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JRP、スーパーフォーミュラの新たなデジタルプラットフォーム『SFgo』を発表。300名限定で開発サポーターを募集

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JRP、スーパーフォーミュラの新たなデジタルプラットフォーム『SFgo』を発表。300名限定で開発サポーターを募集

 1月31日、全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する株式会社日本レースプロモーション(JRP)は、東京都内で2022年シーズンのシリーズ開催概要並びに『SUPER FORMULA NEXT 50(SF NEXT 50)』プロジェクトの進捗状況を説明する記者会見を実施。その中で、新たなデジタルプラットフォーム『SFgo(エスエフゴー)』の立ち上げ、そして同プラットフォームの開発を応援する300名のファンを『SFgo開発サポーター』として募集開始するなど、さまざまな施策を発表した。

 まず、会見ではJRPの上野禎久社長から2022年のシリーズ開催概要が発表され、その後『SF NEXT 50』の進捗状況が説明された。これまで行われてきたBSフジ、Red Bull TVでの放送を2021年シーズン限りとし、その代わりとなる存在として、新たなデジタルプラットフォーム『SFgo(エスエフゴー)』を立ち上げ、今後のコンテンツ発信を『SFgo』に集約していく計画が発表された。

2022年のスーパーフォーミュラは全10戦の戦いに。3サーキットで2レース制を採用等フォーマット変更

『SFgo』では、レースの公式映像を視聴できるだけではなく、全ドライバーのオンボード映像、車両のテレメトリーデータ、チーム無線などをファンが視聴できる環境を整備し、新しいレースの楽しみ方を提供してくことを目標としている。将来的にはチームやドライバーとのコミュニケーションツールや、新たなコンテンツの発信基地となることを目指しており、開発には富士通株式会社、そして株式会社M-TECが、デジタルパートナーとしてともに開発を進めていくとのことだ。

 サービスのローンチ開始となる2023年に向けて、技術的な開発途上にある『SFgo』の開発を応援するファン300名を『SFgo開発サポーター』として募集することも明らかにされた。『SFgo開発サポーター』は、2022年シーズン各大会での『SFgo』のユーザーインターフェースの改善や、動作環境の確認等、さまざまなモンタリングを通じ開発に協力できることに加え、JRPが主催する『SFgo開発座談会』等の会議への参加や、今後各大会日ふせて実施される次期フォーミュラカーの開発テストを特別エリアから見学できるなどの特典も予定されている。会費は年間税込5,000円。募集期間は1月31日~2月28日まで、抽選結果連絡は3月中旬を予定している。申し込みはスーパーフォーミュラオフィシャルWEBサイト(URL:https://superformula.net/sf2/headline/33770)からとなる。

 そして、スーパーフォーミュラの公式YouTubeチャンネルについては、新たに有料のメンバーシップ制が導入されることが明らかにされた。フリー走行、公式テスト等のライブ配信、レースダイジェストといった無料コンテンツに加え、月額90円の『エントリープラン』では、予選・決勝のライブ中継を。さらに月額490円の『プレミアムプラン』では『SFgo』で導入される全ドライバーのオンボード映像から厳選・編集したフルレースビューや、1972年以降の国内トップフォーミュラのヘリテージ映像が楽しめるとのこと。こちらの詳細は3月下旬に発表予定だ。

 さらに、JRPはM-TEC、そして東京大学とともに、フォーミュラカーの人工自我をエンターテインメントに活用するための共同研究を開始したことも明らかにした。共同研究の中核となる人工自我システムは、車両のさまざまな走行データから、「より速く走りたい」というクルマの意志を創発させるだけでなく、ファン、ドライバー、チームスタッフとのシンクロ率(一体感の指標)を計算してリアルタイムに表示するという。

 これにより、『共感を集める走行データ』や『ファンから応援される戦い方』に価値を与えることが可能になるとしている。リアルとバーチャル双方の魅力を活かし、レース会場での一体感を拡張していく取り組みを進め、ファン層の裾野拡大、そして市場の拡大を目指すとのことで、今後の研究が楽しみだ。

 また、イベント面ではスーパーフォーミュラに参戦する全チームとホンダ、トヨタ、JRPが一丸となってドライバーやレースの魅力、クルマの楽しさを発信する『SF NEXT50 ヴィレッジ』、未来のモータースポーツファン、クルマファンを育む体験エリア『モビリティキッズパーク』、そして環境に対して様々な取り組みを実施している企業・団体の活動を応援する『カーボンニュートラルスクエア』といった3つのテーマエリアから、さまざまなコンテンツを発信するとしている。

 さらに、ファンがよりドライバーやチームを近くから応援できるよう、全チームの応援席と観戦グッズがセットとなった『ファンシート』の設定など通じて、「ファンの方々が足を運びたくなるスーパーフォーミュラを目指し、段階的にサービスを拡充してまいります」としている。

 記者会見2部のトークセッションではJRPの上野社長に加え、2021年シーズンのドライバーズタイトルを獲得した野尻智紀(TEAM MUGEN)、同年のチームタイトルを獲得したcarenex TEAM IMPULから関口雄飛、平川亮。そして『SF NEXT 50』プロジェクトのストラテジーパートナーとして参画するデロイト・トーマツ・ファイナンシャルアドバイザリー合同会社の三木要氏、そして東京大学 道徳感情数理工学講座の光吉俊二特任准教授が登壇した。その模様はスーパーフォーミュラの公式YouTubeチャンネルで配信されている。

■「SF NEXT50」発表会第2弾~2022年SUPER FORMULA開催概要~
URL:https://www.youtube.com/embed/O_Iq11Tovbc


 また、31日20時からはスーパーフォーミュラに参戦する若手ドライバーが出演するYouTubeライブ配信『U25 ドライバーミーテイング』が配信される。こちらにはJRP上野社長に加え、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)、福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE)、大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)といった25歳以下の若手ドライバーが集結。記者会見で発表された『SF NEXT 50』プロジェクトの取り組みについて、「忌憚のない意見交換を行います」としている。次の50年でやりたいこと、実現したいことなど、将来に向けた夢についても語られるとのことで、こちらも欠かさず試聴しておきたいところだ。

■SUPER FORMULA “U25” ドライバーミーティング
URL:https://www.youtube.com/embed/d-DvKlLuhts

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みんなのコメント

2件
  • もっとドライバーのプロモーションをしたら?
    チームのトラックにはドライバーの顔写真をでかく貼るのを強制したりとか
    レーシングスーツ姿の写真をもっと沢山知ってもらうのは大事だと思うよ
  • 元々ファンの人向けですね。最初の取り掛かりとして良いと思います。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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