現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > クルマでよく出てくるけどよくわからない言葉! 「プレミアム」ってどういう意味?

ここから本文です

クルマでよく出てくるけどよくわからない言葉! 「プレミアム」ってどういう意味?

掲載 更新 36
クルマでよく出てくるけどよくわからない言葉! 「プレミアム」ってどういう意味?

 この記事をまとめると

■クルマにはさまざまなキャッチコピーがある

やっとオーラで成功! 長い間「泣かず飛ばず」だった国産プレミアムコンパクトの悲哀

■なかでもよく目にするのが「プレミアム」

■「プレミアム」の条件について解説する

 プレミアムってどんな意味?

 クルマのコンセプトを表現するキャッチコピーにはさまざまな言葉が使われる。そのなかでも見ることが多いのが「プレミアム」という言葉だ。高価格帯なクルマはもちろん、コンパクトカーでも見かける。果たしてクルマにおけるプレミアムとは何なのだろうか? 今一度見つめ直してみよう。

 そもそも「プレミアム」とはどんな意味の言葉なのだろうか? 名詞では「特別賞与」や「割増金」、「保険料」といった意味、形容詞では「高級な」「高価な」といった意味がある。クルマでのプレミアムは形容詞としての意味が使われていることは多くの人にとって想像がつくだろう。高級、高価、そんな意味を持つのであれば、高価格帯のクルマにプレミアムという言葉を使用するのはある意味当然とも言える。購入するユーザーもプレミアムを求めて高い金額を出すのだから。では高い金額を出したプレミアムはどこに現われているのだろうか。

 プレミアムな装備

 プレミアムを認識しやすいポイントとしてまず挙げられるのが装備ではないだろうか。極端に言えばプレミアムと銘打っているのにパワーウインドウもなかったら拍子抜けしてしまうのは誰の目に見ても明らかだ(そんなモデルはないと思うが)。基本的な装備や運転支援システムは当たり前に用意されていて、それにプラスして快適装備や贅沢装備と呼ばれているものが用意されているのが当然と言えるだろう。具体的にはシートヒーターやIR&UVカットガラスなどが挙げられる。また、更にプラスして純正でハイエンドオーディオが用意されるのもプレミアムと銘打つモデルのあるあるだ。

 コンパクトカーにもプレミアムを謳うモデルがある

 質感が重視される内装

 装備が豪華でも見た目が安そうに見えてしまったら、プレミアムを買った所有欲を満たすことができない。よく質感と呼ばれる部分だが、ここも大切なポイントだ。一番わかりやすいのが内装だろう。レザーシートは質感を高める装備としてよく挙げられるアイテムだが、意外とプレミアムと呼ばれているクルマのシートが全車レザーシートかと言われるとそうでもない。プレミアムと呼ばれていてもファブリックシートが標準とされているのはよくあることだ。

 ではプレミアムと呼ばれるモデルの内装の特徴的なポイントはどこにあるのだろうか? 一番わかりやすいのがプラスチック感のなさではないだろうか。とくにわかりやすいのがダッシュボードやドア内装だ。このポイントはシボ加工が施されたプラスチックが採用されることが多いが、そこにソフトパッドなどの柔らかな肌触りの素材を使用したり、その上からレザー(合皮含む)やファブリックなどを敷き詰めて、硬く冷たいプラスチック部分を可能な限り露出しない方向性のクルマがプレミアムと銘打つモデルには多い。

 もちろん乗り心地も重要

 プレミアムと銘打つならば当然乗り心地も重要なポイントとなってくる。プレミアムと期待したのに乗り心地が悪かったらがっかりだ。乗り心地単体もそうだが、静粛性なども重要なポイントになってくると言えるだろう。これらのポイントは高価格帯のクルマであればこだわり抜くポイントと言える。

 しかし、近年はコンパクトカーでもプレミアムと表現するモデルもある。日産ノートオーラや現行ではなくなってしまったもののレクサスのCTなどがそれに該当する。これらのクルマは限られた制約のなかでもプレミアムを名乗るのにふさわしいメカニズム的なアプローチも行っている。たとえばノートオーラは全幅を40mm拡大し、より優れた乗り心地や安定性を実現。さらにノーマルのノート以上の遮音対策を実際している。CTはトヨタ・プリウスと同じプラットホームやパワートレインを使用しているものの、パフォーマンスダンパーや当時新開発のサスペンションなどを採用し、高級ブランドレクサスにふさわしいプレミアムを実現した。

