現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ新型「GR86」は2年限定販売後に終了か? 独の価格は約520万円!? 日本との違いは?

ここから本文です

トヨタ新型「GR86」は2年限定販売後に終了か? 独の価格は約520万円!? 日本との違いは?

掲載 29
トヨタ新型「GR86」は2年限定販売後に終了か? 独の価格は約520万円!? 日本との違いは?

■ドイツではわずか2年間のみ販売

 トヨタのスポーツカー「86」がフルモデルチェンジし、2021年10月に2代目となる新型「GR86」が国内で発売されました。

トヨタ新型「GR86パンダ仕様」がスゴイ!「頭文字D」オマージュ「GR86ベーシック」の正体とは

 登場から5か月ほど経過して、街で見かける機会も徐々に増えてきましたが、ドイツでは2022年5月に生産が始まり、夏に納車開始となります。

 ドイツ仕様の新型GR86は、初代から引き続きFRレイアウトを採用したことや、新たに2.4リッター自然吸気エンジン(234hp/250Nm)を搭載することなどは日本仕様と同様ですが、ドイツ仕様ではいくつか異なる点があります。

 まず、2年限定で販売されるという点です。欧州では環境に関する規制が強化され、クルマのEVシフトが加速しています。そのため、純ガソリンエンジンを搭載する新型GR86は期間限定で販売され、その後終了となるようです。

 なお、新型GR86の姉妹車であるスバル新型「BRZ」は、日本や北米、オーストラリアなどで販売されますが、欧州には導入されません。

 これは、燃費の良いハイブリッド車などのラインナップが少ないスバルはCAFE(企業平均燃費)をクリアできないことが理由とされています。

 ちなみに、日本では新型GR86も新型BRZも期間限定ということはなく、通常通り販売されています。

 次に挙げられるのはグレードおよび装備の違いです。

 日本仕様の新型GR86は、最上級グレードの「RZ」、中間グレードの「SZ」、エントリーグレードの「RC」があり、RZとSZは6速MTと6速AT(アイサイト搭載)、RCは6速MTのみです。

 初代モデルは、エアコンがオートかマニュアルか、スマートキーの設定の有無をはじめ、グレードごとの装備にさまざまな違いがありましたが、新型GR86はシートヒーターの有無や、シートや内装の素材が異なる以外、基本的にはどのグレードも同様の装備を備えています(若干の仕様違いはある)。

 一方、グレードによって異なるのがホイールとタイヤです。RZは18インチアルミホイール+ミシュラン パイロットスポーツ4、SZは17インチアルミホイール+ミシュラン プライマシーHP、RCは16インチスチールホイール+ヨコハマ アドバンdBを装着しています。

 ドイツ仕様のグレードを見てみると、上級グレードの「GR86」とエントリーグレードの「ピュア」が設定され、上級のGR86は6速MTまたは6速ATが選択可能でホイールは18インチ、エントリーのピュアは6速MTでホイールは17インチが装着されます。

 日本仕様にはないドイツ仕様の装備として、Apple CarPlayやAndroid Autoによるスマートフォン連携が可能な8インチタッチスクリーン(日本仕様は9インチまたは7インチでディーラーオプション)や、盗難防止装置「d-DotDNA」が搭載されるようです。

※ ※ ※

 そのほかの違いは価格です。新型GR86の日本での価格は279万9000円から351万2000円ですが、ドイツでの価格は3万3990ユーロから3万8880ユーロ、約454万円から約520万円です。

 最上級グレード同士を比較すると、ドイツ仕様のほうが170万円近く高額に設定されています。

 日本では、フルモデルチェンジで進化したにもかかわらず、初代モデルの価格から大きく値上げしなかったことが評価されましたが、ドイツ仕様の新型GR86はかなり高額なスポーツカーになっているようです。

 2年間の限定販売ということもあり、ドイツでは本当に欲しい人が購入するモデルなのかもしれません。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

