2024年2月6日(ドイツ現地時間)、ダイムラーAGはメルセデス・ベンツのラグジュアリークーペ「CLE(日本未導入)」のオープンモデル、「CLE カブリオレ」を発表。ヨーロッパでは2024年4月から発売される。日本ではクーペも含めて導入が予定されているが、時期は確定していない。
60km/hまでなら走行中でも開閉できる電動ソフトトップ
メルセデス・ベンツの新たな2ドアクーペ、「CLE」はEクラス クーペとCクラス クーペの後継モデルとして、2023年7月にワールドプレミアされた。その後、ハイパフォーマンスモデルのメルセデスAMG CLE53 4マティック+も発表され、オープンモデルのカブリオレが登場するのも時間の問題と思われていた。
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トップにはファブリックのソフトトップを採用し、広範な断熱材を備えて多層構造によりオールシーズンで快適に過ごせ、しかもノイズは低減されている。トップは電動開閉式で、車速が60km/hまでなら20秒以内で走行中でも開閉できる。また、電動ウインドディフレクターの「エアキャップ」や首回りを温める「エアスカーフ」も標準装備し、気温が低いときのオープン走行を快適にしてくれる。
インテリアでは、12.3インチのデジタル インストルメントディスプレイと、11.9インチのセンターディスプレイが目をひく。後者はオープン走行時に眩しくないよう、15度から40度まで電動で傾けることができる。また、コクピットを光の帯が取り巻くダイナミック アンビエント照明はオプション設定されている。
レザーシートはオプションだが、夏のオープン走行で暑くならないように近赤外線を反射する特別なコーティングが施されている。未処理のものより、直射日光の下では最大12度も涼しいという。クローズド状態でも、インテリアが熱くなるのが少なくて済む。
専用開発されたフロントのスポーツシートは、オプションでブルメスター(ドイツのハイエンドオーディオ)3Dサラウンドシステムと組み合わせたスピーカーを内蔵する。このプレミアムサウンドは、計17のスピーカーを備えている。
大人4人が快適に乗れるオープン4シーター
CLE カブリオレはスポーティな2ドアモデルだが、大人4人でのロングツーリングも快適にこなす。
サイズは、全長4850×全幅1861×全高1424mm、ホイールベースは2865mm。従来型のCクラス カブリオレよりホイールベースは25mm延長され、ニースペースは19mm、ショルダースペースも19mm拡大している。
トランク容量は、クローズド状態で385L、オープン時でも295Lと、日常の使用には十分な広さだ。リアシートバックは60:40の分割可倒式で、トランク側から倒すことができる。ハンズフリーの開閉や、キーレスゴーも標準装備。ドアハンドルに触れることで、ロックを開閉できる。
MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)は第3世代のものを搭載し、「TikTok」「Zoom」「Audials」といったサードパーティのアプリを使用できる。人工知能も採用しており、寒い日にはシートヒーターをONにしたり、デートのときにはロマンチックな音楽がブルートゥースで再生され、周囲の照明がピンクに変わるといった演出も可能だ。
すべてのエンジンをマイルドハイブリッドで電動化
15mm車高を下げたコンフォートサスペンションを標準装備し、減衰力の調整可能なスポーツサスペンションはオプション設定される。また、ダイナミック ボディコントロール サスペンションもオプションで選ぶことができる。
現在のところ、ヨーロッパ仕様のパワートレーンは、2L 直4ディーゼルターボ(CLE220d)、2L 直4ガソリンターボ(CLE200)、その4WD版(CLE200 4マティック)、ハイパワー版の2L 直4ガソリンターボ(CLE300 4マティック)、そして3L 直6ガソリンターボ(CLE450 4マティック)の5種が設定されている。
いずれもISG(モーター機能付き発電機)と48Vの電気システムを備えたマイルドハイブリッドだ。近い将来には、クーペと同様にメルセデスAMG CLE53 4マティックも登場することは間違いないだろう。
なお、ここで紹介している内容と画像はすべてヨーロッパ仕様のものであり、日本仕様に関しては未定だ。ただし、メルセデス・ベンツ日本では、CLEクーペ/CLEカブリオレともホームページ上で「日本導入予定」としている。近いうちには、何らかのアナウンスがあるはず。期待して待つことにしよう。
[ アルバム : メルセデス・ベンツ CLEカブリオレ はオリジナルサイトでご覧ください ]
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