2018年1月に開催された東京オートサロン会場で、日本初の試みとして行われた「東京オートサロン・オークションwith BH Auction」。コレクタブルカーと呼ばれているヴィンテージカーやクラシックカーなど計16台もの“マニア垂涎”なモデルが出品された。なかでも日産がル・マンに使用したレースカーには、なんと落札価格、1億円超!! ほかにもトヨタ2000GTや日産 R34スカイラインGT-Rなど、3000万円を越える値が付けられた落札車も続出した!!
文:ベストカー編集部/写真:平野学
ベストカー2018年2月26日号
日産のル・マンカーは1億9000万円超で落札
日産 R90CK/落札価格:1億9030万円(1990年式)
オークション会場の幕張メッセイベントホールには100名を超えるビッダー(登録入札者)が参加。日本人以外にも欧米のほか、中東など海外からのビッダーも数多く姿が見られ、その注目度の大きさが窺い知れるというもの。
各出品車はオークションにかけられる前にスタッフたちの手押しによってステージに登場。オークションそのものは“ビッダー”が入札金額を声に出し、自分の番号が入ったビッダーズカードを掲げるというもの。この金額について、進行役のクリス・ペプラー氏が原則50万~100万円単位でビッダーからのコールを募るというシステムだった。
なかでも、その全16台の出品車のうち、ひと際大きな注目を集めていたのが1990年にル・マン24時間レースを走行し、日本車史上初のポールポジションを達成した日産のグループCカー、R90CK(メイン写真)だ。
この“目玉カー”は、落札目安金額が1億4800万~1億9800万円と想定されていたが、9000万円からスタートし、100万円単位での競りが続いた結果、1億7300万円で落札された(※この金額に10%の手数料が上乗せされるため、正式な落札金額は1億9030万円)。
R34スカイラインGT-Rも3000万円オーバー
日産 R34 スカイラインGT-R/落札価格:3520万円(2001年式)
また、市販車では生産終了から15年以上経てもなお人気の高い、2001年式の日産 R34スカイラインGT-R VスペックIIニュルが出品。第2世代GT-Rのなかでも特に人気の高いR34の最終モデルで、限定1000台のうちVスペックIIベースは300台の希少さで、メタルブレード製タービン採用のN1仕様RB26DETTエンジンを搭載。
しかも、この出品車はなんと走行距離10kmという未登録車。スタート価格の2000万円という金額も驚きだが、3200万円で落札(正式な落札金額は3520万円)。
ちなみに、気になる落札主の情報はビッダーとBHJとの間で秘匿契約が結ばれているため、非公表となっている。
トヨタ2000GTほか希少落札車の気になる価格は?
この2台のほかにも注目の希少落札車が目白押し。あの名車はいくらで落札された?
■ホンダ S800/落札価格:935万円
オークション1台目として登場。フルレストアされたホンダ S800国内モデル(1968年式)は、落札価格400万円からスタートし、935万円(手数料込み、以下同)で落札された。
■トヨタ 2000GT/落札価格:8360万円
4500万円からスタートした目玉車。2年かけてフルレストアされ、希少な純正クーラーも装備する1967年式。最終的には8360万円で落札された。海外オークションでは1億を超える場合もあることを考えると、割安という見方もできる。
■デトマソ パンテーラ グループ4/落札価格:3630万円
イタリアの自動車メーカーとして名高いデトマソの名車、パンテーラ。なかでもレーシングスペックが与えられ、僅か8台のみという希少な一台(1972年式)が出品され、落札目安(2800万~3500万円)の上限に近い、3630万円で落札された。
◆コレクタブルカーオークションとは
ヴィンテージカーや高級スポーツカー、クラシックカー、ハイパーカーなどを指す「コレクタブルカー」を対象としたオークション。日本ではこれまで中古車販売や個人間売買が主流で、同様のオークションは行われてこなかったが、主催者のBH(ベストヘリテッジ)ジャパンが今回初めて開催。海外同様、しっかりとした組織が運営母体が、出品車ごとの価値を正しく評価していくことで、自動車文化振興につなげる狙いもある。
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