「ジェームズ・ボンド」シリーズ第25作目となる、6代目ジェームズ・ボンド=ダニエル・クレイグ主演による007最終作。新型コロナウイルス感染拡大の影響で劇場公開が数回延期されたが2021年10月8日の日本劇場公開を経て、2022年3月2日にDVDとブルーレイディスクが発売される。前作「007 スペクター」からの流れを汲みつつ、新たなる007映画の派生を展開するスパイ アクションを自宅でも楽しもう。
アストンマーティンをはじめとしたカーアクションも楽しめる
スペクターとの戦いの後、現役引退したジェームズ・ボンドは愛する女性マドレーヌと静かな生活を送っていたが、スペクターの残党たちからの襲撃を受け、彼女との別れを決める。それから5年後、姿を隠していたボンドの元にCIAと米国国防省からロシア細菌学者救出の要請が届くが、それを断るボンドの前に新たな女性007が現れた。彼女の出現に胸騒ぎを覚えたボンドは、さらなるスペクターとの戦いに参入することに。
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職務に復帰したボンドは、戦いの舞台をキューバ、ロンドン、ノルウェーへと移しながら、細菌兵器学者の残した人類殺戮細菌兵器「ナノマシン」の停止、そしてマドレーヌと過去に因縁を持つ能面の男 サフィン(日本でも大ヒットしたクイーンの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」でフレディ・マーキュリー役のラミ・マレックが演じている)にさらわれたマドレーヌと彼女の娘 マチルドを救出するため、サフィンが潜伏する旧ソ連の軍事施設に最後の戦いに向けて乗り込むのだが・・・。
今回の「ノー・タイム・トゥ・ダイ」、実は1969年に公開された「女王陛下の007」からのリブートとなる。若い読者諸氏は記憶にないかもしれないが、「女王陛下の007」のみでボンドを演じたジョージ・レーゼンビーと、本作でボンドを引退するとしたダニエル・クレイグ。2人の姿がそれぞれ最後の007となるという共通性は、007映画ファンには感慨深いものではないだろうか。
また、007映画というと登場する車両に興味を惹かれるのはクルマ好きにとって必然。本作では、007でお馴染みのアストンマーティン車は何車種も登場する。「ゴールドフィンガー」で初登場したDB5をはじめ、「007/リビング・デイライツ」にも登場したV8サルーン ヴァンテージ、エンジンをミッドシップしたハイパーカーのヴァルハラ、そしてDBS スーパーレッジェーラのほか、トライアンフ スクランブラー、トヨタ ランドクルーザープラド、レンジローバースポーツ、ランドローバー ディフェンダー、ジャガー XF、マセラティ クワトロボルテなどが画面狭しと疾走する。どれもド派手にジャンプしたりクラッシュしたりと、その壊れっぷりにドキドキしてしまう(笑)。
なお、ボーナス ブルーレイには撮影風景、アクション撮影、ボンドの世界、007のデザイン映像を収録(約37分)。4K UHDにはプラスしてダニエル・クレイグが演じたボンドの軌跡を追うドキュメンタリー映像(約47分)が収録されている。どちらを手に入れるかは、お好み次第だ。
シリーズ初の女性007といった話題も盛り込みつつ、1962年の「007は殺しの番号(「007/ドクター・ノオ」)からずっと見続けているような007=ジェームズ・ボンド映画ファンには納得できない部分も残るのだが、60年も続く007映画歴史の中では社会情勢も変化し、時代に沿った007映画へとスタイルやキャラクターたちが変容していくのは当然のことかもしれない。
基本スタイルは残しつつ新たな挑戦を続けているからこそ、007映画は長く愛され、製作され続けているのだろう。果たしてダニエル・クレイグ勇退後、新たなる007スタイルを見せてくれるのはどんな俳優になることだろう。我々は常に期待と不安を抱えつつ、007映画の新作を待つことになる。それを喜びとして受け止めようではないか。(文:永田よしのり)
「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」
イギリス・アメリカ映画(2021年/163分)
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
出演:ダニエル・クレイグ、ラミ・マレック、レイフ・ファインズ、レア・セドゥほか
発売:2022年3月2日
発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
価格:4980円(ブルーレイ+DVD)/6980円(4K Ultra HD+ブルーレイ)
NO TIME TO DIE Ⓒ 2021 Danjaq & MGM. NO TIME TO DIE, 007 Gun Logo and related James Bond Trademarks, TM Danjaq. Package Design Ⓒ2021 MGM. All Rights Reserved.
[ アルバム : 「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」 はオリジナルサイトでご覧ください ]
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