次世代スポーツモデル R8後継EV
アウディは、少量生産のスポーツカーやスーパーカー専用のEVプラットフォームを開発中だ。R8の後継となるようなハイパフォーマンスモデルが登場する見込みである。
【画像】生産終了決定、アウディの頂点に君臨するスーパーカー【アウディR8の内外装を写真でじっくり見る】 全39枚
アウディはまず、ポルシェと共同開発した新しいPPEプラットフォームを採用したモデルを、来年初頭のQ6 eトロンを皮切りに複数発表する構えだ。その後、フォルクスワーゲン・グループの長年の懸案であるSSPプラットフォームを導入し、2027年に量産を開始する。
また、技術責任者のオリバー・ホフマン氏は9月初頭にミュンヘンで開催されたIAAモビリティ2023で、フォルクスワーゲン・グループのMEBプラットフォームを将来のエントリーレベルのEVに採用することも明らかにした。
しかし、記者にこれらのプラットフォームがTTやR8(いずれも2023年に生産終了予定)のようなスポーツ性の高いEVに適しているかどうかの詳細を尋ねられると、ホフマン氏は新しいプラットフォーム開発をほのめかす発言をした。アウディは、MEBとPPE、SSPの要素を使用したスポーツカー向けプラットフォームに投資するようだ。
「スポーツカーなど象徴的なクルマについてですが、(SSP)プラットフォーム、つまり “ツールキット” からシステムやモジュールを使用したり、クルマを作ったりする余地があります」
ホフマン氏はプラットフォームについてこれ以上の言及を避け、現行スポーツカーの後継車の計画について詳しくは語らなかったが、何らかの開発作業が進行中であることは認めた。
「わたし達は、この大きな製品ラインナップの立ち上げに焦点を当てています」
「今後2年間で、20近い新製品を投入する予定で、その50%以上はバッテリーEVです。これが明確な焦点ですが、正直なところ、わたし達はさまざまなコンセプトやプロジェクトに取り組んでいます」
アウディの内部関係者(匿名)は以前AUTOCARに対し、R8の後継EVの開発が順調に進んでおり、2ドア、レーシーな特性、そしてラインナップの中で最も強力なパフォーマンスを持つことになると語っている。同社はまた、フラッグシップモデルという位置づけと高い価格設定のため、一部手作業の製造を強く望んでいるという。
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みんなのコメント
エンジン積載のR8は事実上の生産終了か。残念。
ランボルギーニはエンジン車両生産存続に舵を取った訳で両者の今後が楽しみ。