自社で設計・試作・テストを行なう通常の開発作業ではなく、BMWとの協業で始まった新型車開発。そんな環境下でトヨタのヘリテイジを感じさせる「スープラ」をつくりあげるために、当初は戸惑いや苦労があったが開発実務が進むにつれ、技術者としての考えや情熱が呼応。メーカー間の垣根を超えた信頼関係が築かれた。そうしてBMWとトヨタの技術が融合し、トヨタ車としての独自性が与えられ、見事スープラの復活となった。REPORT&図版解説●安藤 眞(ANDO Makoto)
運動性能を追求したショートホイールベース&ワイドトレッド
旧型よりホイールベースを80mm詰め、2シーター専用となった新型スープラ。ドライバーの着座位置は後輪に近く、リヤタイヤのグリップ状態を感じ取りやすいパッケージングだ。
フロントノーズの突き出しとバンパースポイラーのデザインが、F1マシンを思わせる。ルーフラインはダブルバブル型を採用。乗員のヘッドクリアランスを確保しながら、前面投影面積を減らして空気抵抗を低減する。
1590mmというワイドなトレッドに、275サイズの超ワイドタイヤを装着(RZおよびSZ-R グレード)。ホイールベース/トレッド比1.55は、ポルシェ911とほぼ同等だ。
低重心なクーペボディ
理想的な前後重量バランス
緻密に設計されたパッケージング
サーキット走行に役立つGAZOO Racing Recorder
アクセル、ブレーキ、ステアリング舵角の操作情報と、車速、エンジン回転数、加速度といった車両情報と車両の位置情報をSDカードに記録。専用のソフトを使用することで再生でき、運転を解析できる。また推奨のカメラを接続すれば動画と同期再生させることも可能。
適材適所で強くバランスの良い骨格
オレンジ色に塗られているのが多相鋼板、赤く塗られているのがホットスタンプ鋼板、緑色がアルミ合金を使用する部分。ルーフ骨格にホットスタンプ材を採用して薄肉化したことも、低重心に貢献している。
軽量素材を広範囲に採用
外板にも軽量素材を広範囲に採用。緑色部分がアルミ合金、黄色が樹脂部品、青色が鋼板を使用する部分だ。絞りの深いリヤフェンダーが鋼板製であるのはともかく、ルーフも鋼板というのは少々意外。
ボディ下面でも空力性能を向上
モンロー製電子制御ダンパー
フロント:マクファーソンストラット式サスペンション
リヤ:マルチリンク式サスペンション
確かな操舵感を提供する
コントロール性と放熱性の高いブレーキ
B48型2.0ℓ直列4気筒
B58型3.0ℓ直列6気筒
2系統のウォータージャケット
B58B30型エンジンのシリンダーヘッド。排気側の冷却水通路は二階建てになっており、エキゾーストマニホールドを上下から冷却する。高負荷時に排ガス温度を下げてタービンを保護するとともに、暖機時には水温上昇を速めてコールドスタートエミッションを低減する。
可変バルブタイミング機構
連続可変バルブリフト機構
スープラらしさを表現する排気システム
高出力を安定して発揮するための冷却システム
ダイナミックな変速フィールを実現するATミッション
思い通りの走りを実現する電子制御デフ
RZ及びSZ-Rグレードに採用されるアクティブディファレンシャルは、BMWの“M”モデルに採用されているのと同じもの。コンベンショナルな4ピニオン式ディファレンシャルギヤの差動を、モーター制御の湿式多板クラッチでコントロールする。
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