巨人の坂本勇人をはじめ、ヤクルトの山田哲人や村上宗隆などのいわゆる“外れ1位”が大成功を収めているケースが珍しくないプロ野球の世界。これをクルマの世界にたとえるならば受注停止や納期の長期化が叫ばれる人気モデルではなく、比較的短い期間で納車されるクルマを購入することがそれに当たるのでは?
ということで、ここではクルマの世界の“外れ1位”を厳選してみた。このようなシチュエーションに身を置くアナタ、本命をあきらめて外れ1位を選べば意外や意外、将来大化けするかもよ?
外れドラは大化けする! 人気車が続々受注停止、納期が長い…それなら!! で選ぶ実力車たち
文/FK、写真/トヨタ、スズキ、日産、三菱
たとえ“外れ外れ外れ外れ1位”でもエクリプス クロスPHEVは魅力十二分!
力強いパフォーマンスとプロテクションの安心感を表現したダイナミックシールドを進化させることで精悍かつスポーティな表情を実現したエクリプス クロス
革新的なクロスオーバーEVとして今年3月に第1号の出荷を迎えたアリア。しかし、7月になるとフェアレディZとともに受注一時停止のアナウンスが……。外れ1位になり得るEVの候補としてあげられるUX300eは納期不透明、ソルテラは6月のリコールで当面は使用停止、MX-30 EV MODELも受注一時停止とEVのSUVは外れ1位すら選べないのが実情。ならば、2~3カ月という比較的短納期のプラグインハイブリッドも視野に入れるのが得策かも!?
そこで推したいのはエクリプス クロスPHEVだ。前後各1基搭載の高出力モーター、大容量バッテリー、2.4リッターのMIVECエンジンなどで構成するツインモーター4WD方式のPHEVシステムを採用したエクリプス クロスPHEV。
駆動用バッテリーの電力でモーター駆動する“EV走行モード”、エンジンで発電した電力でモーター駆動する“シリーズ走行モード”、エンジンで発生した動力で走行しモーターがアシストする“パラレル走行モード”の3つのモードを走行状況に応じて自動で切り替えることでモータードライブを楽しめることも大きな特徴と言えるだろう。
2021年11月のマイナーチェンジでは高速道路での渋滞走行時や長時間の巡航走行時にドライバーの負担を軽減する高速道路同一車線運転支援機能のマイパイロットを採用するなど装備も充実。
車内に設置した100V AC電源(最大1500W)で電化製品に電力が供給できたり、急速充電口を使ってクルマに蓄えた電力を家庭で使える蓄電池にもなる便利なPHEVもアリかな? という人はぜひご検討あれ。
ハスラーの特別仕様車“J STYLEII”はジムニーの外れ1位になり得るか?
J STYLEIIでは専用のウッディブラウン2トーンをはじめ、ソフトベージュ2トーン仕様車にアーバンブラウンパールメタリックを設定するなど、全8パターンをの車体色を用意
発売から約4年、今なお1年以上の納車待ちと言われるジムニー。本格オフロード走行が可能な唯一無二の軽自動車なだけに「1年待ってでも欲しい!」という人は少なくないが、みんながみんな、そうではないこともまた事実。軽自動車+アウトドアテイストの組み合わせを考えると……ジムニーと同じスズキのハスラーなら、外れ1位として指名するに値する1台と言えるのでは?
ハスラーはハスラーでも気になるのは、2022年5月に発売された特別仕様車のJ STYLEII。
HYBRID X、HYBRID Xターボをベースに、大自然の中にも街中にも違和感なく溶け込む“自分のためのスタイルを大事にする存在”として、特別仕様車ならではの専用装備を満載している。
標準モデルとは明らかに一線を画すメッキフロントグリルやHUSTLERアルファベットエンブレム、チタニウムグレーのインパネカラーガーニッシュなどの専用装備を採用した、力強さと上質さを兼ね備えたエクステリア&インテリアは必要にして十分な仕上がり。
また、スズキとしては初めてとなる空気清浄機のナノイーXを採用したフルオートエアコンや、落ち着きあるブラウン&ダークブルーのレザー調ファブリックシートなども快適な室内空間を提供してくれる。
ちなみに、車両本体価格は最上級グレードのJ STYLEIIターボ(4WD&CVT)が183万3700円であるのに対して、ジムニーの最上級グレードであるXC(4WD&4AT)は190万3000円と大差はない。
第2世代e-POWERを搭載したキックスが激戦のコンパクトSUV市場で存在感を発揮
2022年7月にマイナーチェンジが行われたキックス。内外装ともにシックな装いを採用したスタイルエディションが新グレードとして追加された
2021年9月の発売以来、人気を維持し続けているカローラ クロス。しかし、世界的な半導体部品不足による生産の遅れも災いし、納期は6カ月以上なのだとか……。そんなに待てない! というそこのアナタ、2022年7月にマイナーチェンジしたキックスはいかが?
