現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > なぜトヨタ車「C」頭文字の車名が多い? カローラからセンチュリーまで共通の理由とは

ここから本文です

なぜトヨタ車「C」頭文字の車名が多い? カローラからセンチュリーまで共通の理由とは

掲載 更新 3
なぜトヨタ車「C」頭文字の車名が多い? カローラからセンチュリーまで共通の理由とは

■なぜ頭文字に「C」を採用?

 自動車メーカーが販売するクルマは、販売される国や地域、コンセプト、特性などを考慮して車名が付けられています。同じクルマでも文化や習慣の違いから車名が違うことや、販売チャネルごとに異なっている場合もありました。

ガソリンなんて気にしない! 国産車燃費激悪ランキングワースト3!

 そんななか、かつてのトヨタ車の多くには、ある車名の共通点があるといいます。どのような共通点があるのでしょうか。

 現在では、少なくなりつつありますが、1980年代から1990年代のトヨタ車には、車名の頭文字に「C」が採用されることが多かったのです。

 すでに生産中止され国内市場から姿を消した コロナ(CORONA)、コルサ(CORSA)、カリーナ(CARINA)、カルディナ(CALDINA)、セリカ(CELICA)、カレン(CURREN)、クラシック(CLASSIC)、サイノス(CYNOS)、キャバリエ(CAVALIER)、キャミ(CAMI)、チェイサー(CHASER)クレスタ(CRESTA)、セルシオ(CELSIOR)、コンフォート(COMFORT)。

 現在でも、トヨタの歴史を代表する車種としてラインナップされるクラウン(CROWN)、カローラ(COROLLA)、コンパクトSUVとして人気の高いC-HR、北米で人気の高いカムリ(CAMRY)、ダイハツのスポーツモデルをGRブランドとして販売したコペン GR SPORT(COPEN)、そしてトヨタの最高級車センチュリー(CENTURY)です。

 このように、トヨタには多くの「C」から始まる車種が多いことが分かります。なかでも、一部車種では頭にかぶる冠を表すコロナ(光の冠)、クラウン(王冠)、カローラ(花冠)、カムリ(冠)という共通点もあります。

 トヨタ車の多くが「C」から始まる理由について、トヨタの関係者は次のように話します。

「明確な理由は定かではないですが、かつて『C』が付くと売れるといわれていたこともあり、多少は影響しているのかもしれません。ただし、車名はそのクルマを販売するうえで大切なものです。

 開発部門やマーケティング部門、販売部門などで何度も議論されるため、『C』から始まる共通点があるにせよ、それぞれの車種には開発コンセプトに沿った明確な理由があると思います」

 また、販売面での車名の影響について、トヨタの販売店スタッフは次のように話します。

「販売する車種の頭文字に『C』が多いというのはあまり意識しておりません。ただし、車名は購入検討の際に重要な要素を持っています。

 たとえば、2019年に発売されたカローラ/カローラツーリングを見られたお客さまは、当初カローラという車名が付いていたため、敬遠されていました。しかし、実際に試乗された後は気に入って頂いたようで最終的にはご購入頂いております」

※ ※ ※

 車名は聞くだけでどのような車種かをイメージできます。かつて、プリウスがハリウッドスターからも愛用された時代には、「プリウス=エコ」というイメージが定着しました。

 また、逆に商用バンといえばハイエースというイメージも定着しています。このように、車名は販売面でさまざまな影響を及ぼす大切なものなのです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

