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走り命! イジり前提! 「割り切り感」が潔すぎる「モータースポーツベース」のナンバー付き市販車3選

掲載 更新 27
走り命! イジり前提! 「割り切り感」が潔すぎる「モータースポーツベース」のナンバー付き市販車3選

 マツダはパーティレースの公認車を用意するなど積極的だ

 豪華な装備はいらない。シンプルで軽量、なおかつその分安価なモータースポーツベース車両が欲しい!

レーシングドライバーでも操れない! 運転が難しすぎる市販車3選

 そうしたリクエストに答えてリリースされた、新車で買える各社のそうしたカタログモデルをピックアップしてみよう。

 1)マツダMAZDA2 15MB

 まずは車名にモータースポーツベースの略である「MB」がついた、「MAZDA2 15MB」から。ベースはMAZDA2の15Cだが、エンジンはハイオク仕様の別バージョン。圧縮比はレギュラー仕様が12.0なのに対し、15MBは14.0。パワーも6馬力アップの116馬力。ミッションは6速MTオンリーで、最終減速比の違いで1~3速は加速重視のセッティング(15MBは約7%減速比が大きい)。

 タイヤ&ホイールは、185/65R15+15インチのアルミだが、これは社外品への交換が前提ともいえる仕様?

 シートもスポーツタイプではなく、ベーシックなものだが、運転席ラチェットレバー式シートリフターはついている。これも好きな人はバケットシートやセミバケットに交換すればOK。また、チルト&テレスコピックステアリングも装備。タコメーターがデジタルというのは評価が分かれるところだが、マニュアルエアコンはついているし、ダッシュボードにはセンターディスプレイなどはないけれど、ラジオは聴けるし、USB端子×1 / AUXミニジャックもあるので、快適性だって文句なし。

 車は1030kgに収まっているし、車体価格は165万円(消費税込)とお買い得。見た目はスポーツカーには見えないが、ブレーキパッドさえ交換すれば、サーキットだってそのままガンガン走れるので、モータースポーツ入門者には最適の一台。他車のタイムなどを気にすることなく、ドラテクの基礎力を磨くにはピッタリだ。

 2)マツダ・ロードスターNR-A

 ナンバー付きレース車両によるワンメイクレースとして人気のあるロードスター パーティーレースの公認車両がこのNR-A。

 NDロードスターのグレードのひとつで、ビルシュタインのダンパーや大径ブレーキ、トルセンLSD、フロントタワーバーなどが標準装備。オプションで、ロールバーやバケットシート、牽引フックなどの競技用部品が設定されている。

 パーティーレースに出場する・しないは別として、スポーツ走行をメインに考えるのなら、はじめからこのNR-Aのようなクルマを購入するのが手っ取り早い。

 MAZDA2 15MBやロードスターのNR-Aを設定するところに、マツダの本気、モータースポーツへの愛情が感じられる。車両価格は275万5500円(消費税込)。

 最近注目を集めた人気モデルにもモーターベースグレードが存在

 3)トヨタGRヤリス RC

 去年もっとも注目されたスポーツモデル、トヨタのGRヤリスにも競技ベースグレード「RC」が用意されている。

 大きな魅力はまず価格。RZハイパフォーマンスが456万円、RZグレードが396万円なのに対し、「RC」の車両本体価格は330万円。

 その代わり、 ・ホイールが17インチ(RZ系は18インチ)

・ブレーキが16インチ4ポッドキャリパー(RZ系は18インチ)

・デフがLSDではなくオープンデフ

・エアコン=メーカーオプション設定

・オーディオレス

・予防安全パッケージ=設定なし

・スマートキー=設定なし といったものが省かれている。

 モータースポーツでの使用、とくにサーキット走行を考えると、メーカーオプションの「18インチパッケージ」(4万2000円)をチョイスして、タイヤ、ホイール、ブレーキ、サスを一式「RZ」と同じにしておくのがオススメ。それからエアコン(12万円)もマスト!LSDはのちのちRGの機械式か、社外のLSDを入れればOK。そう考えると、この「RC」のコスパはけっこう高い。今のところ限定車ではないのも魅力。

 かつてのセリカGT-FOUR RC(ST185)は、世界で5000台、国内1800台の限定モデルだったので……。

 4)その他

 そういえばトヨタの86にもデビュー当時「RC」の設定があった。ホイールも鉄チン(スチール)で、ダッシュボードのパネルもなく、バンパーもタクシーのように未塗装の黒で、199万円というプライスだった。しかしエアコン・オーディオレスで、後付けも不可というワイルドさで、カタログモデルから消えてしまった……。今年登場する次期86/BRZにも「RC」グレードがあればいいのだが!

 またかつては、三菱ランサーエボリューションの「RS」やスバル・インプレッサのWRX STIスペックCなどもあったし、R32の日産スカイラインGT-R NISMO(限定500台)などもあった。

 現行の日産フェアレディZ(Z34)にも1グレードだけ300万円台(397万9800 円)のモデルがあるが、噂の次期モデルでは、もっとスパルタンで安価なモータースポーツベース車がラインアップされることを期待したい。

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みんなのコメント

27件
  • ランサーのRSと並べるならインプはSPEC-CよりもTYPE-RAでしょ。

    GT-R NISMOも悪くはないけど、一時期席巻したラリー等のスラローム競技ベース車はRSとRAよ。
  • マツダ2は安いけどベースのスペックが物足りない
    他は高すぎる
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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