■軽トラはカスタマイズに最適なクルマだった?
仕事の相棒として、昔から親しまれている軽トラック(以下、軽トラ)の新車市場は、最近かつてほどの勢いがありません。そんななかでも、軽トラのカスタム市場は、堅調な盛り上がりを見せているといいます。軽トラのカスタムとは、どのようなものなのでしょうか。
【画像】思わず二度見する!? 個性派なカスタム軽トラを見る!(27枚)
最近の軽トラ新車市場では、40年超えの歴史を持つホンダ「アクティトラック」は2021年6月で生産終了。また、かつて「農道のポルシェ」と称されたスバル「サンバー」は、2012年よりダイハツ「ハイゼット」のOEM車となっています。
2020年2月時点で自社開発モデルとして販売されている軽トラは、前出のアクティトラック、ハイゼット、スズキ「キャリィ」のみで、ほとんどのメーカーがこの3車種のOEM車となっているのです。
しかし、軽トラカスタム業界の関係者は、次のように話しています。
「軽トラカスタム市場においては、堅調な状態が続いているといえます。同時に以前よりも派手目なカスタムがいまのトレンドかもしれません。
元々軽トラをカスタムするユーザーは多くはありませんが、一定数存在するコアな市場でした。そのなかでも個性を発揮するためには、カスタマイズも派手目になってきているのだと思います。
また、これらのカスタマイズされた軽トラはイベントでの人寄せとしても効果があるため、ショップやお店のPR用に制作することも多く、余計に派手になっていきます」
※ ※ ※
2020年2月14日から16日に開催された「大阪オートメッセ2020」では、黄金一色で荷台に金の延べ棒を積んだモデルや、ピンクのラメ仕様が印象的なもの、かつてのデコトラブームを思い起こさせるカスタマイズまで多種多様な軽トラが展示されていました。
会場でもひと際目立つ軽トラを展示していたブースのスタッフは、「軽トラのカスタマイズは、ほかのクルマよりもベース車の価格が安いこともあり、それに目立つカスタマイズを施すことも容易で、かつさまざまなカスタマイズカーがあるなかでも埋もれにくいです。なので、ブースを目立たせたい場合にはオススメの展示車です」と話します。
軽トラは、車両価格や維持費が安いため、購入のハードルが低く、かつ自分好みのカスタムパーツが多数販売されています。自分の個性をアピールしたいユーザーにはオススメのクルマなのかもしれません。
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