8月26日、WRC世界ラリー選手権は10月15~18日に予定されていた2020年シーズン第6戦ドイツの開催がキャンセルされたことを受け、WRCイタリアの日程変更を含む改訂版スケジュールを発表した。
新型コロナウイルスの世界的流行にともなう年間カレンダーの変更のなかで、今季第6戦のスロットに入っていたWRCドイツ。しかし、同イベントはドイツ当局の承認を得ることができず、開催が断念されることになった。
WRC:ラリージャパンの代替戦はベルギーに。改訂版2020年カレンダー発表
ドイツでは、新型コロナ感染症の拡大防止策として大規模イベントの観客動員禁止期間が10月末まで延長されている。WRCドイツの主催団体であるADACは、この決定に基づきバウムホルダーの軍事訓練エリア内で、観客を入れずにラリーを開催する計画を進めてきた。
しかしながら、エリア内で許可された最大人数の350名の枠内では競技関係者やイベント運営スタッフの総員数を収めることはできず、イベントが開催不可能であると判断。また、周囲80kmにも及ぶバウムホルダーエリアへの不正アクセスに対応することが難しく、安全を確保することができないことも中止決定の要因となっている。
■F1エミリア・ロマーニャGPとの衝突を回避
今季第7戦として開催が予定されていたラリー・イタリア・サルディニアのイベント主催者であるオートモビル・クラブ・ディ・イタリア(ACI、イタリア自動車クラブ)は、WRCドイツ・ラウンドがキャンセルされたことを受け、大会のリスケジュールを申請。これがFIA国際自動車連盟、モータースポーツ統括団体、WRCプロモーターの3者の下で合意された。
これによりWRCイタリアは当初の10月29日~11月1日から3週間前倒しされ、10月8~11日へと開催日程が変更されている。これは先日アナウンスされたF1の2020年改訂版スケジュールで、イモラ・サーキットでの開催が決まったエミリア・ロマーニャGPとの日程重複が回避されている。
ACIのアンジェロ・スティッキ・ダミアーニ会長は、他の選手権カレンダーに合わせて日程を調整するのは難しい作業だったと語った。
「ACIでは、2020年ラリー・イタリア・サルディニアの新しい日付を再設定するために努力を続けてきた」と同氏。
「すべての利害関係者のニーズをまとめ、サルデーニャ地域で(イベントが)うまく機能する適切な日を見つけるのは容易ではなかった」
「この非常に困難な年においてACIは、モンツァ、ムジェロ、イモラでのF1開催ですでに示されているように、我々の下でコンペティションを確認し国内および国際的なモータースポーツを守りたいと考えてきた」
「WRCイタリアを実現するために、絶対的な支援をしてくれたサルディニア地域の人々に感謝している」
WRCドイツのキャンセル、イタリア戦の日程変更を発表したシリーズは、改めて2020年シーズンの改訂版スケジュールを公開。これによれば、ドイツ・ラウンドの代替イベントはなくラリー・イタリアが第6戦となり、ラリージャパンの代替戦としてスロット入りしたベルギーのイプルーがシーズン第7戦、つまり最終戦として行われることになっている。
■WRC世界ラリー選手権 2020年改訂版スケジュール(8月26日付)
RoundRallyDateRd.1モンテカルロ1月23~26日(終了)Rd.2スウェーデン2月13~16日(終了)Rd.3メキシコ3月12~15日(終了)Rd.4エストニア9月4~6日Rd.5トルコ9月18~20日Rd.6イタリア10月8日~11日Rd.7ベルギー11月19~22日
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