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Gノーズと420ps獲得 日産フェアレディZ(Z) ニスモ 北米でも販売開始 サーキット志向の専用シャシー

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Gノーズと420ps獲得 日産フェアレディZ(Z) ニスモ 北米でも販売開始 サーキット志向の専用シャシー

S30型を彷彿とするGノーズ 420psへ向上

日産を象徴するスポーツカー、フェアレディZ(Z)「ニスモ」の販売が、北米市場でもスタートした。彼の地での価格は、6万4990ドル(約961万円)に設定された。

【画像】Gノーズと420ps獲得 日産フェアレディZ ニスモ 先代370Z ニスモとS30型 GT-R ニスモも 全76枚

Z ニスモには包括的なアップデートを施し、標準モデル以上のドライビング特性と動力性能、誘目性の高いスタイリング、ドライバー重視のインテリアなどを与えたと、北米日産は主張する。

最もわかりやすい特徴といえるのが、日産がGノーズと呼ぶ、シャープなフロントノーズだろう。通常のZより前方へ突き出たデザインは、初代のS30型、日産フェアレディZ 240ZGを彷彿とさせる処理といえる。

またテールエンドは、ダックテール状の3ピース・スポイラーで飾られる。各部にも空力的な改善が図られ、有効なダウンフォースを発生させるという。

フロントに搭載される3.0L V型6気筒ツインターボ、VR30DDTT型エンジンは改良を受け、最高出力420ps、最大トルク53.0kg-mへ上昇。通常のZと比較し、20psと4.7kg-m増強されている。

サスペンションでは、ニスモ専用となるスタビライザーとダンパー、スプリングを獲得。タイヤは、日産GT-Rにも採用されるダンロップ SPスポーツマックス GT600を履く。リア側はワイドになり、限界領域を引き上げたとのこと。

19インチ・レイズホイールにレカロシート

スタイリングを詳しく見ていくと、Gノーズの下側には薄いハニカムメッシュが張られたフロントグリルが開けられ、冷却性を高めるとともに空気抵抗を低減。バンパー両脇のフロントカナードは、効果的に気流の渦を生成し、空力向上に貢献するとのこと。

リア側も、専用スポイラーが追加されただけでなく、バンパーの形状にも手が加えられている。気流を整え、ドラッグを小さくする効果があるという。サイドスカートは専用品になり、底部を取り囲むレッドのアクセントも、ニスモ独自のものとなる。

サイドウインドウの上部を飾る、「刀ブレード」と呼ばれるトリムは、専用のダークメタリック・グレー仕上げ。ルーフはブラックに塗装され、標準アイテムより軽いレイズ社製の19インチ・グロスブラック・アルミホイールも組まれる。

ボディカラーは5色から選択可能。写真のステルス・グレーは、Z ニスモのみの設定色だという。

インテリアは、Z パフォーマンス・グレードの装備をもとに、ニスモ仕様へ仕立てられた。目を引くのが、センターコンソール上に並ぶ、レッド・アルマイト加工されたエンジンスタートとドライブモードの選択ボタンだ。

シートはレカロ社製。レザーとアルカンターラが巻かれるステアリングホイールには、頂上部にレッドのマーキングが施される。

9速ATへ専用プログラム ブレーキも強化

3.0L V6エンジンのパワーアップは、ターボのブースト圧やタービンスピードを高める電子ウエストゲートの制御と、点火タイミングの調整で実現している。冷却系も強化され、エンジンオイルクーラーが専用品となる。

トランスミッションは、高速な変速を実現した9速オートマティックを搭載。クラッチシステムが強化され、エンジン・マネージメント・ソフトの改良と相まって、通常のZ パフォーマンス比でシフトダウンの時間を半減させたという。

ドライブモードには、新たにスポーツ+が追加された。ニスモ仕様の変速プログラムが稼働することで、パワートレインへ施されたアップデートを活用でき、サーキットで一層ダイナミックな走行が可能になるとのこと。

シャシーまわりでは、先述のサスペンションの強化に加えて、フロントとリア、フロア部分に補強用ブレースを追加。ねじり剛性を2.5%高めている。サスペンション・ブッシュとステアリングラックの取り付け剛性も、引き上げられたとのこと。

ブレーキもニスモ専用品が組まれる。フロント・ディスクは15.0インチ、リア・ディスクは13.8インチへ大径化され、ブレーキパッドも特別仕様になるそうだ。

北米日産は、ブレーキペダルの感触を改善しながら、サーキット走行での制動力と耐久性を高めたと主張する。

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みんなのコメント

4件
  • rvu********
    アメリカだとコルベットやBMW M2、マスタング・ダークホースが買える値段。本当にコアなZ信者向けだね。
  • ivq********
    NAVY色
    エリア51
    PENTAGON
    WHITE HOUSEから許可得たのか!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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