“ついにSUVも電気で走る時代へ。”という謳い文句とともに2020年6月に登場したキックス。エンジンで発電してモーターで走るe-POWERの力強い加速に高い静粛性、アクティブさが際立つエクステリアや使い勝手が良い広い室内空間などで高評価を得たキックスだが、今回のマイナーチェンジではモーター出力を約5%、最大トルクを約7%向上させた第2世代e-POWERを採用。低速走行時のエンジン始動頻度を低減させて静粛性を高めるとともに、アクセル操作だけで加減速できるe-Pedal Stepの操作性もよりなめらかになっている。
そして、もうひとつ注目したいのが4WDモデルの追加ラインナップ。4輪の駆動力を電気の力で制御するe-POWER 4WDが悪路や雪道の走破性向上とワインディングでの理想的なコーナリングを実現。
他にもインテリジェントアラウンドビューモニターやインテリジェントルームミラーなどの先進技術装備を上位グレードに標準装備したり、コンパクトSUV初のインテリジェントFCW(前方衝突予測警報)を全グレードに標準装備するなど充実ぶりはハンパなし。
空前のSUVブームに乗り遅れたくなければ、キックスもイイんじゃない?
長納期化必至の新型フェアレディZ…でも、スープラがあるじゃないか!
2022年4月、RZグレードに6MTが追加されたスープラ。6MT専用の室内サウンドチューニングも同時に行われており、いやがおうにも気分は高まる
アリアと同様に受注の一時停止と納期の長期化がアナウンスされている新型フェアレディZ。それに代わる2シーターFRスポーツカーと聞いて思う浮かぶのは、2019年5月に復活を遂げたスープラだろう。
最高出力387psの3.0リッター直6ターボエンジンを搭載するRZ、最高出力197psを発生する2.0リッター直4ターボエンジンを搭載するSZ、RZとSZの中間に位置し最高出力258psを実現した2.0リッター直4ターボエンジンを搭載するSZ-Rの3グレード展開となるスープラ。
なかでもハイパワーを誇るRZやSZ-Rはサーキット走行でもその威力を存分に発揮できるパフォーマンスの高さが魅力だが、エントリーグレードのSZでも十分にスープラを堪能できることもまたしかり。
というのも、SZとRZとの外観上の違いはタイヤ&ホイール(SZは17インチ、RZは19インチ)、フロントブレーキ(SZはアルミフローティングキャリパー、RZはブレンボ製4ポットキャリパー)、デュアルテールパイプ(SZはΦ90mmクロームメッキ仕上げ、RZはΦ100mmヘアライン仕上げ)程度なのだ。
また、フェアレディZのデビューを意識してか、2022年4月にはRZに6MTを新たに設定する一部改良も発表(今秋発売予定)。
車両本体価格はフェアレディZの524万1500円~646万2500円に対してスープラは499万5000円~731万3000円と若干の差額はあるが、スープラも世界に誇る国産2シーターFRスポーツカーの代表格なだけにコチラを選ぶのもアリな選択!?
トヨタの異端児C-HRはコンパクトSUV随一の個性が最大のチャームポイント
特別色となるイナズマスパーキングブラックガラスフレーク(メーカーオプション)を採用した外板色が採用されたC-HRの特別仕様車 G“Mode-Nero Safety Plus III”
力強くて美しいエクステリアやさまざまなドライブモードを使い分ける2モーターハイブリッドシステムのe:HEVが好評を博すヴェゼル。それゆえに納期の長期化も不可避で、最大1年待ちという情報もあるほど。その対抗馬として検討していただきたい一台がC-HRだ。
2016年12月の発売当初は人気も抜群、発売1カ月後の受注台数は月間目標6000台に対して約4万8000台という好調な立ち上がりを記録したC-HR。
その要因になったのはTNGAによる新プラットフォームによる低重心パッケージ、レスポンス・リニアリティ・コンシステンシーを突き詰めた優れた走行性能、エコカー減税の免税対象となるハイブリッド車の低燃費性能などだが、スピード感溢れるキャビン形状やダイヤモンドをモチーフに大きく絞り込んだボディと大きく張り出したホイールフレアとの対比など、個性際立つスタイリングも大きな話題を呼んだ。
2019年10月のマイナーチェンジではTOYOTA GAZOO Racingがモータースポーツ活動を通じて得た知見やノウハウを市販モデルにフィードバックした“GR SPORT”を新たに設定し、2022年8月にはブラック基調のクールな特別仕様車である G“Mode-Nero Safety PlusIII”とG-T“Mode-Nero Safety PlusIII”を発売するなど派生モデルも充実。
個性的なスタイリングを優先させたことから居住性や積載性には少々難があるかもしれないが、その優等生然としていないところもC-HRの魅力と言えるだろう。
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