1990年代の三菱が放ったその名も「カリスマ」。欧州仕込みの走りと個性を武器に登場したが、果たして名の通り“カリスマ”にはなれたのか? かなり異色の経歴や名前がインパクトバツグンなのに日本ではやや影が薄いこのセダンに、今こそ再注目してみよう!
文:小鮒 康一/画像:三菱
三菱 カリスマってなんだ!? 雰囲気抜群!? リアル・ヨーロピアンを掲げた異色のセダンが惜しすぎる……!!
【画像ギャラリー】ヨーロッパでランサーエボリューションはカリスマGTってマジか!? 力強さと優雅さが融合する通好みセダンこそカリスマだァーッッ!!(19枚)
オランダ生まれでスウェーデンに兄弟を持つカリスマ
欧州では1995年に登場。ランサーやミラージュとギャランの間を埋めるポジションだった
1990年代の三菱のラインナップにはセダンが豊富に存在していた。ランサー、ミラージュに始まり、ギャラン、エテルナ、エメロード、ディアマンテ、シグマ、デボネアと小型からフラッグシップモデルまでほぼすべてのクラスを網羅していたといっても過言ではない。
そんな三菱のセダンラインナップとして1996年に追加されたのが「カリスマ」だった。5ナンバーサイズのボディに1.8Lエンジンを載せたこのモデル。スペックだけ聞くと特筆すべき点がないように感じるが、実はかなり特異な成り立ちを持っていた1台なのだ。
れっきとした三菱車であるカリスマだが、実は当時の三菱とボルボ、そしてオランダ政府による合弁会社であるオランダのネッドカーで生産された輸入車となっていた。
このネッドカーの工場は1967年に設立された歴史のあるものだったが、1990年代初頭に経営難から閉鎖の危機に陥ってしまう。そこを前述したようにオランダ政府と三菱、ボルボが出資しあってその危機を脱したというワケなのだ。
三菱でありながらリアル・ヨーロピアン・コンフォート!?
ランサーエボリューションは欧州圏でカリスマGTの名で販売されていた。画像はランサーエボリューションVI トミー・マキネン エディション。欧州ではカリスマGT エボリューションVI トミー・マキネン エディションになる
そのためカリスマはプラットフォームをボルボのS40/V40(初代)と共有していたのである。ただプラットフォームの設計は三菱の手によるもので、エンジンなども三菱独自のものが搭載されており、非常に三菱色の強いモデルとなっていた。
ただオランダで生産されているということもあってメインの市場は欧州となっており、乗り味も欧州ユーザーに向けた仕上がりとなっていた。そのため、三菱車ながら欧州車の乗り味を感じられる「リアル・ヨーロピアン・コンフォート」のテーマで開発された。
とはいえ欧州車的な乗り味という触れ込みで反応するのは一部のコアなクルマ好きだけであり、すでに名の通ったランサーやギャランといったモデルが同クラスに存在していたこともあってか、マイナーな存在のまま2000年ごろに姿を消すこととなってしまった。
一方の欧州では、4ドアセダンのほか彼の地で人気の5ドアハッチバック仕様も存在し、比較的堅調なセールスを記録。日本では行われなかったフェイスリフトを含むマイナーチェンジなども実施され、2004年ごろまで生産・販売が続けられていた。
投稿 三菱 カリスマってなんだ!? 雰囲気抜群!? リアル・ヨーロピアンを掲げた異色のセダンが惜しすぎる……!! は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
道の駅ブチギレ! 怒りの「電気ぜんぶ消す!」“異常事態”に反響殺到!「大迷惑です…」「もっと厳しくしろ!」の声も! “苦情”にまみれた「憩いの休憩所」一体何があった!? 岡山
大雪の「国道17号」で立ち往生発生に怒りの声“殺到”!? 「免許返納しろ!」「迷惑でしかない」 呼びかけ無視の「ノーマルタイヤ車」が坂登れず… 国道事務所が警鐘 新潟・湯沢
「リッター約50km」走れる“トヨタ車”に反響殺到!「まさかの2気筒エンジン!」「トヨタ凄すぎる…」の声も! めちゃ低燃費な「“4人乗り”コンパクトカー」! 瑞西公開の「FT-Bh」とは!
13年ぶり復活! ホンダ新型「ステップワゴン」“発表”され話題に! カクカクボディ&便利な「スライドドア」採用の泰国「スパーダ」に「最適な一台」「欠かせない」声も
自衛隊基地にロシア製軍艦が出現! 越軍フリゲート7年ぶり2度目の来日 その目的は?
大雪の「国道17号」で立ち往生発生に怒りの声“殺到”!? 「免許返納しろ!」「迷惑でしかない」 呼びかけ無視の「ノーマルタイヤ車」が坂登れず… 国道事務所が警鐘 新潟・湯沢
新型「エルグランド」は“電動化”で値上がり確実。いま“400万円前半の現行”をお得に狙うべきこれだけの理由
交通違反してシカトしていた「269人を逮捕しました!」どれだけヤバい状況か知ってますか? しかしタフすぎる“再逮捕者”たちの実態
危険運転に数値基準、飲酒はビール大瓶2本相当、ドリフトも処罰対象に[新聞ウォッチ]
道の駅ブチギレ! 怒りの「電気ぜんぶ消す!」“異常事態”に反響殺到!「大迷惑です…」「もっと厳しくしろ!」の声も! “苦情”にまみれた「憩いの休憩所」一体何があった!? 岡山
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント