ポールシッターのビニャーレス「レースでは今年のベストパフォーマンスにしたい」／MotoGP第8戦予選トップ3会見

　MotoGP第8戦エミリア・ロマーニャGPの予選がイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われ、MotoGPクラスでフロントロウを獲得したマーベリック・ビニャーレス（モンスターエナジー・ヤマハMotoGP）、ジャック・ミラー（プラマック・レーシング）、ファビオ・クアルタラロ（ペトロナス・ヤマハSRT）が会見で予選を振り返った。


■マーベリック・ビニャーレス（モンスターエナジー・ヤマハMotoGP）／予選：ポールポジション

「先週の日曜についてはタイヤだったと思う。タイヤ選択が間違っていた。左側のグリップを十分に得ることができず、セクター2とセクター4でタイムを失った。それで速く走ることができなかったんだ」

「けれどとにかく、間違いから学ぶ必要がある。この週末は、ミディアムタイヤに取り組んでいる。バイクについて、少しだけ違った取り組みもしている。うまくいっていると思うよ。ラップタイムはいいし、スムーズに乗れている。重要なタイムも出せている。けれどとにかく、明日だ。違った状況になるだろう。レースはとても長いからね。準備をして、序盤から攻めようと思う。全力を尽くすのが、唯一の優先事項だ」

「今週、僕はすべてのプラクティスで、レースのセッティングに取り組んできた。重要なことだった。先週は、ガソリンが少ないときバイクのフィーリングがいつもの勝ったのだけど、レースでガソリンがあるときには苦戦した。けれど、今週はもう少しよくなって、改善したと思う。レースでは機能することを願うよ」

「けれど、もしここでうまくいかなかったら、モンメロ（次戦カタルーニャGP）でさらに取り組みたいと思う。僕たちは改善の機会を得ている。ポテンシャルがあり、スピードもある。1周もすごく速い。フリー走行4回目では、とても安定していた。明日は今年のベストパフォーマンスにしたい」

■ジャック・ミラー（プラマック・レーシング）／予選：2番手

「先週の日曜のあと、ペースをよくしようとしてきた。先週のレースでは、ペースがよくなかったんだ。それに取り組み、ここにいる彼らに近づこうとした。フリー走行で、ヤマハライダーはいつもすばらしく安定している。正直言って、すべてのタイヤでたくさんの周回を重ねたけれど100％これだというものは見つかっていない。路面温度とも関係があるんだと思う。明日はそれについて計画を練らないと」

「それ以外では、予選Q2で、いい感じだった。Q1は理想的ではなかったけれどね。Q2では、もうタイヤが1セットしかなかった。だから、1回でアタックしようと考えたんだ。それがうまくいった。予選は悪くなかったと思う。幸いにもペッコ（フランセスコ・バニャイアの愛称）の前のポジションを獲得できたしね」

「先週は、フランキー（フランコ・モルビデリ）とバレ（バレンティーノ・ロッシ）を序盤、たぶん10周目くらいまで追いかけた。今週は、ポジションを落とさないようにしたい。タイヤをマネジメントして、最後に何が起こるか。みんな、このタイヤでは同じようなペースだと思う。とてもいいセットアップがあって、先週のレースよりもいいから、満足しているよ」

■ファビオ・クアルタラロ（ペトロナス・ヤマハSRT）予選：3番手

「フロントロウを獲得できてうれしい。すごく重要なことだから。フリー走行4回目でのレースペースはよかったと思う。違ったことにトライした。それで、ペースがすごくよかったわけではなかったんだけど、満足しているよ。明日に向けてベースはいいし、フィーリングもすばらしい。いつもならレースペースとしてはベストだから、フリー走行2回目のセットアップに戻すんだけど、バイクにいい感じがある」

「残念ながら、予選では2回もミスをしてしまって1分31秒2のタイムだった。けれど、目標は1列目にいることだったから、満足だし、今週末のレースのスタートをよくするだろう」

「（使用しているローンチ・コントロール・システムについて）先週のスタートは、最悪だった。完ぺきなスタートを切ろうとしたら、クラッチを離すとき、とても正確にならないといけないんだ。ちょっと神経質なんだよ。正直言って、すべてのスタートで安定させるポイントを見つけるのには苦戦しているんだ。たぶん、ベストというよりも、安定したスタートだね。すごく重要だと思うし、まだ見つかってない。今週は悪くはないから、レースでどうなるだろうね」