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アウディ フルモデルチェンジ第2世代のコンパクトSUV「Q3/Q3スポーツバック」

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アウディ フルモデルチェンジ第2世代のコンパクトSUV「Q3/Q3スポーツバック」

アウディジャパンは2020年7月7日、8年振りに第2世代へとフルモデルチェンジしたプレミアム CセグメントSUVの新型「Q3」と、アウディ初となるクロスオーバー「Q3 スポーツバック」を発表し8月19日から販売されます。

2代目のQ3シリーズは、MQBプラットフォームを採用し、Q3は2018年後半から、新登場のQ3スポーツバックは2019年秋からヨーロッパで2020年型モデルとして販売されています。激突するライバルは、Q3はBMW X1、Q3スポーツバックはBMW X2です。もちろんCセグメントのSUVとして考えれば、BMWだけではなく、グローバルで多数のモデルが競合します。

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エクステリアデザイン

デザインは、アウディのQファミリー専用のオクタゴン(八角形)のシングルフレーム グリルやシャープな形状のLEDヘッドライト、大型のエアインレットと特長的なバンパーにより、エレガントでありながら力強くスポーティな印象を強調しています。前後のブリスターフェンダーや彫りの深いサイドのロワーラインなどにより、SUVならではのデザイン表現です。


初のコンパクトクロスオーバーSUVのQ3スポーツバックのエクステリアは、Q3よりも全高が約4.5cm低く、クーペのようなエレガントさを強調しています。一見するとQ3スポーツバックはQ3より長く見えるものの、実際には差はわずか10mmです。

Q3、Q3スポーツバックともに、ベースモデルは215/65R17のタイヤと洗練されたデザインの5ツインスポーク17インチホイールを標準装着しています。18インチもオプションで用意され、S lineを選択すると、235/50R20タイヤと20スポークVデザインの19インチ ホイールが標準装着となります。

インテリアデザイン

インテリアも、オクタゴンのシングルフレームグリルをモチーフとしたデザインがインスツルメントパネルに採用されています。

インテリアを上下2つのゾーンに分割し、ワイドさが強調され、スポーティでしかもクリーン。先進的な造形と操作コンセプトを融合させたデザインです。

メーターパネルはアウディの上位モデルから受け継がれた10.25インチのフル液晶ディスプレイ式デジタルメーター 「アウディ バーチャル コクピット」や、タッチスクリーンを備えたマルチメディア用ディスプレイなどにより、スタイリッシュで先進的なデジタル コクピットを実現しています。

またスマートフォンのmyAudiアプリを使用すると、車両とシームレスに接続が可能。ワイヤレスチャージとセットのアウディスマートフォンインターフェイス、Bang&Olufsen3Dサウンドシステムといったオプションが設定されています。

オプション装備として、2分割式パノラマガラスサンルーフも用意されています。

パッケージング

Q3、Q3スポーツバックのボディ全長は4490mm/4500mm、全高は1610m/1565mm(ルーフアンテナを除く)、全幅は1840mmで共通サイズです。ホイールベースも2680mmで、広いキャビンスペースを生み出しています。

キャビンの骨格は、熱間成形スチール製のコンポーネントが採用されています。これは、ボディシェル重量の25%を占め、高い強度と軽量性を兼ね備えています。これらの骨格により、非常に高いボディ剛性が実現し、正確なハンドリングと最高品質の組み付け精度により、Q3、Q3スポーツバックの質感を高めています。

またキャビンは優れた防音性と音響性能により、室内騒音レベルはきわめて低く抑えられています。防音フロントガラスは標準装備され、オプションで色付きのプライバシーガラスをリヤに装着するこが可能となってます。

キャビンスペースは本格的な5人乗りのクルマとして設計され、良好な乗降性と視界を実現。フロントシートは電動調整式シートヒーター付きをオプションで選択可能です。ステアリングホイールは、3スポークレザーでマルチファンクションスイッチを備えた標準仕様に加え、ボトムフラット仕様、シフトパドル付きなどが用意されています。

リヤシートのポジションは、前後に130mm移動することができ、シートバックは40:20:40の3分割タイプ。7段階にリクライニングさせることもできます。

ラゲージ容量は、リヤシートとバックレストのポジションを移動することにより、Q3が530~1525L、クーペスタイルのスポーツバックでも530~1400L確保しています。またリヤシェルフにより、Q3は3段階、Q3スポーツバックは2段階のポジション調整が可能です。またリヤシェルフを使用しない場合は、積載フロアの下に格納することが可能です。オプションで電動式テールゲートも用意されています。コンビニエンスキーと組み合わせることによって、テールゲートを足の動き(キックアクション)で開閉することができます。

