■ヘッドライトが無い!? 斬新デザインの240Zとは
日産を代表する「フェアレディZ」。初代モデルは米国で「ダットサン 240Z」として展開されました。
そんな名車ともいえる240Zを斬新デザインにカスタマイズした個体がオランダで発見されましたが、どのような特徴があるのでしょうか。
【画像】ヘッドライトはどこに? 攻めすぎた「240Z」が凄い! 実車の内外装を見る!(11枚)
1969年に登場した初代フェアレディZ(S30型)は、それまでのオープンスポーツカーだった「ダットサン フェアレディ」から居住性を高め、ゆったりとクルージング可能なGTカーへ劇的に変化を遂げます。
そのスタイリングは、より低く長くワイドなを実現。この造形は現行となる7代目フェアレディZのシルエットやフロント&リアに引き継いでおり、魅力的なデザインに仕上がっています。
またパワートレインにおいては、北米仕様の「ダットサン 240Z」に設定されていた最高出力151馬力を発揮する2.4リッター直列6気筒エンジンは世界ラリーなど数々のモータースポーツシーンで活躍し、そのポテンシャルを証明しました。
このような特徴を持つ「Z-Car」の名で親しまれた初代「Z」は、1978年までの8年間で世界販売52万台以上を記録し、世界でもっとも売れたスポーツカーのひとつとして知られます。
そんななか、1973年式の240Zがオランダで販売されています。世界各国で現在でも販売されている240Zですが、オランダの個体は見た目が特徴です。
通常の240Zは、フロント左右にくり抜かれたような丸形ヘッドライトや、フェンダーミラーが装着されています。
一方でオランダの240Zでは、特徴的なヘッドライトは廃止され一見ヘッドライトが存在しないようなカスタマイズが施され、さらにフェンダーミラーもドアミラー化されました。
肝心なヘッドライトは、リル内部に埋め込まれたほか、フロントバンパーから流れるようなフェンダーやサイドダクトを採用。
さらにリアでは、リアウィンドウルーバや1本出しセンターマフラーを装着することでレーシングカーのような仕上がりとなっています。
内装は、ウッドステアリングや赤レザーの内張りが印象的です。
取り扱うオランダの販売店はこの240Zについて次のように話しています。
「1973年式ダットサン240Zのレーシーな外観がとてもソリッドです。エンジンも載せ替えて搭載しています。
またフロアもしっかりとした補強しており、ベルギー政府の書類が貼られた特別な1台です」
※ ※ ※
オランダの240Zの価格は1万9460ポンド(約325万円)となっています。
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みんなのコメント
あと誤字くらい直せや。リルって。