走行中、後ろから緊急自動車が! 譲らないと「違反」に!
走行中、後ろから緊急自動車が! 譲らないと「違反」に!
くるくら
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」登場! 豪華“ウッド”&茶内装が超カッコイイ! 充電システム×エアコンも完備のケイワークス「アーチザン Type I」お台場で実車公開
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」登場! 豪華“ウッド”&茶内装が超カッコイイ! 充電システム×エアコンも完備のケイワークス「アーチザン Type I」お台場で実車公開
くるまのニュース
【ヤマハ】Netflix の新作SFアニメ「Tokyo Override」にヤマハがデザインしたバイク「Y/AI(ワイエーアイ)」が登場!
【ヤマハ】Netflix の新作SFアニメ「Tokyo Override」にヤマハがデザインしたバイク「Y/AI(ワイエーアイ)」が登場!
バイクブロス
キャンプ・災害に備える手のひらサイズの携帯浄水器「Greeshow GS-288」のセール実施中!
キャンプ・災害に備える手のひらサイズの携帯浄水器「Greeshow GS-288」のセール実施中!
バイクブロス
ミツオカ新型「M55」世界初公開に反響多数! MTのみ設定&“旧車”デザインに「良すぎる」の声! 青内装の「ゼロエディション」が話題に
ミツオカ新型「M55」世界初公開に反響多数! MTのみ設定&“旧車”デザインに「良すぎる」の声! 青内装の「ゼロエディション」が話題に
くるまのニュース
クシタニが2024-25FWガーメントを発売! 暖かさと運動性の高さを両立した防寒パンツ・ブーツ・グローブをラインナップ
クシタニが2024-25FWガーメントを発売! 暖かさと運動性の高さを両立した防寒パンツ・ブーツ・グローブをラインナップ
バイクのニュース
ついに昔の[ダイハツ]が蘇る!? [不祥事]以来変わった[社内の雰囲気]とは
ついに昔の[ダイハツ]が蘇る!? [不祥事]以来変わった[社内の雰囲気]とは
ベストカーWeb
ニューズウィーク誌が選ぶ「2025年最も期待される新型車」にベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」が選出されたもっともな理由…とは?
ニューズウィーク誌が選ぶ「2025年最も期待される新型車」にベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」が選出されたもっともな理由…とは?
Auto Messe Web
フィアット125周年をイタリアが国をあげて祝福、2つの特別展示会をトリノで開催
フィアット125周年をイタリアが国をあげて祝福、2つの特別展示会をトリノで開催
Webモーターマガジン
「ランクル」兄弟で最もモダンな“250”に試乗! オンロードでもオフロードでも隙がない万能モデルだ。【試乗レビュー】
「ランクル」兄弟で最もモダンな“250”に試乗! オンロードでもオフロードでも隙がない万能モデルだ。【試乗レビュー】
くるくら
「クルマの左寄せ」苦手な人が多い!? よく見えない「左側の車両感覚」をつかむ“カンタンな方法”がスゴい! JAFが推奨する“コツ”ってどんなもの?
「クルマの左寄せ」苦手な人が多い!? よく見えない「左側の車両感覚」をつかむ“カンタンな方法”がスゴい! JAFが推奨する“コツ”ってどんなもの?
くるまのニュース
文化を身近に。BMWが贈る特別イベントに名門ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団が登場!
文化を身近に。BMWが贈る特別イベントに名門ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団が登場!
OPENERS
アルピナの未来、26年「BMW傘下」でどう変わる? 高性能EV&Mモデルとの差別化を考える
アルピナの未来、26年「BMW傘下」でどう変わる? 高性能EV&Mモデルとの差別化を考える
Merkmal
全長2.5mで新車100万円級! トヨタの「斬新2シーターモデル」がスゴイ! めちゃお手頃サイズなのに「必要にして十分」の“おふたりさま向けマシン”とは
全長2.5mで新車100万円級! トヨタの「斬新2シーターモデル」がスゴイ! めちゃお手頃サイズなのに「必要にして十分」の“おふたりさま向けマシン”とは
くるまのニュース
高すぎるよぉ…! 価格が暴落したら買いたいスーパーカー3選
高すぎるよぉ…! 価格が暴落したら買いたいスーパーカー3選
ベストカーWeb
男性が乗って女性にモテるクルマTOP5は? ChatGPTに聞いて出た「ホントかよ!」な答えとは!!
男性が乗って女性にモテるクルマTOP5は? ChatGPTに聞いて出た「ホントかよ!」な答えとは!!
WEB CARTOP
悲喜交々のST-4。「複雑な気分」のENDLESS GR86と「逆に清々しい気持ち」で5連覇を逃した冨林勇佑
悲喜交々のST-4。「複雑な気分」のENDLESS GR86と「逆に清々しい気持ち」で5連覇を逃した冨林勇佑
AUTOSPORT web
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
光岡、話題の55周年記念車『M55』を市販化、100台限定で808万5000円
レスポンス

みんなのコメント

3件
  • 昔からトヨタはGMを商売のお手本にしていたから、車名もシボレーを意識していたんじゃないかな。シボレーも昔からCで始まる車名が多い。インパラとかマリブとかモンテカルロとか、例外もたくさんあるけどね。
  • 頭文字Cはトヨタ以外でも多々ある。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

202.9251.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.9450.0万円

中古車を検索
カローラの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

202.9251.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.9450.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村