VW、新型SUV「ティグアン」を発売 価格は487万1000~653万2000円
VW、新型SUV「ティグアン」を発売 価格は487万1000~653万2000円
日刊自動車新聞
“300馬力”V6搭載! ニッサン爆速「最上級ミニバン」とは? 超豪華内装×専用装備マシマシな“走り屋仕様”の「エルグランド」に熱視線!
“300馬力”V6搭載! ニッサン爆速「最上級ミニバン」とは? 超豪華内装×専用装備マシマシな“走り屋仕様”の「エルグランド」に熱視線!
くるまのニュース
家族のおでかけマンネリ解消へ、日産が新プロジェクト 全国の「奥名所」を発掘
家族のおでかけマンネリ解消へ、日産が新プロジェクト 全国の「奥名所」を発掘
レスポンス
メルセデスAMGから「CLE53カブリオレ」発売!専用のパワフルなルックスと先進・洗練のインテリア
メルセデスAMGから「CLE53カブリオレ」発売!専用のパワフルなルックスと先進・洗練のインテリア
LE VOLANT CARSMEET WEB
平凡な男が突如、何百万人もの夢の中に現れる!?『ドリーム・シナリオ』
平凡な男が突如、何百万人もの夢の中に現れる!?『ドリーム・シナリオ』
バイクのニュース
「悪くはないが、良くもない」勝田貴元、シェイクダウンは入念に走行。改善のカギと戦略は/ラリージャパン
「悪くはないが、良くもない」勝田貴元、シェイクダウンは入念に走行。改善のカギと戦略は/ラリージャパン
AUTOSPORT web
新車が買えないレベルで人気沸騰中のメルセデス・ベンツGクラス! EVが売れない日本でも「G 580 with EQ Technology」ならバカ売れするか?
新車が買えないレベルで人気沸騰中のメルセデス・ベンツGクラス! EVが売れない日本でも「G 580 with EQ Technology」ならバカ売れするか?
THE EV TIMES
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
軍用ジープが最新モデルで蘇る…ドアなし&オリーブドラブが渋い「ラングラー ウィリス'41」発表
レスポンス
ロゴスと「ファイナルファンタジーXIV」コラボのアウトドアグッズの予約受付がスタート!
ロゴスと「ファイナルファンタジーXIV」コラボのアウトドアグッズの予約受付がスタート!
バイクブロス
インディカー初体験の角田裕毅、インディ500への挑戦に現状関心ナシも「もう少し歳をとって考えが変われば……」
インディカー初体験の角田裕毅、インディ500への挑戦に現状関心ナシも「もう少し歳をとって考えが変われば……」
motorsport.com 日本版
ベントレーCEOの旧私邸を改装。ベントレー本社近隣の特別な顧客体験スペース「The Mews」を発表
ベントレーCEOの旧私邸を改装。ベントレー本社近隣の特別な顧客体験スペース「The Mews」を発表
LE VOLANT CARSMEET WEB
スズキ「最上級SUV」新発表! トヨタ「ヤリスクロス」サイズの“豪華仕様”! 精悍顔もカッコイイ「グランドビターラ ドミニオンE」印国に登場
スズキ「最上級SUV」新発表! トヨタ「ヤリスクロス」サイズの“豪華仕様”! 精悍顔もカッコイイ「グランドビターラ ドミニオンE」印国に登場
くるまのニュース
アドベンチャースタイルの“軽二輪スクーター”ホンダ「ADV160」に2025年モデル登場! ふたつの新色をプラスした「全3色のカラバリがスポーティ」
アドベンチャースタイルの“軽二輪スクーター”ホンダ「ADV160」に2025年モデル登場! ふたつの新色をプラスした「全3色のカラバリがスポーティ」
VAGUE
「RS」最新モデル日本上陸!! アプリリア「RS457」発売
「RS」最新モデル日本上陸!! アプリリア「RS457」発売
バイクのニュース
「ルノー・セニック E-Techエレクトリック」が「モーター・トレーダー・インダストリー・アワード2024」で「ニューカー・オブ・ザ・イヤー」受賞
「ルノー・セニック E-Techエレクトリック」が「モーター・トレーダー・インダストリー・アワード2024」で「ニューカー・オブ・ザ・イヤー」受賞
LE VOLANT CARSMEET WEB
BMW R1300GSアドベンチャーをイギリス人レーサーが斬る「30Lタンクの巨体で攻めの走りができる…そのシャシーと電子制御に驚愕だ」
BMW R1300GSアドベンチャーをイギリス人レーサーが斬る「30Lタンクの巨体で攻めの走りができる…そのシャシーと電子制御に驚愕だ」
モーサイ
「シボレー コルベット E-Ray」は4WD化の恩恵が絶大!もっと刺激的な電気エイの襲来に喝采を【新車試乗】
「シボレー コルベット E-Ray」は4WD化の恩恵が絶大!もっと刺激的な電気エイの襲来に喝采を【新車試乗】
Webモーターマガジン
軽さと居住性を両立したバックパッキングテント「Thouswinds サジタリアスシングルテント」が発売!
軽さと居住性を両立したバックパッキングテント「Thouswinds サジタリアスシングルテント」が発売!
バイクブロス

みんなのコメント

29件
  • 日本人もポルシェを高く買ってるから、おあいこなのかな
  • このCAFE対策で仕方なくHVを設定してる会社も多いが
    基本的には欧州の環境では平均速度が高くストップ
    アンドゴーが少ないからHVは不向きなんだよね。
    プリウスとか桁違いに売れてないのは単純にデザインの問題だけじゃない。
    しかしこの仕様でこの価格、欧州で需要あるのかな?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

293.6399.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

239.9759.0万円

中古車を検索
GR86の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

293.6399.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

239.9759.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村