タイが誇る鬼才アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の最新作『MEMORIA メモリア』はティルダ・スウィントン演じる主人公ジェシカをガイドに、監督自身が経験した「頭内爆発音症候群」から着想を経た“記憶の旅路”が描かれます。
2002年の『ブリスフリー・ユアーズ』で<ある視点部門>最優秀作品賞、2004年の『トロピカル・マラディ』で審査員賞、そしてタイ史上初のパルムドール受賞作となった2010年の『ブンミおじさんの森』に続き、カンヌ国際映画祭4度目の受賞となった『MEMORIA メモリア』。南米コロンビアが舞台の本作はアピチャッポン監督が初めて海外で制作した作品でもあり、本年の第94回アカデミー賞では国際長編映画賞のコロンビア代表に選出されています。
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本作でティルダ・スウィントンが演じるジェシカは、ある夜を境に頭の中で謎の轟音が鳴り響くようになり、不眠症を患ってしまいます。その“音”の謎を探って医者や音響エンジニア、考古学者などを訪ね歩き、やがて古代の人骨の発掘地である不思議な体験をしますが……。
説明的な展開は一切なく、ジェシカ自身も脳内音による“何か”に導かれているようで、まさにアピチャッポン監督の脳内旅行といった赴きの本作。コロンビアの美しい自然と無機質な建築、科学と超自然の対比など、観客も自分自身の内面を経由した映画体験をすることになります。このあたりは第92回アカデミー賞でコロンビア代表に選出された『MONOS 猿と呼ばれし者たち』(2019年)の監督で、建築家でもあるアレハンドロ・ランデスとの繋がりも感じさせます。
アピチャッポン監督の過去作『トロピカル・マラディ』には、ホンダのCG125やドリーム、NSR125といった懐かしの日本車が多数登場。ティルダ・スウィントンも1992年公開の『オルランド』で、1930年代のノートン・モデル18(サイドカー付)に乗るクールな主人公を演じています。
コアな映画ファンから絶大な支持を集めるタイの鬼才が、初の海外制作かつオスカー俳優とがっぷり組んだ意欲作『MEMORIA メモリア』は、2022年3月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか公開です。
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