運転支援システム

10km/h以上で走行中に歩行者や先行車に衝突する恐れがある場合、警告や衝突被害軽減ブレーキが作動して衝突回避するアウディ プレセンス フロントを標準装着。このシステムは、約10km/h~85km/hで走行中に前方を横断中の歩行者を、約10km/h~250km/hで前方の走行中の車両を検知することが可能です。

また360度サラウンドビューカメラも標準装備しており、駐車や狭い道での取り回しに使用することができます。

オプション設定で、ドライバーがウインカーを出さずに車線を横切ろうとしていること検知すると、ステアリングに介入して修正操作をアシストするアウディ アクティブレーンアシストや、後方を監視する2基のレーダーセンサーを使用するアウディ サイドアシスト、アダプティブクルーズアシストが設定されています。なお、アダプティブクルーズアシストは、最高200km/hまで作動します。

アシスタンスのオプション パッケージには、ハイビームアシスト、サイドアシスト、エマージェンシーアシストも含まれます。エマージェンシーアシストは、システムの限度内で、ドライバーが危険な状態に反応していない場合、視覚的、音響的、触覚的な警告を発信。それでもドライバーが反応を示さない場合は、システムが制御を引き受けて、クルマを現在の走行レーン内に自動的に停止させ、同時にハザードランプも点滅させます。

パワートレーンとシャシー

Q3、Q3スポーツバックは、日本市場向けにガソリン1.5TFSIと、ディーゼルの2.0TDIを設定しています。

1.5Lのガソリンエンジンを搭載したモデルが35TFSI、ディーゼルエンジンを搭載したモデルが35TDIクワトロです。

エントリーレベルの1.5Lガソリンエンジンは、軽快なレスポンスと低燃費を両立。このエンジンは、150ps/250Nmを発生し、低中負荷領域ではシリンダーオンデマンド(COD:気筒休止)システムが作動し、2番、3番シリンダーを休止、実用燃費を向上させることができます。

アルミニウム製クランクケースを採用したことにより軽量化を実現し、シリンダーライナーには、プラズマ溶射によって鉄コーティングを施し、摩擦抵抗を大幅に削減しています。

シリンダーヘッドに統合されたエキゾーストマニホールドには冷却回路が設置され、効率的な熱管理が可能です。コモンレールシステムは最大350バールの燃圧で、均一な燃料噴射に加え、エミッションの低減を図っています。

150ps/340Nmを発生する2.0TDIは、強力なトルクとスムーズな作動が特長です。クランクケース内の2本のバランサーシャフトにより、振動を抑制し滑らかに回転し、内部摩擦抵抗を徹底して削減。またシリンダーブロックとシリンダーヘッド用の独立冷却回路による優れた熱管理による高い効率を実現しています。

トランスミッションはいずれも低速側のギヤはクロスレシオ、高速側のギヤはワイドレシオに設定された7速Sトロニック(DCT)を搭載。アクセルペダルから足を離すと、状況に合わせてコースティングモードを作動させることができます。(オフロード モードでは非作動)

4WDシステム(クワトロ)はディーゼル モデルのみに設定されています。リヤアクスルに取り付けられた電子制御油圧式マルチプレートクラッチにより、前後可変トルク配分を実現し優れた安定性、強力なトラクション、ハイレベルなドライビングプレジャーを融合させています。

またFFモデル、クワトロ モデルともにブレーキトルクベクタリングも組み合わされ、FFモデルは前輪で作動。クワトロは4輪で作動します。

サスペンションはフロントがストラット式、リヤがダブルウイッシュボーン式。サスペンションは市街地、長距離ドライブ、オフロードなどでオールラウンドに俊敏なハンドリングと優れた乗り心地を実現。Q3、Q3スポーツバックともにS lineを選択するとスポーツ サスペンションが装着されます。

ステアリングはプログレッシブステアリングを装備しており、走行状態に合わせて14.8:1から11.4:1(フルロック位置)まで変化し、狭い道を運転する場合でも、わずかなステアリング操作でクルマを正確に操作できます。

アウディ Q3 諸元表

アウディ Q3 スポーツバック 諸元表

アウディQ3価格

アウディQ3スポーツバック価格

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