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ロン・ヒックマンの資料 博物館へ寄贈 ロータスデザインの巨匠

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ロン・ヒックマンの資料 博物館へ寄贈 ロータスデザインの巨匠

もくじ

ー 100点以上を博物館に寄贈
ー 来年には一部を一般公開へ

ロータス・エヴォーラGT410スポーツ ジム・クラークの愛車仕様 チャリティに

100点以上を博物館に寄贈

ロータス・エリート、エラン、ヨーロッパなどの開発のキーマンであったロン・ヒックマンによるスケッチや計画書などが、ビューリーの国立自動車博物館に寄贈された。

彼の作品のうち100点以上が妻によってミュージアムに寄贈され、来年からその一部が公開される予定だ。

現代デザインの殿堂として名を馳せたヒックマンは2011年に78歳でこの世を去った。彼は1960年代のアイコン的クルマ達のデザインに携わるとともに、ブラック&デッカー・ワークメイトの発明により富を築いている。

1932年に南アフリカで生まれ、当初は弁護士として働いていたが1954年に英国に移り住み、自動車業界に入った。

当初はフォードのダゲナム工場においてスタイリング・モデラーを務めていたが、1956年のアールズ・コート・モーターショーにおけるコリン・チャップマンとの出会いが彼の人生を変えた。

チャップマンはその時点ですでにエリートの開発に着手していたが、ヒックマンはそのプロジェクトに参加しコンセプトの開発から生産へと貢献したのだ。

来年には一部を一般公開へ

彼はロータスのディレクターとして正社員となり、エランのデザインを担当した。ヒックマンはバキュームによるポップアップ式ヘッドライトを開発したという。さらにその名称は辞書の「E」セクションを眺めて閃いたとの逸話もある。

エラン2プラス2、ヨーロッパ、ロータス・コーティナなどの開発を行ったのち、1967年にはその職を終えた。その後は革新的なワークベンチのデザインに取り組んだという。

彼が開発した家庭用作業台「ワークメイト」の価値をブラック&デッカーに認めさせると、それは3000万台以上の売り上げを達成したのだ。

今回ビューリーに寄贈された資料は、ヒックマンがデザインに携わった車両の中でも特にロータスに焦点が当てられている。ケータハム・セブンの復刻プロジェクトのデザイン画なども含まれている。

「ヒックマン夫人の貴重かつ重要な寄贈に感謝します」と語るのは博物館の収集ディレクターを務めるアンドレア・ビショップだ。

「ロン・ヒックマンによる自動車デザインへの貢献はロータスを始めとするクルマの開発に新たな知見をもたらしました。今後このコレクションを研究し、来年ウェブサイト上にその一部を公開する予定です」

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