再び注目を集めるか? 「自転車タクシー」考察
一般ドライバーが自家用車を使い、有料で乗客を目的地まで送る、いわゆる「ライドシェア」は、政府が新たな制度を作り、2024年4月から一定の条件のもとで解禁する方針を決めたことで、にわかに注目を集めています。
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これまで道路運送法で禁じられていた行為が導入されることについて、安全面などに対する不安から反対の声も上がっていますが、その背景には、全国各地で深刻になっているタクシー不足といった地域交通が抱える社会問題の解決策として有効な手段になるのではないかという期待があります。
確かに、移動手段が少ないことは日々生活を送るなかで大きなデメリットになります。さらには、身体能力の衰えなどでクルマの運転に不安を感じたり、家族の心配もあって運転免許証を返納する高齢者も増えている流れを考えると、新たな移動手段を用意することは急務だと言えるかもしれません。
そこで、自転車の利用促進を強く推したいのはもちろんのこと、「自転車タクシー」を復活させるのはどうでしょうか?
「自転車タクシー」とは、車体の前や後、横に取り付けた客席に乗客を乗せて運ぶ2輪もしくは3輪の自転車です。インドや東南アジアでは広く普及しているので、その姿をイメージする人も多いのではないでしょうか。
じつは日本でも、第2次世界大戦後の短い期間ですが、「輪タク」の名称で爆発的に普及した時期がありました。皮肉なことに、モータリゼーションの到来でタクシーの台数が増加するに従い、次第に姿を消してしまったそうです。
欧米では「自転車タクシー」が経済的で環境に優しい交通手段として再認識され、実際に運用されています。自転車自体も最先端技術を駆使した軽量ボディや電動アシストなどを利用することで、かなり機動力の高い高性能なものになっており、人力とはいえ移動の足として十分な活躍を見せているそうです。
人力なのでクルマやバイクと同じような移動することはできませんが、自転車の小回りの良さを活かし、細い道を使えば最短距離で移動することもできるため、バス停と駅をつないだり、自宅からスーパーまでの送り迎えを頼むなど、公共交通機関の隙間を埋める移動手段として有効なのではないでしょうか。
実際、日本でも一部の観光地などで自転車タクシーが使われている実例は存在します。
もちろん、現在の日本の交通事情を考えたら、そのまま自転車タクシーが道路に乗り入れることは危険を伴うので困難でしょうし、自転車を運転する人の処遇をどうするかなどの課題は盛りだくさんなので、「自転車タクシー」が交通手段として普及するのは現実的ではないかもしれません。
しかし場所を限定すれば有効な手段かも……など、上手に使う方法を考えてみるのは、新しい移動手段を考案する際の議論を広げてくれるのではないでしょうか。
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みんなのコメント
さらに言うと真夏、真冬に乗ってられるか?