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喋るクルマの次はFFミニバン? 今度のメルセデス・ベンツは3列コンパクトミニバンも準備!?

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喋るクルマの次はFFミニバン? 今度のメルセデス・ベンツは3列コンパクトミニバンも準備!?

■偶然、メルセデス・ベンツ開発者からスクープをゲット!

 いまメルセデス・ベンツの新型コンパクトと言えば去年登場のAクラスに初搭載した“喋るメルセデス”こと対話できる新世代ユーザーエクスペリエンス、MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)で有名ですが、それだけじゃありません。

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 なぜなら筆者(小沢コージ)が先日行ったスペイン・マヨルカ島の新型Bクラス試乗会にて、ひょんなことからプチスクープをゲットできたからです。

 それは開発エンジニアのオリバー・ゾルケさんとサシで話していた時のこと。ご存じBクラスは、Aクラスと同じ新世代FFプラットフォームで作られた少し背高ノッポな実用プレミアム・ハッチバック。Aと比べると全長×全幅は4419×1796(mm)と全く同一で全高のみ122mm高いモデルです。

 とはいえ旧型Bクラスと比べると、走りを含めて品質は全面的にアップし、スタイリングもかつてのずんぐりむっくりぶりが減って確実に“美魔女化”しています。よって会話の最後にこう投げかけてみたのです。

――Bクラスは、背高ノッポで広くて使い易く、日本でも家族層などから人気なのですが、今回気になったのは3列シート仕様がないことです。ガチンコライバルのBMW 2シリーズ・アクティブツアラーは同じFF実用ハッチバックで、後に3列シートで7人乗りのグランツアラーを追加しました。今回の新型Bクラスには用意しないのでしょうか?

「実は初期段階では検討しました。ただ、やはり3列目を入れるとホイールベースやオーバーハングが長くなってBクラスらしくなくなってしまうんです」(オリバー・ゾルケ氏)

――そうすると要は美しい実用ハッチバックじゃなくなっちゃうと。でも3列シート仕様はいずれ出しますよね。

「たぶんね。実は今回のプラットフォームは総勢8車種を出す予定で、最初にAクラス、次に中国で発表したAクラスセダン、3車種目がこのBクラスとなり、新春のCESでCLAを発表し、まだ残り4車種あります」

――全8車種! その中にミニバンは?

「いまはまだ…、いえません」

※ ※ ※

 そんな話のなかで突如ポロリと総勢8車種出ることが判明した、新世代のメルセデス・ベンツ・コンパクト群。すでにスタイリッシュハッチの「Aクラス」、ファミリー向けハッチの「Bクラス」、中国でロングホイールベースの「Aクラスセダン」が発表され、新春ラスベガスのCESで出たスタイリッシュセダンの「CLA」を含め、現状4車種が発表済みです。

 これらに加え、これまでの例からCLAのワゴン版たる「CLAシューティングブレーク」とSUV版の「GLA」は出るでしょうし、となると残りは2車種です。

 筆者的には、ライバルBMWの2シリーズグランツアラーに対抗し、Bクラスベースの3列シートのミニバン、さらにAクラスベースの華やかなカブリオレなんかが出たら面白いと思うんですがみなさんはどうお考えでしょうか。

■かつては上から降りてきたプレミアムが今は下から上に!

 さて、充実するプレミアム・コンパクト・セグメント。実はこの裏側には構造変化があります。その昔、メルセデスのブランド戦略は完全に“上から下”でした。まずフラッグシップのSクラスが高級車界を席巻し、次にミディアムのEクラスであり、コンパクトのCクラスが登場して世の中に伝わっていくイメージ。

 要はすべてのメルセデスは「プチSクラス」だったのです。実際、80年代に登場したコンパクトな190Eの愛称は「小(子)ベンツ」。

 しかし、今その構造は逆転し、まず買いやすいコンパクトクラスでブランドイメージを訴求し、そこから上がってきているといいます。

 実際、今のAクラスはお客の6割が他ブランドからの乗り換えで、さらにそのうち7割が次もメルセデスを購入するといいます。つまり最初にAクラスを買い、次にCLAやCクラスを購入するのです。

 したがって、今はプレミアムコンパクトの多様化であり、魅力アップが必須なわけで、それもあってこのコンパクトクラスが8車種に増えるんじゃないでしょうか。筆者は日本のメルセデスファンのためにもBクラスミニバン(仮称)の登場を期待する次第です。ついでにオシャレなAクラスコンバーチブルも期待してます。

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