楽しく走れる「Nバン イー」が10月に登場
新型軽商用EVの「ホンダNバン イー」が10月10日に発売される。
【画像】Nバン イーの体感試乗・説明会の様子をみる 全83枚
ガソリンモデルのNバンが商用からホビー用途に至るまでの幅広いニーズに対応できるクルマとして大好評で、Nバン イーはそれをベースとして開発された。
Nバンといえば、フラットになる低い床と高い天井による広く大容量の荷室空間、そして、助手席側のセンターピラーを無くした大開口部などが魅力となっているが、それらの使い勝手のよさはそのままに、Nバン イーには給電機能や静粛性といった電気自動車ならではの価値が加わっている。
商用ユースに求められる実用航続距離と大容量の荷室空間の両立を目指し、容量の大きなバッテリーの採用、電動アクスルの小型化、高電圧部品の集中配置による部品専有スペースの最小化などを実践。その結果として、商用ユースのみならず個人の乗用ユースでも活躍してくれるクルマが完成したのであった。
主な商用ユースのひとつである小口配送業務で現実的な一充電走行距離は245km(WLTCモード)を実現。充電時間は6.0kW出力の普通充電で約4.5時間、50kWの急速充電で約30分だ。利便性が徹底追求されており、充電リッドはフロントにある。
バッテリーの冷却/加温システムにより、高温/低温によるバッテリーの性能低下を抑制し、特に冬季における充電時間の短縮と航続距離の向上を図っている点もトピックだ。
幅広いニーズに対応する4タイプを設定
先日開催されたNバン イーの体感試乗・説明会で触れることができたのは、商用から個人ユースまで幅広く活用できる4席のシートを配置したスタンダードタイプの「e: L4」と、趣味やレジャーシーンにも馴染むスタイリングを採用した「e: FUN」という2タイプ。
フロアの下にバッテリーを搭載しながらもガソリンモデルと同等の広い荷室空間を実現しており、「e: L4」も多彩な情報を表示可能な7インチの液晶メーターを採用。2トーンカラーのエクステリアも設定し、選択の幅を広げている。
「e: L4」をベースとしている「e: FUN」は、インテリアを明るくナチュラルなベージュカラーとし、エクステリアには「e: L4」同様2トーンカラーも設定。LEDヘッドライトを採用し、急速充電が標準装備となる。
この2タイプの他、商用ユースに特化し、シートを運転席の1席のみとして機能性を追求した「e: G」と、シートが運転席と運転席側後席の2席となる前後タンデム仕様の「e: L2」も用意。いずれもリース契約のみでの取り扱いだ。
全国メーカー希望小売価格(消費税込み)は、269万9400円~291万9400円となる。
シンプルさと機能を両立させた合理美デザインのインテリアは直線基調で、コンテナっぽいスクエアな空間だ。操作頻度が高いスイッチ類は、インパネ中央部に集中配置。
バンパーリサイクル材のサスティナブルマテリアルを、世界にひとつの意匠部品として使っている点にも注目したい。
EV化による低重心で運転しやすい
実際にNバン イー「e: FUN」で周回コースとワインディングコースを走行したが、EV化による低重心で終始安定しており、非常に運転しやすかった。ハンドリングのよさも特筆ものだ。
また、発進時はリニアかつスムーズでコントロールしやすく、そのままストレスなく加速してくれるので、荷崩れが心配な積載時も安心してドライブできる。
そういったEVならではの特性、取り回しのよさ、エアボリュームを確保した13インチタイヤの採用、乗用車レベルの乗り心地が疲労の軽減につながるはずだ。
電動ブレーキサーボの採用によって航続距離とブレーキフィールのよさを両立させており、回生エネルギーを取り切れるこの装備もドライバーを疲れさせない。
会員制サポートサービス「ホンダ・トータル・ケア」のIDを取得することでホンダ・コネクトを無料で利用でき、お出かけ前タイマー設定、充電待機時間設定、最大電流量設定、最大充電量設定、外部給電下限SOC設定をスマートフォンアプリからリモート操作できること、屋内施設でも給電できる点もポイントだ。
純正アクセサリーのメッシュポケット、ルーフコンソール、アームレストコンソール、クロスバー、ウィンドウプロテクションバー、セパレートカーテン、ルーモビキット、ルーフキャリア、ルーフインナーラック、各種デカール、AC外部給電器、外部電源入力キットなどを活用すれば、さらに使いやすくなるだろう。
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みんなのコメント
>全国メーカー希望小売価格(消費税込み)は、269万9400円~291万9400円となる。
ってか事前の情報では200万を切るとか言ってなかったか???
それにリースのみってどういう事?(笑)
ストップ&ゴーの多い商用車なのに使い難いスイッチシフトとか
どうしたんだホンダは。