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シビックの高性能グレード「Si」が公開される。タイプRとの違いやボディ&ウイング形状が謎を呼ぶ

掲載 更新 30
シビックの高性能グレード「Si」が公開される。タイプRとの違いやボディ&ウイング形状が謎を呼ぶ

ホンダの米国部門は、開発中の「シビック Si」の予告映像を公開。ハードコアな「タイプR」と標準モデルの隙間を埋める「Si」とは、どんなモデルなのか。

先代シビックに設定されていたSiは、最高出力が205hpまで出力を引き上げられた1.5L直4ターボエンジンを搭載し、高出力過ぎずパワーを使い切れるエンジンと6MTのマッチング、さらにはスポーティな内外装が人気を博していた。

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今回の予告映像では、クローズドコースでテストを行うプロトタイプが登場。エクステリアには擬装が施され、インテリアは完全なスケルトン状態と、プロダクションモデルと異なる部分が多いが、トランク上の大型リアスポイラーやブラックアウトされたアルミホイール、そして前方に突き出したチンスポイラーが、ただ者ではないオーラを醸し出している。もちろん、これらのディテールが量産時にも採用されるかは確かではないが、少なくともノーマルモデルに比べスポーティ感を強めた外装を採用してくることは間違いないだろう。

もうひとつ注目したいのは、プロトタイプが4ドアセダンをベースとしていること。米国で販売されるシビックには5ドアハッチバックと4ドアセダンが存在するが、テストは4ドアセダン仕様で行われている。先日公開されたイメージでは新型タイプRは5ドアになるようだから、ボディ形状で棲み分けを図るのかもしれない。

先代のシビックSiは残念ながら国内導入されなかったものの、新型シビックは国内でもMT車の人気が高く、ドライビングを楽しみたい層からの支持は厚い。今後、新型タイプRが登場すれば人気沸騰は間違いないが、過激すぎないスポーツセダンを求めるファンにSiは最適な選択肢だろう。また、先代タイプRはスタート価格が約475万円で、新型はさらにプライスアップが予想されることを踏まえると、現行の上位グレード「EX」(約354万円)とのギャップを埋めるSiの国内導入に期待したいところだ。


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