのでしょうか。

【写真】ブラックグリルが「精悍!」 ホンダ新型「オデッセイ」と歴代モデルを写真で見る(42枚)

 オデッセイは1994年に初代モデルが登場。FFセダン「アコード」のプラットフォームをベースにした乗用車テイストの走行感覚や、使い勝手の良いパッケージングが新鮮な印象を与え、またたく間にヒット作となりました。

 それまで日本では、多人数が乗れるワゴン車といえば商用ワンボックスバンからの派生モデルが主流でしたが、オデッセイはミニバンブームの先駆けのような存在として支持を集めます。

 その後世代を重ね、最終モデルとなったのは2013年にフルモデルチェンジした5代目です。

 国内向けオデッセイとしては初めて後席スライドドアを採用したほか、従来型に比べ背を高めたことで室内空間を拡大。さらに内外装の高級感を大幅にアップさせたことで話題を呼びました。

 その後ハイブリッドモデルを追加するなどたびたび改良を実施。さらに2020年11月には内外装のデザインを大幅に変更し質感を向上させるマイナーチェンジを行っています。

 しかし生産を担うホンダ埼玉製作所狭山工場の閉鎖に伴い、マイナーチェンジからわずか1年の2021年12月末、突如として生産を終了していました。

 マイナーチェンジ直後の2021年の販売台数は年間2万1148台(月平均1762台)で決して売れ行きも不振だったわけではなかっただけに、復活を望む声はホンダにも多く寄せられていたようです。

 同社によると今回再導入されるのは、2020年のマイナーチェンジモデルで、現在も中国で生産されている仕様をベースにした一部改良型とのこと。

 さらにグリルをはじめ、外装の各所にブラック加飾をまとった新タイプ「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」も設定されます。

 外観はほかにも、リアコンビランプをスモークタイプレンズに変えて落ち着いた印象に改めたほか、室内も2列目席に折りたたみ式のセンターテーブルを追加。座席も両側アームレストやシートヒーターなどが備わる4ウェイパワーシートにアップグレードされるなど、細部で変更が加えられます。

■「乗り換えるクルマがない」人がいた

 首都圏のホンダ販売店スタッフは、次のように話します。

「オデッセイについての問い合わせはいただいております。

 これまでオデッセイに乗られてきたお客さまが(生産終了により)『乗り換えられるクルマがない』と困っているお話を聞いてきました。

 背が低くめのスタイリッシュな高級ミニバンは他メーカーになく『オデッセイが良い』という声は根強くありましたね。

 価格はまだ発表されていませんが、(2021年生産終了時のモデルと比べると)少し上がると思います」

 また、近畿地方の販売店スタッフは次のように話します。

「現行のオデッセイユーザーで、(再導入発表後に)興味を抱いてお問い合わせをいただいた方もいらっしゃいました。

 オデッセイから同じミニバンの『ステップワゴン』に乗り換えた方もいますが、子育てを終えた世代がオデッセイに乗り換えたケースもあります。

 オデッセイからSUVに乗り換える人も多く、4月発売の「ZR-V」を選ばれた方もいらっしゃいました。

 ただ、モデルごとに棲み分けはありますので、オデッセイが復活すると、再び一定の方がオデッセイを選ばれる可能性はありますね」

 なお、復活版オデッセイの情報は、現時点ではホンダのウェブサイトに掲載されている情報くらいしか販売店にもないといいます。

 復活版オデッセイの先行予約は2023年秋に始まり、同年冬に導入される予定です。今後、価格や仕様などの詳細な続報が期待されます。

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みんなのコメント

95件
  • 10年もモデルチェンジせず、ほったらかしたうえに。中華製。
    ホンダさん。それで良いの?
    RB1を新車で買って、大切に乗ってたし、とてもいい車だった。
    オデッセイが泣いてるよ。
  • やる事なす事ブレ過ぎて笑える。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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