 プレミアムという言葉を感じるポイントは明確な装備以外は絶対値的な評価が難しい。それはプレミアムが感性に訴えるものとして用いられているからかもしない。だからこそ、プレミアムと銘打つクルマは「ここに上質さや高級感を感じる」と言った印象の部分をかなり重視して、そして開発者たちがプレミアムをイメージして作り上げていることだろう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ルーミーって…なんでこんなに売れてるの? どこがいいの???
ルーミーって…なんでこんなに売れてるの? どこがいいの???
ベストカーWeb
間違えると最悪車両火災の原因に! クルマのヒューズが切れたら「同色=同数値」のものに交換が必須!!
間違えると最悪車両火災の原因に! クルマのヒューズが切れたら「同色=同数値」のものに交換が必須!!
WEB CARTOP
トヨタWRC代表、勝田貴元にいよいよ“攻撃命令”。同点で並ぶヒョンデとのメーカー対決に向けて「攻めに転じる時がやってきた」
トヨタWRC代表、勝田貴元にいよいよ“攻撃命令”。同点で並ぶヒョンデとのメーカー対決に向けて「攻めに転じる時がやってきた」
motorsport.com 日本版
ローソン、ラスベガス予選はQ2敗退15番手「大きくスライドしてしまった。まあそれがなくてもQ3は無理だったけど……」
ローソン、ラスベガス予選はQ2敗退15番手「大きくスライドしてしまった。まあそれがなくてもQ3は無理だったけど……」
motorsport.com 日本版
新東名「最後の区間」どこまでできた? 過去最大規模の「トンネル湧水」発生も…どんどん造ってます!
新東名「最後の区間」どこまでできた? 過去最大規模の「トンネル湧水」発生も…どんどん造ってます!
乗りものニュース
オーナーは桐島ローランドさん 葉山町にオープンした新スポット『Felicity Cafe』とは
オーナーは桐島ローランドさん 葉山町にオープンした新スポット『Felicity Cafe』とは
バイクのニュース
70年代の“GTカー”が令和に復活!? 限定100台のミツオカ「M55ゼロエディション」ついに登場
70年代の“GTカー”が令和に復活!? 限定100台のミツオカ「M55ゼロエディション」ついに登場
VAGUE
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
くるまのニュース
新スタイルの洗車場、個室ブースで心置きなく洗車が可能…土曜ニュースランキング
新スタイルの洗車場、個室ブースで心置きなく洗車が可能…土曜ニュースランキング
レスポンス
マンホールの”大打撃”から1年……今度こそフロントロウからラスベガス決勝に挑むサインツJr.、混戦を予想「分からないことが多すぎる」
マンホールの”大打撃”から1年……今度こそフロントロウからラスベガス決勝に挑むサインツJr.、混戦を予想「分からないことが多すぎる」
motorsport.com 日本版
【悲報】マジかよ!? ホンダ二輪スポンサーのレプソルが2024年限りで契約解消へ
【悲報】マジかよ!? ホンダ二輪スポンサーのレプソルが2024年限りで契約解消へ
ベストカーWeb
「六本木のカローラ」を乗り継ぎ4台目!…BMW「3シリーズ」が自宅ガレージにあるのが普通という親子の現在の「E30」の経歴が凄かった!!
「六本木のカローラ」を乗り継ぎ4台目!…BMW「3シリーズ」が自宅ガレージにあるのが普通という親子の現在の「E30」の経歴が凄かった!!
Auto Messe Web
【クシタニ】による「クシタニの防寒グッズまとめ」!これで寒さを乗り切れる!
【クシタニ】による「クシタニの防寒グッズまとめ」!これで寒さを乗り切れる!
モーサイ
【写真蔵】「Jeep」ブランド初の100%電気自動車は、レネゲードよりもコンパクトな「アベンジャー」
【写真蔵】「Jeep」ブランド初の100%電気自動車は、レネゲードよりもコンパクトな「アベンジャー」
Webモーターマガジン
今季最悪の路面が今季最高のスペクタクルを生む? F1ラスベガスGP、タイヤの“グレイニング”を抑えることが鍵に
今季最悪の路面が今季最高のスペクタクルを生む? F1ラスベガスGP、タイヤの“グレイニング”を抑えることが鍵に
motorsport.com 日本版
東京都に住むEVオーナーは注目!  最新設備の「アウディ・チャージング・ハブ 紀尾井町」の150kWh超急速充電を30分無料開放
東京都に住むEVオーナーは注目!  最新設備の「アウディ・チャージング・ハブ 紀尾井町」の150kWh超急速充電を30分無料開放
THE EV TIMES
「公道で操れんわw」「1.6億で仰天」超弩級のシューティングブレーク『ROCKET GTS』にSNSも熱視線
「公道で操れんわw」「1.6億で仰天」超弩級のシューティングブレーク『ROCKET GTS』にSNSも熱視線
レスポンス
新しいF1レースディレクター、ドライバーたちは好印象「これまでで最高のドライバーズブリーフィングだった」
新しいF1レースディレクター、ドライバーたちは好印象「これまでで最高のドライバーズブリーフィングだった」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

36件
  • 日本車は安普請なつくりのまま下品なメッキパーツやテカテカの木目調パネルをつけただけでプレミアムを謳ってるから笑える
  • 「プレミアム」もそうだけど、「最適化」もよく使われている割にイマイチわからん。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村